大恐竜展 in スカイオ②

写真は「大恐竜展」に展示されているティラノサウルスの骨格模型。
ティラノサウルスは竜盤類の獣脚類に分類されるのは前回で紹介した。

今回は「鳥盤類」の分類について見てみよう。

☆「鳥盤類」は「装盾類(そうじゅうるい)」と「周飾頭類(しゅうしょくとうるい)」と「鳥脚類(ちょうきゃくるい)」の3つにわかれる。

なんとも字数の多い漢字が並んでいる。

装盾類 Thyreophora:  thyreo  盾、phora 装備する.

これは文字通りの日本語訳した名前ということがわかる。鎧をまとった恐竜たちだ。
さらに装盾類は鎧竜(よろいりゅう)類」と「剣竜(けんりゅう)類」にわかれる。

「剣竜」は「Stegosauria → Steto 屋根 」で「サウルス」は「トカゲ」という意味らしい。「屋根のあるトカゲ」というのが本来の意味のようだ。しっぽに剣のようなものが付いているから日本語訳の時に「剣」を使ったのかも知れない。これはあくまでも私の理解。代表的なのが、ステゴザウルス。

「鎧竜」は「Ankylosauria → ankyl 癒合した」から来ているらしいが、何が癒合したの?とおもってしまう。ネットで調べてみると、「頭や体の骨が融合することによって強固さを確保している。医学用語のankylosis 関節硬直 と同じ意味の anklyo-の語を使って命名した。つまり強固トカゲを意味する」という説明があった。詳しくは以下のホームページを参照されたし。日本語訳はよろいを着ているような恐竜からきているのかもしれない。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1490324964

代表的な恐竜を揚げておくと、ステゴザウルスとアンキロサウルス。

周飾頭類 Marginocephalia: margin 縁.cephal  頭

この恐竜の特徴は、頭に飾りのような骨が形成されていることだ。
周飾頭類は「角竜(つのりゅう)類」と「堅頭竜(けんとうりゅう)類」に分類される。

「角竜」は、「Ceratopsioa → kera  角.tops  顔 」が語源だそうだ。
「堅頭竜」は、「Pachycephalosauria → pachy 厚い、cephal 頭. sauria トカゲ」から来ているようだ。文字通りに日本語訳されていると思う。

「角竜類」は写真のトリケラトプスのように大きな角を持つほか、おおきなフリルも発達して、四足歩行だった。

「堅頭竜類」は、左のバキファロサウルスのように、数多の周りに骨があり、ヘルメットのように膨らんでいる。二足歩行の恐竜だといわれている。

このブログで利用している恐竜のカットは、「大人のための『恐竜学』」(小林快次監修・土屋健著 祥伝社)からの引用。
恐竜の学名は、「恐竜学入門 かたち・生態・絶滅」(真鍋真監訳 藤原慎一・松本凉子訳 東京化学同人)によってしらべた。スペルのミスがあったらそれは私の引用の仕方が間違ったからと思う。

鳥脚類 Ornithopoda:  ornith  鳥. pod  脚 

これは文字通りの日本語訳と思える。
しかし代表格のイグアノドンの足を見ても、鳥の足に似ているようには思えないが、、、。
鳥脚類は、植物食恐竜で、最も標本数が多く、最も長い期間存在したグループで、100種近くの鳥脚類が進化したそうだ。地球上の広範囲に分布しているという。
二足歩行をしたり、四足歩行をしたものもいたようだ。

ジュラ紀から白亜紀末まで生息していたので、裸子植物から被子植物まで広く植物を摂取していたようだ。口で植物をすり潰すことのできる鳥脚類も出てきて、「白亜紀のウシ」と呼ばれる種類もあったそうだ。

名前に「鳥」がついているが、現在の「鳥類」の祖先ではない。

現在の科学では、鳥類の祖先は「竜盤目」の「獣脚類」から進化したというのが受け入れられている。

これで恐竜の8つの分類について説明ができたと思う。
「大恐竜展」では恐竜以外にもおもしろいものがあった。それは次回に。

 

 

 

難波神社寄席 第二問

さて難波神社寄席での桂文喬さんの落語、「宿題」の第二問。

兄は小学6年生、弟は小学2年生。学校に向かうために(同時に)家を出ました。  兄が家を出てから 21 分後、弟は 105 m遅れたので、1分間に 20 m速くあるいたところ、兄が学校に着いたとき、弟は 60 mに迫っていました。  兄が時速 5.1 kmで歩いたとして、家から学校まで何メートルでしょうか? 

内容が1回で理解できななあ。 落語のお父さんも怒っている。

父「ややこしいなあ」
父「20分歩いても学校に着かへんのか」
まあ,現在では学校の統廃合や校区の自由化などで電車やバスで学校に通う子どももいますからねえ。私学の子どもはずっと以前から電車通学でした。ところでこの落語は公立の小学校が舞台でした。

父「なんでお兄ちゃんが弟を待ったらへんのや」
それはそうですね。

お父さんは休んでいる部下に電話で助けを求めます。
部下のアドバイスは「105mを21分でわると、兄弟の速さの差が分速ででます。」部下はどんな考え方をしたのか整理してみましょう。

105➗21=5

次に兄の分速を計算します。→ 5100/60=85(m/分)
弟の分速は → 85−5=80

問題文の「1分間に20m速く歩いた」というのは、兄の分速よりも20m速く歩いたと考えると、この地点から弟の分速は → 80+20=100

この地点から弟の分速のほうが速くなり、その差は → 100−85=15
1分間に15mずつ追いついてくる事がわかる。

105mの差が60mになったのだから追いついたのは → 105−60=45
45m追いついたことがわかる。

1分間に15m追いついたのだから、45m追いつくのにかかった時間は
 45➗15=3(分)

21分後から3分経ったのだから、兄が歩いたのは 21+3=24(分)

兄は24分歩いているので、歩いた距離は → 85*24=2040

答え 家から学校までの距離は 2040m

落語を聞いているだけでは話についていくのが精一杯。

紙に書いてみてやっと「なるほど」とわかった。これは何算?
鶴亀算、旅人算、植木算なんていうやり方があったなあと思い出すが、すっかり忘れていた。

これを方程式を使ってみて解いてみよう。

絵に書いてみるとこんな感じ。

同じように兄の分速を出しておく。→ 5100➗60=85

分速の差を求めておく → 105➗21=5

弟の分速は 85➖5=80

20mスピードアップしたから 80+20=100

弟がスピードアップしたときからX分後に兄は学校に到着したとする。

上の図からわかるように 弟はX分に100Xmすすんだ。しかしまだ60mたりなかった。
弟から見ると兄はその間に105(m)と85*X(m)すすんでいる。
両者は等しいので、

100X+60=105+85*X となる。

これを計算すると、X=3 で 3分ごと言うことがわかる。

そうすると 距離は 85*(21+3)=2040

答え 2040m

どちらの解き方が簡単か、それは一概にいえないが、とにかく絵を書いて問題を整理することが大事だとおもった。
しかし途中で弟がスピードアップしたり、兄が到着しても弟が途中だったり、ちょっと複雑なのでその分しっかりと考えないとつまづいてしまう。難問の部類だと思う。

さてここまで二問考えてきた。
落語ではもう一問あった。それは次回にすることにしよう。

 

 

 

大恐竜展 in スカイオ

難波のスカイオで「大恐竜展」がひらかれている。
巨大なロボットの恐竜が首を動かし、大きな声を出して吠えている。
これはこれまでの恐竜展になかっただしもの。さすが技術の進歩。
そして羽毛恐竜が多く展示されているのは、最新の発見と研究の成果だろう。

そもそも恐竜とは?

恐竜って何? と聞かれると困ってしまう。
私の頭には、ゴジラやラドンがうかぶ。ガメラは亀の巨大化したものみたいだが、恐竜とよんでいいの?

私の疑問に答えるような説明パネルが入り口ちかくにあった。

1.原始的な爬虫類(トカゲなど)
  四肢を大きく張り出した姿勢で、這って歩く。
2.恐竜に近縁な爬虫類(翼竜など)
  四肢を体のやや下に伸ばした姿勢で、直立に近い姿勢で歩く。
3.恐竜
  四肢は体からまっすぐ下に伸び、直立して歩く。

なるほど!、直立して歩くのが恐竜なのだ。
ゴジラは恐竜だが、ガメラは直立していないから恐竜ではないことがわかる。
ラドンは空を飛んでいるから恐竜ではないようだ。
2にある恐竜に近い爬虫類(翼竜)とあるから、これだな。

では恐竜と翼竜は違う種類なのか?

恐竜の分類

https://www.dino-tail.com/study/sho01/sho0101.html

インターネットより調べてみると上記のサイトに上図のような説明があった。

首長竜や翼竜は恐竜の定義には入っていないことがわかる。

恐竜は大きく分けて2つに分かれる。「竜盤類(りゅうばんるい)」と
「鳥盤類(ちょうばんるい)」である。

☆「竜盤類」は「獣脚類(じゅうきゃくるい)」と「竜脚形類(りゅうきゃくけいるい)」にわけられる
☆「鳥盤類」は「装盾類(そうじゅうるい)」と「周飾頭類(しゅうしょくとうるい)」と「鳥脚類(ちょうきゃくるい)」の3つにわかれる。

と説明があるのだが、ちよっとまって、なんだこの漢字ばっかりの覚えにくい名前は。なんでこんな難しい読みにくい名前がつくのだろう。
ここで私の思考力はストップ。名前の由来を調べてみよう。

竜盤類 Saurischia 、鳥盤類 Ornithischia
Saurischia → saur トカゲ  ischia 腰

「骨盤がトカゲにちかい生物」、という意味から来ていることがわかった。
「トカゲ」という意味をもつ恐竜が、日本語訳にするなかで「竜」という言葉を選ぶことから竜盤類(盤というのはもちろん骨盤のこと)という日本語名が誕生したようだ(あとでもう少し詳しく書く予定)。

Ornithischia → orni 鳥 ischia 腰

「骨盤が鳥に近い生物」という意味からOrnithischia という言葉が出来上がったそうだ。この恐竜の骨盤が鳥に似ているということでこういった分類名ができあがったようだ。そうして日本名を作る時に「鳥の骨盤に似ている分類」という意味から「鳥盤類」という言葉ができたと私は思う。

恐竜の分類に、骨盤の形態が重要な位置を占めていることがわかる。

次に「竜盤類」の「獣脚類」と「竜脚形類」について調べてみよう。

獣脚類 Theropoda → thero  獣  pod 脚

獣の脚 だから「獣脚類」という日本名がつけられたのか。これはよくわかる。

上の写真は「コエロフィシス」。「竜盤類」の「獣脚類」に分類される恐竜。これは「大恐竜展」の展示場で写した写真で、羽毛恐竜だったそうだ。
肉食恐竜が所属するグループ。もちろん肉食でない恐竜もこの中にはいる。
あの有名なティラノサウルスも獣脚類。
つぎに

竜脚形類 Sauropodomorpha   saur  トカゲ,podo  脚、morpho  形

これも語源を忠実に日本語に置き換えたような言葉だ。
首の長い植物食恐竜という特徴があるそうだ。下の写真は「大恐竜展」に展示されていた「ディプロドクス」、竜脚類の恐竜である。

「竜盤類」の説明だけで多くのスペースを取ってしまった。 「鳥盤類」の恐竜については次回に書く予定。