やなせたかしのアンパン

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これは巨大なアンパン。 NHKの夏の再放送で見た「グレーテルのかまど」のレシピで作ったアンパン。

http://www.nhk.or.jp/kamado/

やなせたかしさんは、アンパンマンの原作者。だからといって、あんぱんでアンパンマンを作るのではない。アンパンマンのイメージがするおいしいあんぱんをつくろうというもの。 レシピは先に書いたNHKのホームページにあるが、それにそって作った私の制作したあんぱんを紹介する。これはイースト菌をつかったパン。
用意するもの
強力粉・・・250g        砂糖・・・・25g
塩・・・・・4.5g        玉子・・・・50g
コンデンスミルク・・・12g   イースト・・・3.5g
牛乳・・・50g         水・・・80g
バター・・・38g        オレンジピール・・・25g
クルミ・・・50g
あんは、北花田のプラウの阪急にある御座候のあんを買った。オレンジピール、クルミも阪急にあったのでそこで購入。
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実際に使用したのが左の写真。
バターの代わりにケーキ用のマーガリン。
牛乳がなかったので、スキムミルクを溶いて牛乳の代用にした。
レシピではつぶあんは400gになっていたが、買った御座候のあんは360gだった。レシピより少ないがこれで実行。

ボウルに強力粉、砂糖、塩を加えてよく混ぜる。牛乳(私の場合はスキムミルクを溶いて代用)、水を合わせて35度に温め、イーストを加えて溶かし、玉子、コンデンスミルクを加えてよく混ぜる。

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ここで気がついた。しまった、卵を入れるのを忘れていた!今回のアンパンはレシピにある卵がはいっていないアンパンになってしまった。
上の写真左のボウルに右のイースト菌などの入った小さいボウルの中身を入れて混ぜる。よく混ぜていくとだんだんと粉っぽさがなくなってくる。レシピでは3分とかいてあるが、ここは見た目で判断。私はもっと混ぜていた。
台に取り出して、台にこすり合わせるようにしてこねる。レシピでは3分。
私の場合はそれほどべたつくこともなく、こねることができた。

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ラップをかけて10分ほど休ませる。バターを加えて、大にこすり合わせるようにしてこねる。レシピでは3分。

私の場合は、マーガリンが生地全体に広がって、溶けこむまでに時間がかかった。ぬるぬるした状態から、しっとりした生地になるまでこね続けた。

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オレンジピールを生地に混ぜる。レシピにはカードで切り混ぜるとあるが、カートがないので、ご飯のしゃもじで代用。

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台にこすりつけながら全体に混ざるように、こね混ぜる。
台にこびりつかくならず、全体に混ざったら丸くまとめ、ボールに入れてラップをし、10分ほど休ませる。

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次に、温かいところでさらに休ませる、とレシピにあった。時間が書かれていないので、私はオーブンの発酵機能を使って30分ほど発酵させた。
この後、冷蔵庫に入れて冷蔵発酵をさせる。一晩かけて発酵させる。
作業は次の日に。

冷蔵発酵させている間に、あんを作っておく。 御座候のあんに、くるみを荒く切って混ぜておく。

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下の写真左が、一晩冷蔵庫で発酵させた生地。 生地をボウルの大きさより一回り大きくなるように伸ばす。

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生地をボウルの内側にはりつけ、あんをその中にいれる。空気を抜くようにしっかりと押さえつけておく。

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生地のはしを引っ張りながら中心に寄せて、全体を包むようにする。

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取り出して、形を整える。
ハサミで、周りを斜めにカットする。太陽から光線が出ているイメージで。

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40度のオープンに入れて一次発酵させる(レシピでは)。 私の場合はオープンの発酵機能を使って、60分の時間をとった。

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溶き卵を表面にぬって、仕上がりの見栄えが良くなるようにする。
オープンを用意する。
190度で25分焼けるように予熱をして準備する。
25分も目安と考える。
私の場合は20分弱で、いい色合いになった。

なかなかいい具合いに焼きあがった。
写真でも分かるように、本当に大きい。いつも使う、網の上にいっぱいになる大きさになった。

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四分の一を普通のケーキ皿においてみる。
マグカップのコーヒーが可愛く見える。
卵が入れ忘れたけれど、味は抜群。あんに混ぜたクルミが余分な甘さを吸収したみたいに食べ心地が良い。
生地のオレンジピールがまたアクセントになって、しつこさがない。
さすがNHKのレシピ!と思ってしまう。
さて、なぜやなせたかしさんはアンパンマンを創作したのだろう。

 

なんのために生きる アンパンマンの原点アンパンマン1

(上の絵はNHK「グレーテルのかまど」より)

やなせたかしさんとアンパンマンについては、次のホームページに丁寧に説明されている。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3423_all.html

 

 

 

天然酵母でパン作り 27

あんぱん(リング型)

 熊崎朋子さんの「リング型で焼く天然酵母のケーキとパン」(毎日コミュニケーションズ)に、あんぱんがあるので、これをつくろうと思った。
材料はボウルに、
強力粉・・・・210g
薄力粉・・・・20g
砂糖・・・・・35g
塩・・・・・・5g
計量カップに、
卵・・・・95〜100g(約1個半)
牛乳・・・35g
生種・・・17g
あんは、20gずつに丸めておく。

ボウルの材料をフードプロセッサーに入れて、数回パルスし、計量カップの材料をよくかき混ぜてから加えて、さらに数回パルスする。
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バターをちぎって入れて、5回ほどパルスして1分間まわす。生地を取り出して数回こねてまとめる。 私のもっているフードプロセッサーでは、生地が固めになっていたの1分間まわす時には固まりになっていたのでスムーズにまわらなかった。 IMG_5561 IMG_5564 IMG_5566

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ボウルに取り出して温かいところで4〜5時間発酵させる。 私は、ボウルを発泡スチロールの箱に入れて、こたつの中に入れておいた。(温度が上がり過ぎないようにときどき点検した)
下の写真左が発酵前の様子。右が5時間発酵させた時の生地の様子。

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冷蔵庫に入れて1時間ほど休ませる。本には「1時間〜一晩」と書いてある。私の場合は、次の作業にうつるまでに2時間ほどほっておいた状態だった。
ここが天然酵母の使いやすいところで、冷蔵庫に入れておいて時間調整ができる。

 

冷蔵庫に入れておいた生地を出して2等分し、作業中残り半分は冷蔵庫に戻しておく。半分にしたものを6等分する。

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 生地を手のひらでおして直径10cmぐらいに伸ばして、あんをのせる。あんを包んだ生地をボール型に等間隔に並べて置く。冷蔵庫に入れておいた残りの生地も同じようにする。リング型二つが出来上がる。

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オーブンの発酵機能を使って60分ほど二次発酵させる。刷毛で溶いた卵液をぬる。 IMG_5584 IMG_5586

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160度に予熱したオーブンで10分焼く。
180度に温度を上げてさらに8分焼く。
(レシピでは8分だが、私のオーブンでは半分の4分ほどでいい具合に焼きあがったのでそこでストップした。ここは自分の持っているオーブンによる)

 

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 天然酵母の生地はほんとうにおいしい。 サクッとしていて、ほどよくしっとりしている感じがあんによくあう。 お茶でも紅茶でも、コーヒーでも美味しくいただける。中に入れたあんは、本ではこしあんを使っているが、つぶあんでも美味しいと思う。次回はつぶあんを使ってみよう。ここは好みの問題なのだろうなあ。
(リング型が古くなってきたので、焼きあがった生地がさっと取れなくなった。
リング型にたっぷりとバターなどをぬっておかなくてはいけないようだ。)