コーヒー教室 3

コーヒーの講座も3回目。
今回は、コーヒー豆の焙煎の違いや産地の違いによる味はどのように変化するのかを実施体験。

左は三国ヶ丘の三喜屋コーヒーのハンドドリップの第一人者がその入れ方をご披露。

三喜屋コーヒーでは、一人用のサーバーを使って、注文があるたびにハンドドリップでコーヒーを入れている。

講師のお話によると、お湯を入れる時間、量をきちっと測ることが大事だという。
慣れれば体がその感覚を覚えるのだろうが、練習ではタイマーを使って時間をはかり、キッチンスケールでお湯の量を測るのが大事。

まず豆の量をスケールではかる。ここでは25グラム。
最初に豆を蒸らすために少量のお湯(40cc)を注ぎ、30秒をタイマーで計る。

2投目のお湯を注ぐ。ここでは300cc。
コーヒーの粉がはいっている中心から注ぎ、のの字を描くように大きな円をイメージして注ぐ。
スケールが300グラムを過ぎたらストップ。

お湯を最後まで落とし切らない

ここで大事なポイント。
スケールに乗ったコーヒーサーバーに抽出されたコーヒー液が落ちていく。目当ての二人分の印まできたらそこでペーパーフォルダーを持ち上げて、それ以上コーヒー液が入らないようにする。
ここが肝心だと講師はおっしゃる。

紅茶でもお茶でも、最後の一滴が一番美味しい、エキスがそこにあると説明がある。
しかしコーヒーはそうではない、最後までコーヒー液を落とすと苦味が増えるそうだ。
なるほど、「先達はあらまほしきことなり」だ。

お湯はのの字を書くように。
ペーパーに極力触れないこと。お湯は中心に落ちるコーヒーの粉の上に。
パーフィルターの横についているコーヒーの粉にはお湯を注がない。あくまで中心にお湯を注ぐ気持ちで。

ここからはハンドドリップの練習と、いれたコーヒーの飲み比べ。

最初は銘柄がわかった上でハンドドリップコーヒーをつくる。

コーヒー豆の色と形、ミルで挽いたときの香りと色、そして飲んでの味比べ。
飲んでの味も、最初の印象、冷えたときの味、それらを総合して味を比べる。

最後にスタッフが用意した3種類のコーヒーの銘柄をあてるテスト。
講師は「声にだして言わないこと。聞くとその言葉に反応してしまいます」
なるほど、みんな静かにカップのコーヒーを味わう。

私は全滅だった。どれも当たらなかった。
うーん、風邪を引いているからか、舌がだめなのか…。

次回は「ラテアート」。ハートが描けるように練習しましょう、と講師の先生。
楽しみだ。

空を見ると、西の空にほぼ満月が昇っている。
少し南の高い空には木星がひときわ輝いている。