アップルパイを作る

りんごが贈られてきたので、アップルパイを作ろうと思った。
以前にも作ったことがあるが、久しぶりなのでネットでレシピを探してみた。
天然酵母で利用している富澤商店のレシビがあったあったので、それを参考にして作ることにした。
初級レベル、70分と書いてあるが、本当に初級かな?と思いながら準備をした。

レシピには、 りんご・・・正味約750グラムとある。

家にあるのは小型のりんごだったので、4個使用することにした。
・りんごの皮をむいて、くし切りにして、厚さ5ミリにスライスする。
750グラム、りんご4個となると結構な量だ。時間もかかる。

・グラハムビスケット25グラムをめん棒で粉々に潰す。
グラハムビスケットがなかったので、全粒粉のビスケットを代わりに使った。

グラニュー糖100ぐらむをフライパンに入れ、きつね色になるまで加熱する。
中火でじっくり。あせると砂糖が飴になって固まってしまう。

りんごを加え、無塩バター20グラム、シナモン(レシピではバニラビーンズ)を加え、全体を混ぜる。

りんごの水分がなくなるまで、じっくりと煮詰める。
中火でゆっくり。
丁寧に砂糖の味をりんごに染み込ませる気持ちで。

水分がなくなったら、バットなどの容器にいれて、冷ましておく。
その間にパイシートの準備をする。

 

パイシートを1枚、型より一回り大きいサイズにのばす。 型にしきこみ、余分な生地は切り落としておく。ホークでパイシート全体に穴を開ける。
型には事前にバターを全体に塗っておく。生地が焼け付くと取り外すときに苦労するので。あるいはキッチンシートを型にしいておく方法もあるらしいが、試していないので、次回にやってみよう。

砕いたビスケットを型に敷き詰め、さましたりんごのフィリングを全体に敷き詰める。

もう1枚のパイシートを約1センチ5ミリ程度の幅で、10本ぐらいカットする。
写真のように生地の上にのせて、編んでいく。余分な生地を切り落としておく。
余分な生地をパイ生地のまわりに貼り付けていくが、形の横や周りには付けない。焼けた生地が周りを固定してしまって、取り出しにくくなる。

ホークで全体を生地を押さえておく。
塗り卵をはけで全体塗る。

200度のオーブンで20分。
180度に下げてさらに20分。このとき、10分過ぎたらアルミホイールで上部を包み、焦げすぎないようにする。粗熱が取れたら型からはずして完成。

完成。 いい色に仕上がった。
焼いたりんごはおいしい。アップルパイの出来上がりだ。
70分ではできなかった。2時間近くかかったがいい色に焼き上がったので満足。

 

 

 

天然酵母でパンづくり 19

天然酵母でアップルパイ

 

ホシノ天然酵母でスイーツ作りに挑戦することにした。 レシピは増沢恵子さんの「天然酵母で作るお菓子」(文化出版局)。

この本にのっているスイーツは、私にとっては本格的すぎるもの。

そのなかで、「タルト生地」の説明があったの。 まずタルト生地を作って、今売り出しているりんごを使ったアップルパイを作ることにした。

タルトやパイの生地を発酵させるというのがおもしろそう。

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フードプロセッサーを使うというのも初めてのやり方。

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 用意したのは、直径18㎝のタルト台一皿分の材料。

薄力粉・・・200g
卵・・・1個
砂糖・・・10g
バター・・・100g
生種・・・10g
塩・・・0.5g

林檎・・・1個と1/2

 

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写真にはないが、準備として、 容器に卵を溶いて生種と混ぜあわせて冷やしておく。 ボールを冷蔵庫で冷やしておく。

フードプロセッサーに薄力粉、塩、砂糖、小さく切った冷たいバター(私はケーキ用のマーガリンを使用)を入れ、さらさらの状態になるまで回す。 断続運転(熱が伝わりにくいので)で回す。

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 フードプロセッサーから冷たくしたボウルに写し、卵と生種を混合したものを少しずつ加えながら、両手ですり合わせる。 米粒状になるのがめやす。ここが難しかった。卵と生種をいっぺんにいれると、大きな固まりになってしまう。少しずつがポイントのようだ。 

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まとまったらビニール袋に入れて、袋の上から空気を抜くように手で押さえながら長方形に整え、めん棒でおさえる。 厚さ3cmくらいに平たく伸ばし、ビニール袋できっちり包みなおす。 冷蔵庫に入れて、1〜3日低温発酵させる。

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上の写真は、冷蔵庫で3日発酵させたもの。

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タルト台より一回り大きいくらいに伸ばし、ラップで包んで冷蔵庫で1時間休ませる。

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タルト台に生地を入れて整形し、ラップで包み、冷蔵庫で1時間休ませる。 その間に、りんごなどの具材を準備する。

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りんごは1個を16等分するぐらいの大きさに切り、うすい食塩水につけてから取り出し、水気を取る。
ボールに卵1個、砂糖を50g、アーモンドプードルを10g、牛乳70mlいれて混ぜる。本当はここに白ワイン50mlほしかったがなかったのであきらめる。 泡をたてない。軽く混ぜる程度にし、冷蔵庫に入れておく。オーブンを180度に予熱する。

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パイ生地にりんごを並べ、その上から冷蔵庫で冷やしておいたフィリングをかける。

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180度で70分から80分。時間は焼き上がりの様子を見て判断。私は最後の10分はアルミホイルをかぶせて焼いた。

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冷蔵庫で3日も発酵させるという、とても時間のかかるアップルパイ。 でも冷蔵発酵させた生地はサクサクして、なんともいい感じ。
薄力粉、卵、砂糖だけだが、天然酵母で発酵させた小麦粉が味を深くしている。
コーヒーとアップルパイ、贅沢な時間だ。