鶉野飛行場跡と紫電改5

地下指揮所

ここは民間に払い下げられた土地にある防空壕。民家の敷地内にあるため勝手に見学はできない。事前に加西市観光案内所に14日前までに申し込みが必要である。私達はそういった手続きの上に入ることができた事を知った。
この地下指揮所については、加西市のホームページの「鶉野平和祈念の碑苑・地下防空壕 鶉野飛行場跡」というページにその説明があった。

「防空壕はコンクリート造りで2部屋あり、東部屋が縦3.7メートル、横4.7メートル、西部屋は縦3.7メートル、横3.1メートルです。両部屋とも天井はドーム状で、高さは最大約3メートル。壁は厚さ約1.5メートルの部分もあり、頑丈に造られています。
 部屋と地上を結ぶ通路は2ヵ所にあり、それぞれ全長約10メートル。外から爆風が入り込んでも部屋まで届かないよう、各通路には曲がり角が3ヵ所あります。この防空壕は、周囲に地上指揮所や、戦闘機を収納する格納庫があった状況から、空襲時に退避できる地下指揮所だったと推測できます。」

上の二枚の写真は加西市のホームページからの引用。

戦争中はこの地下指揮所の周囲には格納庫が8つ建てられていたそうだ。
民間の敷地内にある防空壕、地下指揮所だと言われているところと道路一本を挟んで神戸大学農学部の敷地が広がっている。
サイロや牛舎などを建てる時に、飛行場跡のコンクリートをそのまま利用しているところもあるらしい。
今では直ぐ側の地下に、地下指揮所があるなんて想像もできない。
サイロのそばには牛舎があり、牛がのんびりと草を食んでいるのが見える。
10頭近くの子牛は、牛ってこんなに早く走るのかと思うほど元気に走り回っている。
戦争と平和、時間を超えて考える場所のように思えた。

滑走路跡に向かって歩く。
屋根に天体望遠鏡のドームが大小ふたつのせている家があった。
ガイドさんの話によると民家で、個人用の天体観測ドームらしい。
ここは大きな工場や建物がなく、夜は満天の星空だそうだ。
星の観測にはもってこいなのだろう。
戦争中、B29やグラマンなどの艦載機が飛んでいたとは想像もできない。いつまでもこの平和な時間が流れてほしいと思う。