ディズニーシーそばの三角点

三角点を探る旅 43

地図を見ると、ディズニーシー駅のそばに三角点があることがわかった。
ディズニーシー駅の横にある「浦安市運動公園」の中にあるようだ。

上の写真の右フェンスの向こうにあるようだ。
行ってみると、そこは、

アンツーカーと芝生の立派な陸上競技場だった。

建物の受付で、三角点のことを聞いてみる。 「三角点?」とびっくりしたような返事。4年前というから 2014年(平成26年)この陸上競技場ができたということだ。
係の人と一緒にフィールドのまわりや、フェンス付近を歩いて調べさせてもらった。
私の見た限りでは見つからなかった。
受付の人も「三角点のことについては,まったくわかりません」という返事だった。
「以前はここは野球場だっんですよ」とおっしゃっていたが、工事の中で三角点は消えてしまったようだ。

大阪に帰ってから国土地理院のホームページをしらべると、ここの三角点の写真があった。

なるほど、野球場らしいフェンスが見える。

「平成23年12月22日」の調査の写真のようだ。
金属の蓋には「三角点 国土地理院」という文字が書かれている。
平成23年だから、陸上競技場ができる前の写真であることがわかる。

上の写真はグーグルで見た現在のディズニーシー周辺のもの。
きれいなアンツーカーの陸上競技場。以前は野球場だったということだ。
この建設工事の中で移転されたのか、埋められたままになっているのか、それはわからない。
国土地理院の写真によると、金属の蓋があったからその中に三角点があったのだろう。ひょっとしたら競技場のフィールドの周囲の芝生の中にあったのかもしれないが、そこまでは調べることができなかった。
関係者らしい受付の人の話では、三角点の移設などの話は聞いたことがないということだ。四等三角点だからマイナーな話題だったのかもしれない。

ディズニーシーのそばにある三角点、とワクワクしながら行ったが見つけることはできなかった。残念な話だ・・・・。

 

 

 

 

ディズニーシーにある、フーコーの振り子

フォーレスト・エクスプロレーションには、おもしろいものがたくさんある。

「カメラ・オブスクラ」のある建物からすぐ隣の建物にあったのは、「フーコーの振り子」ではないか。
結構な高さの振り子だ。

そばにある説明板には、

「偉大なるイタリアの天文学者、数学者、そして物理学者であるガリレオ・ガリレイは、振り子の振動の周期は振幅の大きさにかかわらず、一定であるという性質を発見した。またガリレオは近い将来、時間の計測において、振り子の性質が大いに役立つことになるだろうと述べている。
・・・(略)・・・・」とあり、「フーコーの振り子」という言葉は書かれていない。

私が本物のフーコーの振り子を見たのは、大学生の時だった。東京学芸大学に行ったとき、ホールの天井からぶら下がっているのを見て、「これがフーコーの振り子か」と感心したことを覚えている。

東京浅草にある「国立科学博物館」に行ったときも、「フーコーの振り子」を発見し、「科学館というところには、やっぱりフーコーの振り子はないとねえ」と思ったこともある。
姫路科学館にも「フーコーの振り子」があった。ここはディズニーシーの振り子と同じように、振り子の周りにピンが並べられていて、振り子の重りがピンをたおしていた。

「フーコーの振り子」は地球が自転していることを物理的に証明する素晴らしいものなのだが、そのことがここディズニーシーの「フーコーの振り子」の説明になかったのが残念だった。
フーコーがこの実験を行ったのは、1851年のことだと伝えられている。(フーコーの振り子がなぜ地球の自転を証明するのかの説明はここでは省く。インターネットで検索するといろんな説明が載っているのでそれを参照されたい。)

プラネタリウムもある。水星、金星、地球、火星、木製、土星の惑星を動かすこともできる。天井には銀河の星々が輝いており、ゆったりとした時間が流れている。

 

これはレオナルド・ダ・ビンチが考えた羽ばたき式の飛行機ではないか。
ここだけでも丸々一日かけて見学したいところだ。
フォーレスト・エクスプロレーションは、本当に面白いところだ。

 

 

 

 

 

 

 

ディズニーシーにある、カメラ・オブスクラ

ひさしぶりにディズニーランドとディズニーシーに行ってきた。
上の写真は飛行機の中から写した富士山。
「頭を雲の上に出しー」という歌の通りの写真になった。

目的地はフォートレス・エクスプロレーション。ここに長年の間、是非実物を見たいと思っていたものがある。

カメラ・オブスクラだ。私の思っていた以上に大きかったし、画像も鮮明だった。
これならこの画像を利用して写生画を描くことができたことが理解できる。

天井に穴があり、そこから鏡とレンズを通して外の風景を写しているのだ。

上の写真はウィキペディアからの資料。
ディズニーシーにあるフォーレスト・エクスプロレーションに、この資料にあるようなカメラ・オブスクラがつくられている。

鏡の部分をアップすると、

よく磨かれた鏡と、精度の良いレンズが有るに違いない。 これだけ鮮明な画像が映し出されるというのは、レンズの大きさと精度の良さからくるものかもしれない。 私の自作のカメラ・オブスクラでは、これほど美しい画像は映し出されなかった。 ディズニーシーに来てよかった、思えた瞬間だ。

ディズニーシーの案内の人に「カメラ・オブスクラは?」と聞くとすぐに教えてくれた。ただ、「カメラ・オブスクラとは何か」という説明は私の見た限りどこにもなかった。カメラの原点となったカメラ・オブスクラ。説明パンフとか説明のボードがあればなあと思った。
カメラ好きな人には必見の場所だと思う。