今宮戎2022

密集、そして出店なしのえべっさん

2022年1月9日、今宮戎の宵宮。 今年はどれくらいの人が出るのだろう。
出店はあるのだろうか。お昼前に到着した。
今宮戎駅の交差点には、パトカー、機動隊の大型バス、消防車がとまっていた。

コロナ前の人の出にもどっていた。
入場制限はしているが、本殿の前、笹に飾りをつけてもらう列、ソーシャディスタンスなんかどっかへ飛んでいってしまっかかのようなこみ具合。
福娘さんの姿を見ることもできない。
もう押し合い、へし合いという状況にびっくりしてしまった。

本殿の裏にあるドラはたたけないようになっていた。 お参りはできるがドラはたたけない状態にしてあった。これもコロナウィルス感染予防のためか。
「ドラはありません」とかいた立て札を持った警備員さんが数人あちこちに立っている。ドラによる感染予防はわかるけど、この人混みはなんとかできないか。お参りするためにならんでいると、「もう少し詰めてください」という警備員さんの声。うーん、これでは感染予防にならないだろう。

恒例のおみくじ。
どちらも「吉」だった。

「良い事を聞けば心も良くなり、悪いことを聞けば心もよごれる。
今は良いことを聞いている時で吉勢に向かっている」
「骨折り心配することはなんのやくにもならないが後うっかりしていると思わぬ時によい事が来る」

願望は
「おそくととのう」
「心長くまて」

なるほど、焦ってはだめだということらしい。
凶がでなかったことを感謝しなければならないのだろう。
おみくじをくくり、社殿の外に出る。

難波に向かって歩くと、正面に廣田神社。

廣田神社にも多くの参列。 えべっさんにくるたびにこの神社にもお参りするが、こんなに列を作るほどの参拝者が並んでいるのをはじめて見た。
お天気が良く、日曜日。今宮戎に行こうか、コロナが早く収束しますようにとお願いしよう、という気持ちになるのだろうなあ。

上の写真はなんば高島屋方面を見て、下は南海「今宮戎駅」方面を見て。
今年も一軒も出店がなかった。見事なぐらいにガランとしている。
出店目当てに来ている人も多く、「あーっ、ないわ」という声も。
出店はないが、パークス、なんばCITYのレストランの前には多くの列が。
以前は並んで待つ椅子の席は一人おきだったり、間隔が広く取られていたが、今日私が見た限りはコロナ以前の状態だった。
コロナが早く収束しますようにと祈ったが、神頼みではなく、私達の覚悟が求められてるように感じた。
来年、2023年のえべっさんはどうなっているだろう。

 

 

 

 

露店のない今宮戎 2021

ここは今宮戎駅。駅から見た「えべっさん」の入り口。
2021年1月9日のお昼前。えべっさんにの宵宮。
明日は本宮で日曜日だから大混雑だろうと予想して早い目に来た。
今宮戎駅からえべっさんの入口を見て、「やっぱり人が少ないなあ」と思いながら神社に向かうと気がついた。人の数が少ないだけじゃない。通路の両側に所せましたあった露店がない。商売繁盛の音楽も流れていない。

入り口は入場制限をしていない。「マスク着用」と「おしゃべり注意」の放送がずっと流れている。

本殿の前はさすが人は多い。しかし「押し合いへし合い」しながら賽銭箱に近づく、という感じではない。なんとなく人との接触を避けながら、賽銭箱の前で手を合わせている人のお参りがすむのを待って、自分が前に出る、という感じだった。しかし夜になって、人がどっと出てきたらどうするのだろう、入り口での入場制限と、本殿前での人数制限をするのかもしれない。

さすがに福むすめさんの前は人が多い。しかし写真目当てのカメラマンはすくないようだ。
今宮戎神社のホームページを見ると、
「十日戎で奉仕をする満18 – 23歳の女性。毎年公募で選出される。
 2011年(平成23年)度より「福娘」から「福むすめ」に改称された。大阪府豊中市の服部天神宮で先駆けられていた外国人留学生枠が2007年(平成19年)度から設けられた。
・・・略・・・・・」とある。今年は2348人の応募があったそうだ。福娘とつい書いてしまうが、そうではなく「福むすめ」が正式な呼び名だそうだ。

本殿の裏側にある「ドラ」がない。いつも叩いているドラがない。
「ドラはありません」とかいた立て札を持った警備員さんが立ってるだけ。接触による感染予防なのだろう。新型コロナウイルス感染予防対策はこんなところまで影響している。

おみくじの売り方も変わっていた。
おみくじの札が入った筒をガラガラとふって取り出すという方法はだめ。接触による感染の危険性があるということだろう。
「一、二、三、四、五」と書かれた箱がある。自分の好みの番号を言うと、そこからおみくじを出してくれるという方法になっていた。

さて、今年の運勢は?

「今年も凶かな?」といいながらひいたおみくじは「吉」。
えべっさんも、このコロナ危機のなかでは、「凶」を出しにくいのだと思う。だってこれ以上の「凶」となったたら恐ろしいからね。

高島屋に向かうために境内を出て、廣田神社の方に曲がる。
何もない、一軒もお店がない、露店のないえべっさんだ。

廣田神社のガラガラ・鈴のひもがない。
これも感染予防の対策のひとつらしい。

今宮戎神社のホームページを見ると
十日戎の参拝ををお控えねがいます」
と大きく書かれている。
「大阪府の吉村洋文知事が、政府に緊急事態宣言の再発令を9日にも要請する意向を表明されました。
当社はこの報に接し、
参拝を控えていただき、郵送福笹への移行をお願いする次第です。
祈祷に関しても郵送祈祷の申込へ移行をお願いする次第です。
どちらも、当社ホームページからのお申込みと
現金書留のお申込みが可能です。
・・・・・・略・・・・・・・
露店に関しては、自粛のお願いをしています。
自粛要請に対し承諾をいただいています。露店出店は、ほぼ無いものと推測しています。」

上の写真左は高島屋に向かっての道路、右は今宮戎駅にむかっての道路。
まったく普通の道路。いつもの十日えびすの露店と人混みでごったかえしている風景は全く無い。みごとなくらいに自粛要請が貫徹されている。
私はこんな十日えびすをみたことがない。何十年と今宮えびす、えべっさんをお参りしているが、露店がないえべっさんは初めてだ。
なんとか新型コロナウイルスの感染を予防したい気持ちはだれもが持っている。

今宮戎の交差点には、機動隊の車が待機している。 高島屋に向かう途中でも、屈強な機動隊員が10人近く移動していた。
夜の参拝、明日本宮の参拝に備えているのかもしれない。
三連休の十日えびす、コロナがなければ「商売繁昌、もうかりまっせ」のえべっさんになるはずだったのに、今年はだれにとっても試練の年始めになった。
我慢の三連休、試練の三週間、静かな年末年始などと掛け声がかけられてきたが、その効果はほとんどなかった。大阪・兵庫・京都に緊急事態宣言が出るかもわからない中での今日、明日、明後日のえべっさん。私達の行動にかかっているようだ。

 

 

 

残り恵比寿

1月11日、残り恵比寿。残った福をもらいに行こうと、妻と娘と一緒に今宮戎に行く。いいお天気だ。お昼前なので、人も混雑するほどではなかった。

本殿向かって右の入り口には、幼稚園の子供達が描いた「はばたき」と名付けられた大きな絵が掲げられていた。

福娘さんたちの周りは、人がいっぱい。
大きなカメラを持った人たちも多い。
今年は肌の色の違う外国人の福娘さんたちが目についた。えべっさんも国際的だ。

狛犬の首の周りに、10円玉、5円玉、1円玉があった。
投げたお賽銭が引っかかったのか、わざわざここに置いたのか、初めて見た光景だ。

恒例のおみくじ。凶は出ずに、半吉、末吉、吉の三種類が出た。
努力して待てば願いは叶うようだ。

「恵美小学校PTA」と書かれたのぼりを発見。
恵美小学校は校区に「今宮戎神社」や「通天閣」があるという、歴史のある学校だった。大阪市の統廃合の政策によって、2017年3月に閉校となった。

今年も今宮戎神社の正門左には、「恵美小学校PTA」の提灯が下げられている。
「今年も恵美小学校PTAでアメを売っているんですね?」と声をかけると、
「ええ、売上は学校の子どもたちのためにカンパしています」とにっこり笑いながらPTAらしい人が答えてくれた。
恵美小学校、日東小学校、日本橋小学校の3校は統合して、大阪市立波速(なみはや)小学校となり、日本橋中学校との施設一体型の小中一貫校となった。
そんな歴史の中でも、えべっさんのアメは恵美小学校PTAの名前で売られているのは感慨深いものがある。

今年も拝殿裏側にあるドラをたたいて「世界平和」を祈る。

なんばまで歩くが、屋台の屋号や宣伝がカラフルになったことに気づく。
今年は「韓国風のたべもの」などの外国人目当てらしい屋台が多いと感じた。
トランクを引きずる観光客、私学の女子高校生のグループ、若い男の子たちの賑やかな集まり、年代や国籍を超えた人の流れが続いている。

例年見る「芭蕉せんべい」のおじさんの屋台がみあたらない。「堺の包丁」のおじさんのお店はあった。屋台も時代とともに変化、移り変わっていくようだ。

2019年が良い年でありますように。えべっさん、たのんまっせ!!