コーヒー教室 1

図書館で写真のようなパンフレットを見つけた。
「堺サンドイッチキャンパス」という取り組みで、「学びをかさねて、たのしみ、つながり、健康に」というサブタイトルがあったので面白そうだった。
中身を見ると、
バレエ・ストレッチ教室
姿勢を整えるエゴスキュー体験
違いのわかるこだわりのコーヒー教室
ボードゲーム体験
ゆる写真なかまをつくろう

というもので、参加希望が多いと抽選というものだった。
私は「違いのわかるこだわりのコーヒー教室」に応募したところ、当選だったので参加することにした。

場所は三国ヶ丘の「三喜屋コーヒー」のお店。以前に来たことがあるお店で、店内で焙煎をやっているので、興味のあるお店だった。そこが講習の会場なので楽しみが増えた。

講師は三喜屋珈琲株式会社代表取締役社長の園田高久さん。この方はJ.C.Q.A認定コーヒーインストラクター講師をされている。
全日本コーヒー商工組合連合会が主催するコーヒーインストラクター検定の講師もされているという。
そんな方からの講義と実習とはますます興味と関心が湧く。
この講座は全6回で月1から2の講座。

左が講師の園田さん。
第1回目は、講義とドリップ体験
第2回は、コーヒーの基礎知識、ハンドドリップ練習
第3回は、産地・焙煎度の違い。練習
第4回は、カフェオレと簡単ラテアート
第5回は、ハンドドリップ練習
第6回は、焙煎体験
という予定になっている。

講義では私の知らなかったことをたくさん教えてもらった。
まず最初に
「美味しいコーヒーとはなにか?」
これは100人100様。美味しさを感じるのは個人の味覚なので、一概に言えない。言えるのは「使用する水、種などによって味が変わるということ」その体験を通してコーヒーの魅力に迫るというのがこの講座の趣旨なのかもしれない。

コーヒーの種類は大きく分けて2種類

①アラビカ種

 私が普段飲んでいるコーヒーはこの種類だと思う。
 アラビカ種は日中の平均気温が18〜22度の場所で生育する。
 雨量は1400ミリから2000ミリの赤道付近。

②カネフォラ種

 私には馴染みのないものだった。初めて聞くコーヒーの種類。
 歴史はアラビカ種の発見よりもあとになるそうだ。
 日中の平均気温が22〜28度というからアラビカ種よりも暑いところ。
 雨量は2000ミリから2500ミリというからかなりの雨量。

2つのコーヒー種以外にもコーヒー豆は栽培されているそうだが、世界的に見てもこの2つが大きなシェアを占めているそうだ。
アラビカ種とカネフォラ種の大きな違いは、カネフォラ種が実をつけるには他のコーヒーの花粉が必要だということ。アラビカ種は自分の花粉で実ができるそうだ。

上の写真はインターネットから引用したコーヒーベルト地帯の地図。

日本では沖縄などの赤道に近いところでコーヒーの栽培が行われているそうだ。
気温や雨量はオーケーでも、毎年のようにやってくる台風のために苦労が多いそうだ。コーヒー豆ができても一杯一万円といわれても仕方がないのだろう。希少価値を楽しむということかもしれない。

コーヒー豆15グラムをスケールで測り、蒸らしに20cc, 30秒待って150ccを投入。 アラビカ種とカネフォラ種の飲み比べをする。 豆をひくと香りが増す。香りの違い、味の違い、それは見事なくらい違う。

コーヒーの酸味とは

どんなコーヒーがいいですか? 苦味のあるコーヒーですか、酸味のあるコーヒーですか? お店でよくある会話だそうだ。
大抵の人は「酸味はにがてです」というそうだ。
そうした買われのが「キリマンジャロ」「モカ」
園田さんの話によると「酸味のあるコーヒーの代表は、キリマンジャロとモカです。」

コーヒーの酸味とは梅干しやお酢のようすっぱさではなく、
「さっぱりとした、すっきりとしたフレッシュさ」のことだそうだ。
なるほど、勉強になる。英語では
 This coffee has some acidity.

「酸っぱい」は sour を使うそうだ。

宿題が出た。次回の講座まで「コンビニコーヒーの飲み比べをしてくること」
宿題が出るなんて、さっそくコンビニ周りをすることになる。