南総里見八犬伝を英語で11

ここからはまだ見つかっていない二人の犬士の話。

It took some time to find the last two, but they did.

The ball with the Chinese character “Chi” belonged to a dancer in a performance group.

“Chi” means the wisdom to understand th meaning of things.

七番目の犬士は犬坂毛野胤智(いぬさかけのたねとも)。
「まんがで読む南総里見八犬伝」から犬坂毛野について紹介する。

「犬塚毛野は千葉家の家臣・粟飯原胤度(あいはらたねのり)の子。毛野が母・調布(たつくり)のおなかの中にいる時、馬加大記(まくわりだいき)と籠山縁連(こおりやまよりつら)にだまし討ちにあい、父・胤度は亡くなります。調布は相模に逃げ、毛野を生みました。追っ手から逃れるため、毛野は美しい女の子として育てられます。その後、調布とともに女田楽師(おんなでんがくし)の一行に加わりました。調布が亡くなる時父の死の真相を知った毛野は、父のかたきを討つために、武芸を身に着けます。・・・」
「大記の屋敷・対牛楼(たいぎゅうろう)に女田楽師園旦開野(あさけの)として招かれた毛野は、犬田小文吾と知り合います。毛野を女だと信じ油断した大記を切り、敵討ちを果たします。
 その後、小文吾と再開し、八犬士のことを知ります。・・・縁連(よりつね)が扇ヶ谷定正(おうぎやつさだまさ)の家臣となっていることを知った毛野は鈴茂林(すずのもり)で縁連をおそいます。
しかし、敵は多く、追い詰められてしまいました。すると、小文吾たち五人の犬士がかけつけ、形勢は逆転、毛野は見事、敵討ちを成功させました。・・・・」

毛野の水晶玉は、生まれる夜に南の空から流れ星が飛んできて、母のふところにはいった。また右のひじから二の腕に、ぼたんのアザが生まれつきついていた。

The last ball belonged to a man who fought against a monster cat in the mountains of Tochig.
He had the character “rei.”
“Rei” means to follow the rules of society.

八番目の犬士、最後の犬士は「犬村大角礼儀(いぬむらだいかくまさのり)である。
犬村大角の紹介も、上と同じように「「まんがで読む南総里見八犬伝」から紹介する。

「犬村大角は下野(しもつけ)の庚申山(こうしんやま)のふもとに住む剣客・赤岩一角(あかいわいっかく)の子です。一角は庚申山へ山猫の妖怪を退治しに出かけますが、逆に殺されてしまいました。妖怪は一角になりすまして山をおります。大角はニセの一角にうとまれ、伯父の犬村儀清(いぬむらのりきよ)に引き取られます。成長した大角は儀清の娘・雛衣(ひなぎぬ)と結婚します。ある日、腹痛を起こした雛衣に「礼」の珠を浸した水を飲ませたところ、誤って珠を飲み込んでしまいます。それ以来、雛衣のおなかが膨らみ、浮気を疑ったニセの一角の妻・船虫(ふなむし)により、大角と雛衣は離婚させられます。
犬飼現八が大角をたずねると、そこへ雛衣とニセの一角、船虫がやってきます。ニセの一角は左目のケガを治すため、赤子の生き肝がいるので、お腹の子をよこせと詰め寄ります。雛衣はお腹にあるのは珠だということを証明するため、自ら腹をさきます。すると傷口から珠が飛び出し、ニセの一角の胸を打ち、ニセの一角は正体を現します。大角は妖怪を打ち、かたきを取りました。・・・・」
上の図は、妖怪の姿を現したニセの一角と戦う犬村大角礼儀。

犬村一角の珠は、母が加賀国から白山権現の小石をお守りとして取り寄せたところが、それが「礼」の文字が記された珠であった。
左脇腹に、生まれつきのぼたんのアザがある。

All eight balls were now together many, many years after Fuse-hime’s death.

八人が揃ってここに八犬士が誕生した。
ここから里見家存亡の危機ににむけての戦いがはじまる。

ここで八犬士についてまとめておこう。
犬坂毛野胤智(いぬさかけのたねとも)、犬村大角礼儀(いぬむらだいかくまさのり)は上記の通り:

犬塚信乃成孝(いぬづかしのもりたか)
・水晶珠 孝
 母が弁財天に参拝した帰りに、伏姫から授けられたが、その時珠をとりこぼし、近くにいた子犬(与四郎)が飲み込んでいた。
・アザ 与四郎の首を切った時、珠が飛び出し左腕にあたってアザとなった。  

犬川荘助義任(いぬかわそうすけよしとう)
・水晶玉 義
 荘助が生まれた時、胎盤を埋めるため家の入口の下を掘った所に出現。
・アザ 生まれつきに背中にアザがあった。 

犬飼現八信道(いぬかいげんぱちのぶみち)
・水晶玉 信
 生まれて七日目に行われる「お七夜」の祝のタイの中から出現。
・アザ 生まれつき右のほほにアザ。

犬山道節忠与(いぬやまどうせつただとも)
・水晶玉 忠
 生まれつきあった左肩のこぶを、犬川荘助に切られたときに出現
・アザ 生きたまま墓に埋められ救出されるときに左肩のこぶにアザができる。

犬田小文吾悌順(いぬたこぶんごやすより)
・水晶玉 悌
 お食い初めの赤飯の中から出現
・アザ 相撲で尻餅をついたときにアザができた。

犬江親兵衛仁(いぬえしんべえまさし)
・水晶玉 仁
 生まれながらに左手が開かなかったが、父と母が亡くなった時、左手が開きその中から出現。
・アザ 古那屋の騒動の際、父に蹴られた時アザができた。