太陽系モビール4

水・金・地・火・・・・天・海

次は天王星と海王星を作ることにした。

前回二種類の展開図を紹介したが、私が主に利用したのが上の展開図。
作りたい天王星と海王星の五角形の一辺になるように、上の展開図を拡大コピーして求める展開図とした。
私にとって組み立てるとき、のりしろが大きい方が完成形の強度も大きいので、苦労するが組み立てやすかった。

一番上の写真には水星が抜けていたので、粘土で作った水星を取り付けたのがこの写真。
こうしてみると水星は思った以上に小さく、天王星と海王星は双子のようによく似た大きさ、しかも私の予想をはるかに超えた大きさだ。

天王星と海王星は発見の歴史が興味深い。
国立科学博物館のHPを引用すると、
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1781年3月13日、イギリスの天文家ウィリアム・ハーシェルは、いつものように自分で作った愛用の反射望遠鏡で、ふたご座付近を観察していました。するとそのとき、夜空の星々の配置を暗記してしまっている彼の目に、いつもと違う見慣れない星が入りました。ハーシェルは最初この星を彗星と思いましたが、その後その動きから土星の外側をまわる惑星であることがわかりました。惑星は土星までしかないとずっと思っていた世界中の人々を驚かせた大発見でした。
 天王星が発見されると、その外側にもまだ惑星があるかもしれないと考えられるようになりました。実際、天王星の観測される位置と軌道計算から予想される位置を比べると、少しくいちがいがあることがわかってきました。これは遠くの別の惑星が引力をおよぼしていると考えると説明することができます。フランスのルベリエが計算して予報した位置に、ベルリン天文台のガレが新しい惑星を発見したのは、1846年9月23日のことでした。また、同じ頃イギリスのアダムスも同じ研究をして、その位置を予言していました。ですから海王星発見の業績は、ルベリエ、アダムス、ガレの三人のものとされています。この発見は、天王星のような偶然ではなく、ニュートン力学にもとづいた計算がもたらしたものだったことで、人々に大きな感銘を与えました。

https://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/uranus_neptune/urnsnept01.html

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200年以上前に天王星が発見されていたとは、太陽系発見の歴史はおもしろい。
さて、次は巨大な惑星の土星と木星を作ることにしよう。

木星は一辺が18センチの正五角形、土星は一辺が15センチの正五角形がそれぞれ12個いる。
上の写真は土星用の展開図。真ん中にキャップを置いたのでその大きさがわかると思う。これは本当に大きい。