スパイスカレー3 (バターチキンカレー)

今回はホールスパイスを使った「バターチキンカレー」に挑戦。
ホールスパイスというのは、スパイスをそのまま乾燥させたもので、原型スパイスとも言うそうだ。
これまで使ってきたのは、原型のスパイスを粉砕しているもので、パウダースパイスとかグラインドスパイスと言うそうだ。

印度カリー子さんの「バターチキンカレー」のレシピに沿って作ってみよう。

材料(二人分)
主役 鶏もも肉・・・200グラム
ベース 生クリーム・・・100ml
スパイス ・・・クミン・コリアンダー・ターメリック・・・各小さじ1
たまねぎ・トマト・・・各1個
にんにく・しょうが・・各1かけ
水・・・100ml
塩・・・小さじ1
バター・・・10グラム
ホールスパイス・・・カルダモン・クローブ・・・各2粒
          シナモン・・・2cm

私は4人分を作ったので、このレシピのおよそ2倍の分量を用意した。
鶏もも肉は(印度カリー子さんのレシピにはないが)下味をつけたほうがいいだろうと、ヨーグルトを入れて混ぜ、さらにタイム・バジルなどのハーブを入れて混ぜ合わせて冷蔵庫に入れておいた。

フライパンを熱し、オリーブオイル、ホールスパイスのカルダモン・クローブ・シナモンを入れて1分ほど熱する。ショウガとニンニクのみじん切りを入れて香りが立つまで熱する。ニンニクはチューブ入りのものを使った。
玉ねぎを入れて、茶色に成るまで熱し続ける。フライパン全面にあったた玉ねぎが左の写真のように半分近くに成るまで炒める。
レシピでは10分、と書いてあるが、玉ねぎが増えればその分炒める時間が増える。私は倍ぐらいの時間炒め続けた。

トマトのみじん切りを入れる。
私はトマトの缶詰を使った。
なにか野菜を・・・冷蔵庫を見るとレンコンがあったので、適当な大きさに切ってここに投入。
レシピでは2分程度と書いてある。
ここも分量に合わせて、しっかりと炒める。レンコンにもしっかりと火を通すつもりで炒めた。レンコンを入れたのは、その触感が楽しみだったから。

次にスパイスと塩を入れる。
クミン、コリアンダー、ターメリック、塩を小さじ1。
ここで弱火にして、こげないように約1分炒める。ここはレシピ通りに1分にした。
これでスパイスカレーのベースができあがり。

               

メインの鶏もも肉を入れる。
レシピを見直すと、バターは一番最初にオリーブオイルの代わりに使うと書いてあることに気づく。おやおや・・・
バターはここで入れることになった。生クリーム100ml、水100mlをここで入れることになっているが、生クリームが箱入りで200ミリリットルだったのでそのまま投入し、水を入れないことにした。(こんなんでいいのかなあ、と思いながら)

よく混ぜて沸騰するまで火を通し、沸騰しだしたら弱火にして10分程度煮込む。

ご飯はサフラン米。
新米が手に入ったので、無水鍋で炊くことにした。
無水鍋の標準的な使い方は、
米3カップを洗い、ザルなどに取る。
洗った米に水を入れる。水の量は米全体が浸かるぐらいの水の量。
そのまま30分〜1時間水につけておく。
カレー用なので水の量は少ない目。
米3カップなら水3カップ。
サフランを適量入れる。
フタをして、強火にかける。5分もするとフタがカタカタといいだす。この音を聞き逃さないこと。音が鳴り出したら弱火にして10分。
10分たてば火を消し、約10分ほど蒸らす。
炊きあがった米を保温用の炊飯器に移したのが上の写真。

大きめに切った鶏もも肉とレンコンの歯ごたえがとても引き立っていた。
バター、生クリームがたっぷり。でもしつこい味ではない。 マイルドで食べやすく、リッチな感じのするカレーになった。
スパイスカレーはおもしろい。