サイエンスサーカス・ツアー・ジャパン

大阪市立中央図書館でのサイエンスショー

科学館のホームページを見ていたときに見つけたイベント。 もらった資料には次のような紹介文があった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オーストラリア国立科学技術センター「クエスタコンQuestacon」が、楽しいサイエンスショーといろいろな展示をもってやってきます。サイエンスサーカスはクエスタコンがオーストラリア国内を巡回するイベントで、今回はその特別版として、大阪市立科学館がメインパートナーとしてクエスタコンに協力し、日本にやってきます。10月12日(金)、大阪でのオープニング・イベントを皮切りに、奈良、名古屋、高知の西日本4都市を巡回します。  サイエンスショーは、各館の学芸員や大阪市立科学館の科学デモンストレーナーなどが、オーストラリアのメンバーと協力してショーを行います。また展示では、クエスタコンの展示18点の他に、大阪市立科学館の展示12点も4都市を巡回します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大阪市立中央図書館の5階にある大会議室に科学館のものとオーストラリアからの展示が並べてあった。
科学館で見た展示品もあったが、オーストラリアからもってきた展示品もありなかなか興味深かった。
午前中3種類のサイエンスショーがあった。午後にも同じ内容の3種類のショーがあり、私は午前中のサイエンスショーを見ることにした。

これはパイプの長さによって音の高さが変わるという現象を利用したパフォーマンスだった。長いパイプをたたくと低い音が出る、短いパイプをたたくと高い音がです。そんな当たり前の現象から、音の高さとパイプの長さとの関係性を考える、という目標があるのだと思う。
展示に、このパフォーマンスを説明する物があった。

「ドレミのパイプ」というもので、オーストラリアからの展示品だった。

2つ目のパフォーマンスは、身近なものを使ったサイエンス。 これは空気の力で地峡の模型(バルーン)を浮かせているいる。

これはオーバークラフトだ。子ども一人をのせてもす進む。
強力なブロアーなのだろう。

釘の尖ったほうが上になったものに、風船をのせて押し付けると破裂する。
しかしその上にそっとすわると大丈夫! 重さが拡散したのでおしりに突き刺さることはないというわけ。道具を作るのにちょっと時間がかかりそう。

最後はブーメラン。手軽にできるブーメランの作り方を教えてくれた。

ブロアーで飛ばしているように見えるが、空気はボールの上の方に流れるように操作している。 こらはベルヌーイの定理による、揚力があることを示しているのだ。揚力によってボールは上に上がる。それは飛行機が飛ぶ原理だ。

これは自転車の車輪を使って、歳差運動と慣性モーメントの存在を示す実験。回っている物体はその向きを変えることは難しい。 コマが回っていると倒れないように、地球が自転しているのでその動き方は一定になっている、、、という説明に使われる。
揚力と慣性モーメントによってブーメランは回転しながら飛んでいって戻ってくる、という説明のための実験だったとおもうが、、、
でも正直言って、だからどうしてもどってくるの?というところにうまく着地しない私だった。簡単と思われるものほどその説明は難しい、、、、。

展示品もおもしろかった。科学館で見た「天然磁石」やたくさんの方位磁石を並べてお互いの影響を見る展示品などがあったが、オーストラリアからの展示品も興味深かった。写真はパラボラアンテナ。左側の4個の穴にボールを入れると、どこに入れても右側の赤いボールが入っている穴に必ず入る。パラボナアンテナがアンテナの焦点に電波を集める仕組みを説明しているのだ。

世界中の科学館がこんなふうに連絡しあって、世界中の子どもたちに科学の楽しさを学ばせる取り組みがあると素晴らしいと思う。 日本とオーストラリアの科学館同士の連携がたったとは、幸せなことだ。

 

ボイジャーの旅 恒星間飛行へ

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(上の新聞記事は読売新聞9/13夕刊より)

時速6万km,太陽から190億km離れた宇宙空間を飛び続けるボイジャー1号は太陽圏を脱出し、恒星間飛行に入った。打ち上げから35年、宇宙は広い。
10億分の1のモデルを考えると、太陽は直径1.4mの球である。
大阪城に1.4mの太陽があるとすると、ボイジャー1号は19kmさき、おおよそ高槻周辺を移動している。
そこまで35年かかって飛行し、太陽の重力圏を越え、太陽圏の終わり(太陽からの荷電粒子、いわゆる「太陽風」が届く範囲)を飛び出して、現在は星と星の間、恒星と恒星の間の空間を飛んでいる。 ボイジャーが積んでいる電池は約400ワットの発電量.そのうち地球との交信に使える電力は20ワット、室内の蛍光灯が使う電力よりも小さい。電池は2020年まで持つと言われているが、いつまでボイジャー1号が地球の方向を観測しアンテナを正確に地球に向けておくことができるのか、そこがボイジャー1号と地球との絆の限界である。 ボイジャー1号はキリン座の「AC+79 3888」という星の周辺に向かっていて4万年後に到達する予定。ボイジャー2号は、オオイヌ座の「シリウス」の方向に向かっている。29万6000年後に到達予定。

うすださん活躍する64mパラボナアンテナ

これは長野県にある臼田宇宙観測所にある64mの巨大なパラボナアンテナ。このクラスのパラボナアンテナは海外でもアメリカのNASA、ヨーロッパのESA, ロシアのIKIが保有しているのみと言われている。
このアンテナはハレー彗星観測ロケット、「さきがけ」、「すいせい」のために作られた。「はやぶさ」との通信で活躍したので有名になった。
この64mアンテナはボイジャー2号が海王星探査のときに通信の一部を受け持った。一発勝負の通信を1年の準備期間をかけ見事成功させている。海王星の大気が水素、ヘリウムだけでなくメタンが含まれていることを明らかにしている。

ボイジャーの活躍に日本の技術が協力していたことは知らなかった。
太陽系の端から見たらほんの小さな青い点でしかない地球の上で、いがみあっている自分の創造者である人間を、ボイジャー1号、2号はどんな思いで見ているのかな、とつい感情移入してしまう.