2024年1月2日の日の出

2024年1月2日の日の出。 1月1日は曇が金剛山付近を覆っていたので、日の出の写真はうまく撮れなかった。 2日も少し雲がかかっているが、山を超えて登る朝日を撮ることができた。 池の周りには、朝日を見ようとする人たちが集まっていた。

朝日を横に見て、東に向かって飛んでいく飛行機。
どこから来て、どこへ飛んでいくのだろう。

池の上に鳥が飛んできた。 この鳥もどこを目指して飛んでいるのだろうか。

西の空には月。 満月が終わり、少しずつ欠けていく。

そんな世界をじっと眺めているサギ。

ドラゴン出現。 これは年末から作ってきたペーパークラフトの龍。 (Canon Creative Park からダウンロードした)

1月1日の石川県能登半島付近の大地震。私の家も揺れ、阪神淡路大震災を思い出した。2024年の幕開けが震度7を越える大地震とは。被災地の皆さんの苦労が想像される。
今年は辰年、様々な不幸を乗り越える飛躍の年でありますように。

 

 

2023年初日の出

2023年1月1日の初日の出。
あいにくの雲で、山頂から太陽が顔を覗かせる瞬間はとれなかったが、雲の隙間からの初日の出が拝めた。
天文カレンダーによると、大阪の日の出は7時5分。
池にも太陽が写っている。池には初日の出を見に来た人たちの姿が逆さまになって写っている。
今年はこれまでにない人の数だった。おおよそ50人ぐらいが池の周辺にいて、太陽が登ってくるのを待っていた。
上の写真は7時24分ごろ。おおむね西にいくほど日の出の時間はおそくなる。
広島7時16分、長崎7時23分のように。

国立天文台によると、
日本の領土で最も早い初日の出は、南鳥島の午前5時27分だが人は定住していない。
人が住んでいる場所では、小笠原諸島の母島で午前6時20分。
島を除いては、富士山頂の午前6時42分。
山ではなくて平地では、千葉県犬吠埼で午前6時46分。
一番遅いのは沖縄県与那国島で午前7時31分だそうだ。

2023年の天文現象

今年は日食や皆既月食のような珍しい現象はないようだ。

日食は4月23日にあるが、日本からは見えるのは伊豆諸島や南西諸島の海岸エリアで部分日食だそうだ。
月食も10月23日の部分日食。

月の関係で言えば
8月31日のスーパームーン。

流星群は、
7月17日〜8月24日のペルセウス流星群、
10月2日〜11月7日のオリオン座流星群、
12月4日〜17日の双子座流星群などがあるそうだが、私の住んでいる地域の明るさではたぶん見えないだろう。

惑星の大接近としていくつかある。
1月23日の夕方南西の空、月と金星と土星が大接近。
3月2日夕方の西の空、金星と木星が大接近
7月1日明け方の南東の空、金星と火星が大接近。

2023年のはじまりはまずまずのお天気だ。
私はここ数年同じ場所で初日の出の写真を撮っているが、今日のようなたくさんの人が来ているのははじめてだった。
カメラ、スマホをもって写真を撮っている。散歩のついでに来た人もいる。犬を連れての人が多いのが特徴だった。
年代も10代から高齢の人まで多様だった。
1日のお天気が良いことは何日か前から天気予報で言っていたので、初日の出を見ようと思った人が多かったのだろうか。
さてお天気で始まった2023年。
どんな年になるだろう。
多くの人が世界平和を望んでいる。明るい年、希望の年であってほしい。そんな希望と願いが初日の出を見ようと思ったきっかけかもしれない。

 

 

 

一番早い初日の出

富士山初日の出
この写真はインターネットからとったもの。

2014年元日の富士山で見える初日の出は午前6時42分だったそうだ。
ちなみに大阪は7時5分、広島は7時16分。

もちろん高い富士山だから日の出の時間も早くなるのは昨日のブログで予想したとおり。
ところで、平地で日の出が最も早かったのはどこだろう。
調べて見る前に予想を立ててみる。
地球は北極の上から見て反時計回りに回っている。だから東の方から夜が明けてくる。
地球の自転1これは地球儀で太陽光線と地球の影の部分(夜の側)の模型。
キャノンのホームページにたくさんのペーパークラフトが紹介されている。そのなかから.地球と月の模型をダウンロードして作ってみた。
(これが大変良く出来ている。地球と月、そして地球と月の距離がわかるスケールまで用意されている。この記事の最後にURL等を紹介する。)
この模型から考えると日本の一番東側から朝になってくるわけだから、日本の一番最東端が一番早いと考えられる。
八丈島や南鳥島などの島をのぞいて考えると、北海道の根室半島か?
早速調べてみる。

北海道 根室市 6時50分

おや?もっと早いところがあるぞ。

千葉県銚子市 犬吠埼 6時46分!!

銚子市のホームページを見てみた。
犬吠埼1
すばらしい日の出の写真だ。
その次にどうして犬吠埼が根室市より日の出の時間が早いのか説明があった。

「日本の最東端は北海道根室市にある納沙布岬ですが、季節により地軸の傾きが変化することから、冬季(元日前後の10日間)に限っては、銚子市の犬吠埼がが一番早く初日の出を見ることができます。詳しくは国立天文台のホームページをご覧ください。」

犬吠埼2
なるほど、では国立天文台の説明を見てみよう。

北海道の納沙布(のさっぷ)岬のほうが犬吠埼よりももっと東にありますので、初日の出も早くなるように思えます。しかし、おおよそ南東の方向に行くほど、初日の出の時刻は早くなりますので、より南にある犬吠埼のほうが、北の納沙布岬より日の出時刻は早くなるのです。

しかし、1年中いつでも、南東ほど日の出時刻が早くなるわけではありません。夏至の前後には、日の出はおおよそ北東の方向に行くほど早くなりますし、春分・秋分の頃には、東に行くほど日の出は早くなります。そのために、日の出をいちばん早く見られる場所の順番も、季節によって違ってくるというわけです。

どうだろう?
国立天文台の説明でわかるだろうか?

限られた紙面で説明は難しいのかも知れな い。もちろんこれでよくわかる人も多いと思うが、残念ながら私にはどうもわかにくくて、腑に落ちない。もっと私にとってわかりやすい説明はできないものか。
自分が納得し、理解できるような説明の仕方を自分で少し考えてみよう。
この問題については、あらためて書くことにしたい。

* * * * *

*キャノンクリエイティブパークについて
http://cp.c-ij.com/ja/contents/1006/
ここには様々なペーパークラフトが紹介されている。
今回の地球と月の模型はここにある、「科学」のコーナーからダウンロードした。
canon peparcraft1IMG_4892
月と地球1月と地球2
地球が直径15cmに縮尺されている。約87000000分の1。
この模型で地球と月の相対的な大きさの違いや地球と月の距離38万kmのスケールが実感できる。
以前に月食や日食の説明で一億分の1のスケールを紹介したが、今回のペーパークラフトでもっと身近に感じることができると思う。
地球と月はこんなにも離れているのだ。
太陽までの距離1億5千万km、遥か彼方だ・・・・。