割り勘のなぞ

少し前にBSで「数学のいたずら 割り勘のなぞ」という放送があった。
イギリスの制作のようだった。
舞台はレストラン。
3人が食事を終え、勘定書がテーブルに回ってきた。
そこには25ボンドの食事代が請求されていた。
イラストで説明をすると、

25ポンドなのでまず一人10ポンドずつ出して、30ポンドを支払った。
お釣りの5ボンドが1ボンド硬貨5枚が返ってきた。
一人一ポンドずつお釣りを取り、
残りの2ボンドをウエイターのチップとして渡した。

なんの変哲もない支払い風景だ。
ここで番組の司会者がこう問いかける。

(一人のお客に)あなたは何ポンド支払いましたか?
10ポンド出してお釣りを1ポンド受け取りましたね。

10引く1で9ボンドです。

3人いますので、払った金額の合計は?

9ボンド✕3人で27ポンドですね。

あとチップを2ポンド出していますので 
27ポンド+2ポンドで29ポンド。

あれ? 30ポンド集めたのに29ポンド?
1ポンド足りません!
1ポンドはどうなったの?!

・・・・・・・・・・・・・・

番組はこの質問を世界のいろんな国々の人達に聞いている。

「30のはずよね・・・」
「9ボンドじゃなくて10ポンド支払ったのかなあ。」
「1人9ポンドじゃないわよ」
「33%のサービス料を取られているから、おつりを3人で割ればいいんだ。でも5ボンドだから割り切れない・・・」

10✕3=30    3✕9=27  
 30−27=3     3−2=1 ??? 

他の国のの人にも番組は聞いている。

 「1ポンドくらい、いいよ」
 「3人のうち誰か一人チップをはらわなかったのよ」
 「全然わからない」
 「あれ,全く見当もつかないなあ」

さて、この謎のこたえは・・・・・