花咲く春

犬の散歩で畑のある場所に来るとじゃがいも畑があった。
あー、あった、あった、じゃがいもの花が。
以前にもブログで紹介したが、じゃがいもは花が咲く植物。品種によってその色や形が違う。ただ生産性を上げるため、じゃがいもは種から育てるのではなく、よく知られているように「種イモ」から育てられている。

この二三日で目立つようになったのがこの花。 これはシロツメクサ。 いわゆるクローバーと言っているもの。
どんな漢字になるのだろう。 白爪草。白詰草。白摘草。とテレビでやっていた。
私は白い爪かなと思っていたが、正解は白詰草。
1846年(江戸時代末期)にオランダから将軍家にガラス製の花瓶が献上された。そのとき、器が割れないように箱の中に乾燥したこの草が詰められていたそうだ。
詰め物に使われた草なので「詰草」といい、花が写真のように白いので「白詰草」となったそうだ。

これは私が昨年買ったレモンの木。 写真のように小さなピンクのつぼみを付けている。 堺市泉北地方ではレモンづくりが盛んになってきていて高校にも植えられていると聞く。 私もレモンの木を買うことでレモンのまちづくり?に協力している。
このレモンはユーレカという種類。イタリアのシチリア島が原産らしい。棘が比較的少ない種類といわれている。
さて花が咲いたが実がなるのは今年だろうか、来年だろうか、もっと先になるのだろうか。とにかく楽しみが一つ増えた。

近くの公園の桜に実がなっている。
この桜はソメイヨシノではなく山桜の一種らしい。

桜は花が咲くまでは華やかで人目を引くが、葉桜になってくると急に人の関心からはずれてしまう。
しかしよくみると、ほとんどの桜は花が咲いたあとに実をつける。
ただこの実がどうなるのか、私は観察したことがない。犬の散歩に付き合いながら、この桜の実がどうなるのか、しっかりと見ていきたいと思っている。

二枚の写真は私の家に植えている梅と桃。桃は盆栽タイプのものをもらって三年目。花がよく咲くようになってきた。花のあとにも桃の実がなるようになってきている。今年もいくつかの桃の実が成りそうだ。梅はまだ実をつけたことがない。何年先には梅の実が、と楽しみにしている。

公園に植えられている藤。
藤棚の名前のように枝が広がり棚をつくり、大きな花をつけている。
フジはたいへん強い木で、公園の改修で枝をほとんど全て切り取られた藤棚が、1年もたつと藤棚の半分をおおうように枝が再生し、以前と同じような花をつけている。
散歩道に庭に白い藤の花を咲かせている藤を育てている家がある。藤棚になっているので、何年くらいかかりましたかと聞くと40年近いという。へーっとおどろくと、「鉢植えの藤で、全然大きくならないので庭に植えると、こんなにおおきくなってしまって、、」と笑っていらっしゃった。フジは確かに生命力のある木だと思う。
暖冬と言いながら私のコーヒーノキの半分がほぼ枯れた状態になってしまった。新芽が出るのだろうか。藤の木のように再生してほしいものだ。