カメラ・オブスクラ 4

たて型のカメラ・オブスクラ

イメージ図

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市販の虫眼鏡で、図のような構造にすれば、さらにみやすいカメラ・オブスクラが出きるのではないかと考え、大きめの虫眼鏡を買ってきた。
焦点をあわせるため、長さを変えるために適当な大きさのプラスチック製の筒を利用することにした。 

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上の写真のように、虫眼鏡を紙の台紙にガムテープで止める。適当なプラスチック製の容器の底をくり抜く。これはカッターで時間をかけるとくり抜ける。

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プラスチックの容器をダンボール箱の上部に開けた穴から差し込み、その先に先ほど作った紙の台紙に貼り付けた虫眼鏡をガムテープど止める。

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電灯の下にもっていき、焦点距離をはかる。
ダンボール箱に入れる台の高さを測定する。
最初のイメージ図のように、ダンボール紙を使って反射用の鏡を取り付ける部品をつくる。
100均で買った鏡を45度の角度で貼り付けられるように図・写真のようなケースを作った。本体に開けたレンズの入る穴をすっぽりと覆い、光が入らないようにカバーできる大きさにする。

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さて、箱のなかに写った映像を見てみよう。

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 思ったとおりに、大きな画像が写っていた。

大きな段ボール箱があれば簡単にできる。

必要な物は、大きめの虫眼鏡(か、それに代わるもの)、鏡(100均で適当な手鏡をさがした)、ガムテープ、カッターナイフ。 さしあたってめずらしいものはない。

レンズの焦点距離によって、映像が映る位置がかわるし、レンズの口径によって映る画像の大きさも変わるので、試しながら最適の位置を決めるしかなかった。

箱の後ろを開けて像を見る方式なので、周りから光が入ってくると鮮明な画像にはならない。周囲を覆うなどの工夫が必要だとわかった。フェルメールの時代では、どれくらいの大きさの箱やレンズを使ったのだろう。