三角点を探る旅 その1

6月3日は測量の日

測量法が昭和24年6月3日に制定されたことに由来する。
平成元年(1988年)、建設省(現在の国土交通省)が測量法制定40週年を記念して、6月3日を「測量の日」とした。

堺市にある一等三角点

南海線「堺駅」から徒歩10分ぐらいのところに大浜公園がある。
そこになんと、一等三角点がある。一等三角点といえば全国に1000ヶ所ぐらいしかない。
その一等三角点が堺市にあるとは全く知らなかった。早速行ってみる。
大浜公園にある、蘇鉄山(そてつやま)、それは標高6.84メートルの築山で、堺市のホームページによると一等三角点のある山では日本一低いそうだ。その蘇鉄山の山頂に一等三角点はあった。IMG_3821 IMG_3819
人の足の大きさから三角点を大きさを想像してください。いたずらか、三角点の表が焼いたような跡がある。残念なことだ。 IMG_3835
標柱の南側には「一等三角点」の文字が彫ってある。

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一等三角点の構造は図のように地中深く埋められている。1辺が18センチ、重さ90キログラムの花崗岩でできている。この重い標柱を背負って運んだそうだ。蘇鉄山は6メートルあまりの山だが、1000メートル、2000メートルの山頂にも一等三角点はある。最高峰は日本アルプスの赤石岳3120メートル。この山頂に100キロ近い標柱を運んだ人の名前は記録に全く残っていない。

左の図はホームページ「女性のための登山学校」から引用した。