1.生葉染め(なまはぞめ)
ベランダの藍も大きくなってきた。高さを計ってみると、40cmは越しているので、藍染めをすることにした。
まず最初に「生葉ぞめ」体験。
「藍染めの絵本」「アイの絵本」(どちらも農文協)を参考にした。
根元から数センチでバッサリと刈り取る。計ってみると確かに40cmを超えている。
葉と茎にわける。茎も茎染めに利用できるそうだが今回はしない。また茎を使っての挿し木もできるそうだが、時期が遅いこれも今回はあきらめる。
資料には絹を使っているが、絹は高価なのでレーヨン(羊毛)の布を使う。タンパク質にはよく染まるそうだ。 事前にレーヨン布を中性洗剤で洗っておく。 資料によると、 布10g、葉50g、水700cc なので、この割合で布と生葉を準備する。
ミキサーに水と生葉の分量を計り入れる。ミキサーで1分間。
資料には、目の細かい木綿布で濾す、と書いてあるが、私は古いタオルを利用した。 濾された染色液はきれいな黄緑色。
ミキサーにかけてから染料液にし、染めるまでを5分以内でする、と本に注意があった。とにかく手早く作業を進める。
布を染色液につけて染めムラができないように、たえず動かし続ける。15分間。
ここで注意。
手袋をすること。人間の皮膚も爪もタンパク質なのできれいに染まる。染まってしまうとなかなか色が落ちない。特に爪はどうしようもない。
くれぐれも素手で作業をしないこと。
15分たったら、軽く絞って広げて空気にさらす。 その後水洗い。4回くらい水を変えて洗う。
タオルに巻いて脱水して、できるだけ早く乾かす。すぐに乾かさないと色がくすむ、と本に書いてある。
次に羊毛の糸にチャレンジ。
残っている染色液(色がこくなっている)に、羊毛の糸をつけて染めてみる。 羊毛の糸を10g計って、染色液に入れて15分。あとは上の作業と同じ。
15分染めた後は、軽く水を絞って空気にさらす。
そのあと水で洗う。
布と同じように4回くらい水を変えて洗った。
タオルにまいて水分をとり、天日に干す。羊毛の糸も染まることがわかった。
上の写真は染める前の白布ときれいな藍色に染まった布。
次回は生葉を煮だして染める方法をやってみよう。