大分県立美術館 OPAM

Oita  Prefectural  Art  Museum

大分市内にある「大分県立美術館OPAM」。 OPAMという愛称は、Oita  Prefectural  Art  Museum  から来ているそうだが、そのまんま、というのがおもしろい。

北大路魯山人展が開かれていた。

ここは写真OKだった。

ちゃぶ台の食器、花がいけられた花びん、普段の生活の中に美を活かす、ということだろうか。この展覧会のパンフレットには以下のような説明があった。

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日本随一の内容を誇る何必館・京都現代美術館所蔵の魯山人コレクションの中から厳選した作品を、「陶」「書」「茶」「花」「食」の5つのテーマに分けて展示。それぞれのテーマに合った空間を、作品の魅力を一層引き立たせる古材や更紗(さらさ)、根来(ねごろ)などと取り合わせて演出することで、「用の美」にこだわり続けた魯山人の創作世界とその精神を、より鮮明に紹介します。

 
京都の何必館(かひつかん)という美術館のことは、私は知らなかった。
1981年11月に開館した美術館だそうだ。
「人間は、学問でも芸術でも定説にしばられ、自由を失ってしまう。定説を「何ぞ(なんぞ)、必(かなら)ずしも」と疑う自由の精神を持ち続けたいという願いから、「何必館(かひつかん)」と名づけられたそうだ。
一度行ってみよう。
 

1階ロビーにあった書道パフォーマンス。何かエネルギーが伝わってくる。

   「獨歩」
「美しい芸術の数々に
 人々は魅せられる。
 溢れ出す多彩な才能
 作品に込められた
 思いと共に
 今 和の美を
 解き放つ」 大分高校書道部

なんとなんと、この書道パフォーマンスのあるロビーにはプールまであった。
覆水難収(フクスイオサメガタシ)という作品らしい。
ブールというと、金沢にある21世紀美術館を思い出した。

1階ロビーにある、喫茶コーナーの机がおもしろい。
一つ、二つ、三つ、四つと組み合わせて使うことができる。
デザインの妙だ、と思う。
デザイナーがいて、木工する人がいて、色や配置を考える人がいて、沢山の人がこの背後に活動していることが伝わってくる。

一番興味をひいたのが、この巨大卵。 この作品は、アムステルダムを拠点に世界的に活躍するデザイナー、マルセル・ワンダースの「ユーラシアン・ガーデン・スピリット」だそうだ。
こんな形の宇宙船の映画がありますね、と係の人に声をかけると、
「ええ、でもうちのほうが早いです。2年前からここに来てます。」 と笑いながら答えてくれた。
市内の真ん中に、こんな立派な美術館があるのはうれしいなあ。
大分はさすが南蛮文化発祥の地だ。それにくらべると最近の大阪は、、、、。