火星と木星が大接近 1月7日

アストロアーツのホームページに「火星と木星が大接近」という記事があった。

これはおもしろそうではないか。 国立天文台のホームページも調べてみた。
下の写真が1月7日午前6時の大阪の空の様子。

火星と木星の南中の時間が一緒ということは、すぐそばにあるということだ。
上の図では木星しか表記されていないが、火星がすぐそばにあるはず。

1月7日は残念ながら快晴ではなく、左の写真のように薄曇りだった。

しかし雲が薄くなった時に見えた星を写真をとることはできた。

下の写真がその写真。
35mmの標準レンズで撮っている。
ブログにのせるために周囲をカットしてトリミングして、木星が見やすいように加工している。

しかしなんとも小さく写っている。
ほぼ中心に点のような星が写っているのがわかるだろうか。人間の目にははっきりと星が光っているのがわかるのに、写真に取ると、「あれ?こんなに小さかったかなあ」と思うことが多い。それだけ人間の目はすごいということと、人間は目だけでなく、脳で見ているからだと思う。

望遠レンズに変えて写真を撮ってみた。

白く輝いている星が木星。その右下にある赤っぽい星が火星。
250mmの望遠レンズ。露光時間をもう少し長くしたほうが良かったかもしれない。
惑星にピントをあわせるのはむずかしい。私のカメラのオートフォーカスでは対応できないので、手動でピントを合わせる。今回は月にピントを合わせておいて、その状態で木星と火星の写真を撮った。

「視野0.5度、月の直径の半分くらいの距離に接近していると」、アストロアーツのホームページでは紹介している。
方角を変えて木星と火星を撮った時と同じ条件で撮影した月。
確かに月の直径の半分くらいに木星と火星は接近している。

 

同じ月をiPhone8で撮った写真。拡大も何もしていない状態。
手ぶれがあるために月の形がよくわからない。でも全体の雰囲気がわかるので、一眼レフとiPhoneの両方で撮ることにしている。
月と木星と火星が同じ画面に写ればいいのだが、雲の流れがおおいので無理だった。

実際に木星と火星が接近しているわけではない。それぞれが独自の軌道を描いているわけだが、地球から見てその軌道上の木星と火星が近づいて見えるということだ。天体の動きは日々変化があっておもしろい。古代の人々が、星を見て様々な空想の翼を広げたことが想像できる。