車麩(くるまふ)を使った料理

テレビで車麩(くるまふ)を使った料理番組があった。
精進料理だったが、面白そうなのでネットで調べてみると、家で簡単にできそうなレシピがたくさん並んでいた。
そのなかから、「唐揚げ」と「フレンチトースト」を作ってみようと思った。
左の写真は車麩を水でもどしているところ。

たっぷりのぬるま湯に入れて、上からお皿を置いて浮かび上がらないようにしておいた。約1時間後が上の写真。

車麩の唐揚げ

ボールに醤油、さとう、おろしニンニク、みりんをいれてよく混ぜる。
量は、車麩二つ分で、
醤油・・・大さじ1
砂糖・・・大さじ1
おろしニンニク・・大さじ1
みりん・・・大さじ3
私は車麩4枚使ったのでこの二倍の量にした。

もどした車麩の水分をとり(両手で挟んで水分を取る方法にした)、さきほどつくったタレにつける。よく吸い込んでくれる。

片栗粉をまぶし、油(160度〜170度)で揚げる。
短時間できつね色にあがっていった。予想より短い時間だった。
ペーパータオルの上にとり、余分な油分をとっておく。

お皿に並べ、横にレタスを置くと、どうですか。車麩には見えない!
味もお麩とはわからない。
唐揚げのような食べる時のボリューム感には負けるが、ビールのアテには十分だ。

車麩のフレンチトースト

卵1個、砂糖大さじ1を混ぜておく。それを車麩4枚に染み込ませる。

フライパンに油を引き、車麩をのせる。
焼き上がりの色を見ながら、全体に火が通って、きつね色になったところでお皿にとる。熱いうちに砂糖などをふりかけてできあがり。

コーヒーなどにピッタリあったスイーツのできあがり。
フライパンなので、芯まで熱が通っているかが不安だったが、軽い食感でいただいた。卵と砂糖を牛乳や豆乳で溶かしたほうが味も深みが増したかも、というのが妻の意見。なるほど。油であげたらどうなるのだろう? そんなことを考えると、また楽しみが増えてきた。

*お麩は、小麦粉のグルテンからできているので、小麦粉アレルギーの人、グルテンフリーをめざしている人には、この料理は全く正反対のお料理。
アレルギーのない人には、カロリーの少ない料理といえる(と思う)。

 

 

 

火星と木星が大接近 1月7日

アストロアーツのホームページに「火星と木星が大接近」という記事があった。

これはおもしろそうではないか。 国立天文台のホームページも調べてみた。
下の写真が1月7日午前6時の大阪の空の様子。

火星と木星の南中の時間が一緒ということは、すぐそばにあるということだ。
上の図では木星しか表記されていないが、火星がすぐそばにあるはず。

1月7日は残念ながら快晴ではなく、左の写真のように薄曇りだった。

しかし雲が薄くなった時に見えた星を写真をとることはできた。

下の写真がその写真。
35mmの標準レンズで撮っている。
ブログにのせるために周囲をカットしてトリミングして、木星が見やすいように加工している。

しかしなんとも小さく写っている。
ほぼ中心に点のような星が写っているのがわかるだろうか。人間の目にははっきりと星が光っているのがわかるのに、写真に取ると、「あれ?こんなに小さかったかなあ」と思うことが多い。それだけ人間の目はすごいということと、人間は目だけでなく、脳で見ているからだと思う。

望遠レンズに変えて写真を撮ってみた。

白く輝いている星が木星。その右下にある赤っぽい星が火星。
250mmの望遠レンズ。露光時間をもう少し長くしたほうが良かったかもしれない。
惑星にピントをあわせるのはむずかしい。私のカメラのオートフォーカスでは対応できないので、手動でピントを合わせる。今回は月にピントを合わせておいて、その状態で木星と火星の写真を撮った。

「視野0.5度、月の直径の半分くらいの距離に接近していると」、アストロアーツのホームページでは紹介している。
方角を変えて木星と火星を撮った時と同じ条件で撮影した月。
確かに月の直径の半分くらいに木星と火星は接近している。

 

同じ月をiPhone8で撮った写真。拡大も何もしていない状態。
手ぶれがあるために月の形がよくわからない。でも全体の雰囲気がわかるので、一眼レフとiPhoneの両方で撮ることにしている。
月と木星と火星が同じ画面に写ればいいのだが、雲の流れがおおいので無理だった。

実際に木星と火星が接近しているわけではない。それぞれが独自の軌道を描いているわけだが、地球から見てその軌道上の木星と火星が近づいて見えるということだ。天体の動きは日々変化があっておもしろい。古代の人々が、星を見て様々な空想の翼を広げたことが想像できる。

 

 

 

 

南半球の夜空

写真はクリーブランドのモーテルの駐車場から見た空。
西に月が沈むところ。
拡大してみると、

あれ? ちょっとまって。沈む月でこんな欠け方あったかな、、、、。

上の写真は同じ日の香港の夕方の写真。ニュージーランドに向けて出発前に空港で撮った写真。左端に沈む月が写っている。
拡大してみると、

香港の空港で見えた西に沈む月。これが普段見慣れている月だ。

以前のブログで南半球から見えるスーパームーンについて書いたことがある。

http://ungaisoten.com/2015/10/03/スーパームーン%E3%80%80北半球と南半球の違い/

この時は月の満ち欠けの見え方の違いについては書かなかったと思う。
実際にニュージーランドに来て、そこで見える月の欠け方は、予想通りだった。

左が香港(北半球)の月、右がニュージーランド(南半球)の月。どちらも西に沈む頃の月の状態。同じ日の月を見ているのに、北半球と南半球ではその見え方が違う。それはどうしてなのだろうか。
同じ月なのだから、月自身が形を変えているわけではない。変わったのは、月を見ている私自身の位置。月の見方だ。

上の図のように、同じ月を見ているが、地球が丸いため月の見方が変わってくる。 北半球で南半球の見え方を体験するには、下の図のようにすればよい。

上の図は北半球の人が月をみて、自分の目にはこのように見えていると説明しているところ。

南半球の人の見え方を、北半球の人が体験するには、反りくり返って月をみればいい。 香港の月の写真とニュージーランドの月の写真の見え方の違いがわかるだろう。

インターネットで南半球の月の満ち欠けがわかるカレンダーがあった。

左側が北半球の月の満ち欠けの様子、右側が南半球で見える月の満ち欠けの様子。
北半球と南半球とでは満ち欠けの様子の見え方が違うことがよくわかる。

では上の写真の月は、北半球? 南半球?
ニュージーランドで見た月の同じ形をしている。だから南半球・・・ではない。
これは私の家の前から写した月。どうしてニュージーランドの月と同じ形なの?
これは明け方に撮った月の写真だから。東側に昇ってきている月。これから新月に向かっている月。同じような形でも、見ている時間が違うのだ。方角、時間、緯度を考えないとその場所は特定できない。

上の写真はオークランドど撮影した「オリオン座」。
四角形を形づくる四つの星、真ん中に三つの星、オリオン座の特徴だ。
でも何か違う? 何が?

これが私の家で撮した「オリオン座」。
三つ星の下にあるもやもやしたのがM42星雲。
この星雲の位置が日本とニュージーランドとでは逆になっている。まるでオリオン座が逆立ちをしているかのように見える。これもさきほどの月と同じこと。

ニュージーランドの学校で教えている星座の本があればいいのになあ、と思いながら本屋を探すが、今度のツアーではまったくそのような機会はなかった。

南半球の国に行くことがあれば、月の写真や日本で知られている星座の写真を是非とも撮りたいものだ。