三角点を探る旅 その 9

壱岐・対馬編その5

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上の写真は「猿岩」、ほんとに猿のように見える。この角度から猿に見えるが、移動していくと猿はいなくなる。

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黒崎砲台跡2 猿岩の直ぐ近くに黒崎砲台跡がある。
昭和3年から6年かけて、壱岐の子どもたちも動員されて作られた砲台跡。戦艦大和の主砲46センチ砲に匹敵する40センチの大砲が2基ここに設置されていた。
一発も実弾を発射することなく敗戦をむかえた。発射しなかったのは喜ぶべきことだろう。
左の写真は入り口にあった砲台の図。
①のところが上の左の写真。
②の部分が砲台の部分(上の右の写真)で今はぽっかりと穴が空いている。
直径は10m以上はありそう。
まわりに柵がしてあって穴の周りを歩けるようになっていた。

探せ、三等三角点

猿岩と鬼の足跡
午前中のツアーで、「猿岩」と「鬼の足跡」を見学する。どちらにも近くに三等三角点があるのだが、時間のゆとりがない。それがツアー旅行の悲しさ。
猿岩と黒崎砲台跡から三等三角点は遠かった。

鬼の足跡2

「鬼の足跡」は三角点がかなり近くにありそう。
バスの駐車場の案内板を見る。国土地理院の地図を利用したものらしく、三角点の表示がある。

ここは「鬼の足跡」と呼ばれており、この穴の直径110mもあるそうだ。大鬼のデイが鯨を捕るために踏ん張った時の足跡という伝説のあるところ。
本当のところはは永い年月をかけてできた海蝕洞(かいしょくどう)の端の部分が陥没してできた穴だそうだ。
この半島は平均30mの断崖になっいるが、頂上付近はきれいな芝生になっていて、壱岐対馬国定公園に指定されている。
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洞窟の上部に人の姿が見えるのがわかるだろうか。大きな海蝕洞だ。
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三等三角点はこの芝生の向こう数百メートルのところにあると思われる。岬の向こうに走って行って探しまわりたいが、時間がない。
初めての土地で三角点を探すのには時間がかかることは水神社の経験でよくわかったつもり。芝生といえども広い敷地だから行って直ぐわかるというわけにはいかないだろう。昼食がまっているので、ここもあきらめる。残念。

IMG_3698 お昼は壱岐牛の牛丼。
壱岐の牛は古事記に宮廷の牛車として使われた、と記載があるそうだ。また鎌倉時代に元寇によってほとんど全滅したが、現在は高級肉牛のブランドとして養殖され、一万頭近くが飼育されていると言われている。
壱岐牛丼で元気がでた。昼からのツアーでの三角点探しにがんばろう。