古事記を英語で読む21

The Meaning of Names 3

After a while, Konohanasakuya-hime found out she was pregnant.
Hkkohono-ninigi didn’t believe the child was his.
She said,
“I am sure this is your child. If it sin’t , it will die at birth.
But if it is your child, it will live.”

*at birth : 生まれたときに

橋本治さんの「古事記」ではこのように書かれている。

「私には子どもができました。いまがちょうど生まれるときですので、生みたいと思います。私のお腹の中にいるのは、高天原からご降臨になった神のお子なのですから、私一人の子として生んではいけないと思います。どうかこのことをご承知ください。」
いわれてヒコホノニニギの命はびっくりしました。
「私はお前とは一晩しかいっしょに寝ていない。・・・略・・・それなのにおまえは、子どもができたというのか? そうだ、おまえは嘘をついているのだ。お前の腹の中にいるのは、私の子ではない。それはきっとこのあたりの土地の神の子にちがいないのだ」

*今の時代なら、完全にセクハラ、パワハラ、マタハラの暴言ですね。

The time came for Konohanasakuya-hime’s baby to born.
She built a small house without any walls or doors.

The she went into the house  and ordered people to make a wall to cover  the whole house.

There was no way to get out now.
Finally she set the house on fire.

+ The time came for 〜to : 〜が・・・する時が来た。
 set on fire : 火を付ける

橋本治さんの「古事記」では、

『・・・もしも私のお腹の中にいる子が、どこかの土地の神の子であるなら、きっとこの子を無事に産むことなどできないでしょう。でももしも、このお腹の中にいる子が、高天原からご降臨になったあなたのお子であるのなら、私はなんの心配もなく、無事に生み終えることができるでしょう。』
そういってコノハナサクヤヒメは、出産の準備にかかりました。・・・略・・・コノハナサクヤヒメのつくらせた産屋には、戸が一つもありませんでした。『柱ばかりで風の吹き抜ける産屋など作ってどうするのだろう?』とヒコホノニニギの命がお思いになっていると、さっさとその産屋の中へはいっていったコノハナサクヤヒメは、『この柱と柱のあいだを、すべて土でぬりかためてふさいでしまうように』と命じたのです。
 産屋の周りがすべて土でふさがれると、その中にいるコノハナサクヤヒメは、『火をつけよ』とお命じになりました。

と書かれている。

Konohanasakuya-hime gave birth to three sons inside the burning house.
In this way, she showed that she was right.
Her three babies were the children of Hikohono-ninigi, a god from the land above the sky.
They were named Hoderi, Hosuseri, and Ho-ori.

* give birth to 〜 ; 〜を産む

「コノハナサクヤヒメは、燃えてくる火の中で、三柱の子をお生みになったのです。・・・略・・・ご自分のお生みになったお子さまがたが、高天原からご降臨になった神の子であることを、みごとにご証明になったのです。」
(橋本治さんの『古事記』より)

こうの史代さんは「ぼうるぺん古事記」では、
「こんな二人がどうなったのか気になるところですが、日本書紀にはニニギが『自分の子だとわかっていたけど周りの目があったからわざと冷たくしたのだ』と弁解したり、怒ったサクヤヒメがずっと冷たいままなのを悲しんで、歌を詠む後日談などもおさめられています。」
と書かれている。

*コノハナサクヤヒメを祀る神社は無数にあるとウィキペディアには書かれている。富士山もそう。安産や子育て、日本酒発祥など多くの信仰を集めているそうだ。

コノハナサクヤヒメが燃え盛る炎の中で産んだ子が、ホデリノミコト、ホスセリノミコト、ホオリノミコトである。長男のホデリノミコトは「海幸彦」、三男のホオリノミコトは「山幸彦」とよばれ、次回のEnjoy Simple English に続く。