カリンビスケットとマフィン

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2月にカリン酒の半分を取り出したが、さらに3ヶ月熟成させたものが左の写真。 同じようにカリン酒とカリンジャムをつくった。
今回はカリンジャムを作った時に出てきた繊維分でビスケットとマフィンを作ることにした。
前回、はじめてカリンジャムを作った時に、かなりの量の繊維分がのこることに気づいた。
そのまま捨てるのはもったいないと思ったので、それを利用することはできないかとネットを検索してみた。「野菜ジュース」「絞りかす」で検索してみると、ビスケットなどを作っていることがわかった。それを応用してみようと考えた。
カリン酒はウイスキーの瓶にいれて保存することにした。写真ではコーヒーフィルターを利用しているところを撮したが、あまりにも時間がかかるのでやめてそのまま瓶に入れることにした。布で濾すほうがいいかもしれない。

浸けておいたカリンは圧力鍋で数分圧力をかけて柔らかくする。

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柔らかくなったカリンをフードプロセッサーで粉々にする。味見をしてみると、まだ粒々感が残っている。 さらに裏ごしをする。
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写真上の緑の小さい方のボウルが、裏ごしで残った繊維質。大きいボウルにあるのが裏ごししたカリン。
まずジャムを作る。
裏ごししたカリンの重さの約半分の重さの砂糖を入れて煮詰める。今回はオリゴ糖があったのでそれを利用することにした。

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熱湯消毒をした便に詰めて自然に温度が下がるのを待って、冷蔵庫で保存。

瓶いっぱいにあまるほどのジャムがとれた。
いよいよ残った繊維質を使ってビスケットとマフィンを作る。

繊維分を半分に分け、ビスケット用とマフィン用にする。
まずビスケットを作る。
その方法は。
繊維分の半分の重さと同じ量の薄力粉を用意し、菜種油大さじ3を混ぜる。よく混ぜあわせ、ひとまとめにして、厚さ5ミリぐらいにのばす。
伸ばした生地をオーブンシートを敷いた天板にのせる。

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左の写真にあるのが、菜種油。

クッキー用に「赤水」という製品を、高島屋の富澤商店で以前に買ってあったものを使った。
薄力粉だけでは物足りなかったので、グラノーラをひとつかみ入れてみることにした。

170度に予熱したオーブンで約30分焼き、150度に下げて15分ほど焼く。ここは使っているオープンによって時間の調整をする。私は何回か味見をして、適度な固さと思ったところで終了した。

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冷めるまでオーブンに入れておく。両手で適当な大きさにバリバリと割る。案外見栄えのするクッキーになって、自分でも満足。

次はマフィン。ここではホットケーキミックスの粉を利用。
卵2個、バターのほうがいいと思うが冷蔵庫にあったケーキ用マーガリン50グラム、牛乳大さじ2、グラノーラひとつかみを入れて混ぜる。ホットケーキミックスも一袋全部使った。このへんは少しいい加減になっている・・・・。

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よく混ぜてこんな感じで終了。型に入れるときに柔らかすぎるとあふれ出た経験があったので、そうならないように固さを調整した。マフィンの型もなかったので、お弁当に使うアルミカップの入れ物を利用した。生地は入れ過ぎないように、七、八分目位の量に分けた。

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170度に予熱しておいたオーブンに入れ、30分ほど焼く。
20分過ぎた頃から何回か固さのチェック。爪楊枝などで生地をさして、中まで焼けているかを調べた。自分の好みの固さや色で終了する。

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できあがり。 2つ並べておくと、まるでお店で売っているような気分。

カリン酒とカリンジャムを作った残りの繊維質でこんな美味しいおやつができるとは。グラノーラもしっかりと自分の味を主張していて楽しかった。
私はグラノーラを入れたけれど、チョコレートやドライフルーツなどを入れても楽しいと思う。
カリンを全部使い切ったという満足感が一番の満足だった。