京都 マメトラ イタリアン

ここは京都にあるイタリアンのお店「マメトラ」。
おもての暖簾には、ワインのボトルを持ったトラと
「Ristorante Italiano Gion MAMETOR マメトラ」の文字が。
赤い提灯には「イタリア料理 マメトラ」と書かれている。
町家を改造したイタリア料理のお店。
京阪電車の「祇園四条』で降り、京都四条南座の前を通る四条通に沿って歩く。
眼の前には八坂神社がみえる。
京都に来たのは三年ぶりか?
コロナ以前のことだから本当に久しぶりだ。

花見小路を建仁寺に向かって歩く。
わらび餅などの和菓子で有名な「ぎおん徳屋」の角を曲がると、「イタリア料理 マメトラ」がある。
いわゆる町家を改造したイタリア料理店。

「イタリア料理 マメトラ」は「祇園 豆寅」の関係店らしい。
もともとは『イタリア料理 マメトラ」のある場所に「祇園 豆寅」があり、「祇園 豆寅」の移転に伴ってこの場所が「イタリア料理 マメトラ」になったそうだ。
それにしても町家が「イタリア料理店」に変身するとは! でもそこが京都の魅力なのかもしれない。

メニューは
ホワイトアスパラ
トリュフのスープ
近江牛 ブレザオラ
筍 カラスミ
鱧 蕗の薹(ふきのとう)
近江牛の炭火焼き
本日のデザート

食前酒としてイタリア産のビールを頂くことにした。

まずはチョコレートのマカロン。ビールにも合いました。

パンは自家製のホカッチャ。なるほどホカッチャか、自分でも作ってみようかと思った。トリフの味が口いっぱいにひろがるスープ。うーん、贅沢だなあとつぶやく。

鱧とふきのとう。出てきたのを見てびっくり、なんとバーガースタイル。
でも鱧(はも)の味はしっかりあって、へーっこんなスタイルもあるのかとびっくり。聞いてみるとシェフのオリジナルだそうだ。

最後にコーヒーをエスプレッソで頼んだ。

エスプレッソを持ってきたホールの女性が「この容器は食べられます」。
「えっ!」と驚くと、ソフトクリームの容器を作る材料にココアを入れて作った特注の容器だそうだ。
「シェフのお兄さんの考案だそうです。」
いやーこれは楽しい。よしかじってみようとガブリ。確かに食べられる。

常連のお客さんも多そうで、ソムリエがワインの説明をしたり、シェフが野菜などの産地を話している。食事を終える頃には、シェフが私達の座席までやってきて「量はどうでしたか」と声をかけてくれる。
静かで、高級感がするが落ち着いて食事ができるレストランだった。

久しぶりの京都で感じたことは、人が多い。観光客がいっぱい。なんとなくざわざわとした感じが祇園四条駅から花見小路、八坂神社付近をおおっている。
祇園四条駅から階段を上がったところにトイレがある。
入ってみるとあたり一面に空き缶・ペットボトルなどがころがり、洗面所の周り並べられていた。便器にまで落ちている。ちょうどそのときに市の職員らしい人が掃除に来た。
思わず「ご苦労さまです」と声が出る。
職員らしい人は「失礼します」と言いながら、外にいる人に「空き缶用のビニール袋を」と声をかけていた。日常のことなのだろうか。
サッカーなどの国際試合で、日本人がスタジアムの観覧席を自主的に掃除をして国際的に褒められている、という記事がネットやテレビで紹介されている。
日本人は清潔好きで、行儀が良いと言われるが、私はそれは一面だけで日本人がいつもそうだとは思わない。
犬の散歩をしていると、公園にタバコの吸殻の山、灌漑用のため池にペットポトル・空き缶・ビニール袋が浮いている。今でも車の運転席からタバコのポイ捨てがある。
江戸時代に来た外国人が日本の町がきれいなのに驚いたということが時々テレビで紹介されるが、それは表側だけだと思う。街をきれいにする運動、ということが社会的に広まってきたのは64年の東京オリンピックがきっかけだったと思う。
こんなことを書いていると、マスク警察のように思われそうなのでこの辺で終了。