パスルの世界1

悪魔のサイコロ

サイコロが27個。
サイコロの6面がすべてそろっている。
27個がバラバラなのではない。3個のサイコロをL型に組み合わせたものが9個ある。

 

上の図のように、サイコロの各面の数字をそろえながらL字型に接着する。
この9個のピースをどのように組み立てていけば最初の写真のようになるのだろう。
これはなかなかハードなパズルだ。

9個のL型にしたサイコロの並べ方は左の図のようになる。

キューブのパズルの並べ方を図に書くのはむずかしいので、普通左の図のような書き方をするらしい。
たとえば下段の7は、上の図の7番の組み合わせのL型サイコロで、下段に2個の部分を置き、中段に3個めの飛び出している部分が左端にくるように置く。中段の図に7の数字がサイコロ1個分に書かれているのはそういう意味だ。
また上段に1のサイコロがあるのを見てみよう。これはL字の形のまま置けばいいということだとわかる。
この時、一番上にサイコロの1の面がくるように置いていくのが最大のポイント。
6個の面に同じ数字が置かれた大きなサイコロが出来上がる。
結構時間がかかる。

この「悪魔のサイコロ」というパズルは左の本を参考にして作った。
「パズルの世界− 解き方・つくり方101例」(ジェリー・スローカム/ジャック・ボタマンズ著 芦ヶ原伸之訳)

この本によると、「悪魔のサイコロ」はオランダのビル・ストライボスの創作したものということだ。

今回作ったのは、大きなサイコロ(立方体)の各面にすべて同じ目がでることを目標にして組み合わせたものだが、各面のタテ・ヨコの数字の合計にポイントを当てるともっと難しいサイコロの組み合わせになるそうだ。

私はこのパズルを作るのに、100均でサイコロを探してきた。100均といえどもサイコロ27個そろえるとなると、それなりの金額となる。
一時は木を切って立方体を作ろうかとも考えたが、27個正確に切り出すのは私の力量では無理なのであきらめた。

ちょっと目には簡単そうだが、面を揃えるとなると手こずるパズルだった。