天然酵母でパン作り31

ベーコンエピ

 

田辺由布子さんの「素朴がおいしい天然酵母パン」にある「ベーコンエピ」。

田辺さんの本には、「麦の穂という意味を持つエピに、ベーコンの旨味をプラスしました」とある。
パン屋さんでも人気があるパン。ちぎれそうにくっついているのはどうして作るのだろう?という疑問もあり、挑戦してみることにした。

材料は、
フランスパン用粉・・・250g
全粒粉(細挽き)・・・50g
生種・・・25g

はちみつ・・・小さじ1/2 、水・・・180ml 、塩・・・6g

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材料を全部入れて、ホームベーカリーの捏ねる機能を使って20分ほどこねる。丸めてボールに入れて室温(25度くらい)で一次発酵。7時間後ぐらいが右の写真。すこし発酵させ気味かも・・・。

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軽く押さえてガスを抜き、四等分する。生地がべたつくような時は、打ち粉をする。

とがっとほうからくるくる巻き、巻き終わりを下にして置く。固く絞ったぬれぶきんをかけて20分ほどベンチタイム。

 

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田辺さんのレシピより、「生地を軽く押さえて平たい長方形にのばし、生地を手前1/3ほど折る。ベーコンをのせて両端を持ち、ベーコンの長さになるまでゆっくりと記事を引っ張って伸ばす。生地をベーコンごと手前1/3ほど降り、親指のつけ根で押さえていく」。 生地が柔らかかったので、なかなかレシピ通りにはいかない。とにかくベーコンを巻いて棒状に整形していった。

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閉じ目を下にして天板にならべる。本当ならオープンシートを敷きたいところだが、なかったので直接並べている。

オープンの発酵機能を使って90分ほど二次発酵させる。使用しているオープンによって時間は変わってくるのでよく見ながら発酵させる。

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長さは天板に固定されているので、横にのびて,ふっくらとした仕上がりになった。 ここでオープンを210度に予熱をする。 発酵した生地をハサミで斜めに深く5,6箇所切込みを入れ、左右に生地をたおす。これが完成の時の形になるのだ。

オーブンを210度で予熱する。
天板が二枚ある時は下の天板も一緒に熱しておき、生地を並べた上の天板を入れるときに、水を入れて(200ccぐらい)蒸気を出す。天板が一枚の時は、生地の周りに霧吹きでたっぷり霧を吹きかける。

210度で20分ほど焼く。しかしここも、自分が使っているオーブンによって、焼き上がりの時間がかわってくるので注意して見ておく。

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なかなか美味しそうじゃありませんか。 外側はフランスパンのようにパリっとして、なかはもっちりしている。ベーコンの塩味が食欲をそそる。 形はチヨットふぞろいだが、おいしいパンに仕上がった。

 

 

天然酵母でパン作り30

オレンジフィセル(中種法)

 

熊崎朋子さんの「夜仕込んで朝焼きを食べるおいしい天然酵母パン」にある「オレンジフィセル」をつくる。

フィセルとは、フランスパンの一種で、バゲットよりも細くて短いものを言うらしい。

さて材料は、
・ボウル大に
  強力粉・・・150g
・ボウル小に
  強力粉・・・110g
  塩・・・4g
  砂糖・・・5g

水110g+酵母15g 
マーマレード・・・50g
を用意する。マーマレードは生地作りの時に、ボウル小の材料と一緒にボウル大に入れる。
ボウル大の強力粉に水と生種を入れて中種を作る。
混ぜあわせて4〜5時間ほど発酵させたのが下の写真。左のボウル小には、強力粉と塩と砂糖が入っている。ここにマーマレードを入れて混ぜあわせてこねる。
4分〜5分ほどでまとまってくる。丸くしてボウルに入れて90分の一次発酵。

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一次発酵させた生地を四等分し、フキンをかけて5分間ほど休ませる。

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生地を縦長に置き、めん棒で縦12cm✕横8cmほどに伸ばす。 生地を横長に置き直し、中央で3mm程度重なるように上下を折りたたみ、全体をよく押さえてから5分休ませる。

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さらに二つ折りにし、閉じ目をしっかり閉じ、転がして25cmほどの長さにする。

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IMG_6720 50分ほど二次発酵させる。私の場合はオーブンの発酵機能を使った。
左の写真が、発酵後の様子。
オーブンを190度で予熱をする。ナイフで4本のクレープを入れる。
このクレープが難しい。思うように開いてくれないからだ。

 

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左の写真のように、カミソリを使ってかなり深くまで、大胆に切り込んでみた。

結果から見ると、そのやり方が良かったようだ。でも切込みを入れる時は、こんな深くまで切って大丈夫かな、と思ってしまう。

 

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クレープを入れるときに、生地にフルイを使って強力粉をふりかけている。写真の粉がふいているように見えるのは、ふりかけた強力粉が焼けたから。

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コーヒとゆで卵と自家製のジャム、ちょっとリッチな朝ごはん。 いかがですか?

 

 

 

天然酵母でパン作り 27

あんぱん(リング型)

 熊崎朋子さんの「リング型で焼く天然酵母のケーキとパン」(毎日コミュニケーションズ)に、あんぱんがあるので、これをつくろうと思った。
材料はボウルに、
強力粉・・・・210g
薄力粉・・・・20g
砂糖・・・・・35g
塩・・・・・・5g
計量カップに、
卵・・・・95〜100g(約1個半)
牛乳・・・35g
生種・・・17g
あんは、20gずつに丸めておく。

ボウルの材料をフードプロセッサーに入れて、数回パルスし、計量カップの材料をよくかき混ぜてから加えて、さらに数回パルスする。
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バターをちぎって入れて、5回ほどパルスして1分間まわす。生地を取り出して数回こねてまとめる。 私のもっているフードプロセッサーでは、生地が固めになっていたの1分間まわす時には固まりになっていたのでスムーズにまわらなかった。 IMG_5561 IMG_5564 IMG_5566

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ボウルに取り出して温かいところで4〜5時間発酵させる。 私は、ボウルを発泡スチロールの箱に入れて、こたつの中に入れておいた。(温度が上がり過ぎないようにときどき点検した)
下の写真左が発酵前の様子。右が5時間発酵させた時の生地の様子。

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冷蔵庫に入れて1時間ほど休ませる。本には「1時間〜一晩」と書いてある。私の場合は、次の作業にうつるまでに2時間ほどほっておいた状態だった。
ここが天然酵母の使いやすいところで、冷蔵庫に入れておいて時間調整ができる。

 

冷蔵庫に入れておいた生地を出して2等分し、作業中残り半分は冷蔵庫に戻しておく。半分にしたものを6等分する。

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 生地を手のひらでおして直径10cmぐらいに伸ばして、あんをのせる。あんを包んだ生地をボール型に等間隔に並べて置く。冷蔵庫に入れておいた残りの生地も同じようにする。リング型二つが出来上がる。

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オーブンの発酵機能を使って60分ほど二次発酵させる。刷毛で溶いた卵液をぬる。 IMG_5584 IMG_5586

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160度に予熱したオーブンで10分焼く。
180度に温度を上げてさらに8分焼く。
(レシピでは8分だが、私のオーブンでは半分の4分ほどでいい具合に焼きあがったのでそこでストップした。ここは自分の持っているオーブンによる)

 

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 天然酵母の生地はほんとうにおいしい。 サクッとしていて、ほどよくしっとりしている感じがあんによくあう。 お茶でも紅茶でも、コーヒーでも美味しくいただける。中に入れたあんは、本ではこしあんを使っているが、つぶあんでも美味しいと思う。次回はつぶあんを使ってみよう。ここは好みの問題なのだろうなあ。
(リング型が古くなってきたので、焼きあがった生地がさっと取れなくなった。
リング型にたっぷりとバターなどをぬっておかなくてはいけないようだ。)