嶗山風景区(ろうざんふうけいく)
この嶗山風景区の嶗という字は私のパソコンで出てこない。
ブログのこの部分は中国のサイトから文字をコピーしたもので、このあとの記事は「労山風景区」のように「労」と言う字を使うことになる。
青島空港からバスに乗って約40分。郊外にある「労山風景区」に向かう。
私たちが観光したのは、太清宮と龍潭瀑という、お寺と滝であった。
太清宮(たいせいきゅう・タイチンゴン)
何か天安門広場を思い起こしそうな広場。ここはバスセンター。ここまで車やバスできて、乗合バスに乗り換えて目的地へ行く。
上の写真左はこのバスセンター内のトイレ。男女の色別はここもない。
右の写真は入場の様子。なんと指紋チェック。乗り合いバスにのる時、太清宮の入り口でも指紋チェックがあった。でも精度はいいのか悪いのか、私は何回もやり直した。情報管理の国というか、管理がまず先にある国という印象をもつ。
いかにも中国らしい風景。海に面して太清宮がある。入り口には「労山太清宮」とかかれた大きな石造りの門がある。
ここは道教のお寺で、この太清宮は「老子」ゆかりのお寺なのである。
太清宮の後ろにある山すそに、写真のような巨大な「老子像」がみえる。そばにクレーンがあるので現在建設中のようだ。
老子といえば、高校の漢文で習った
「無為自然」
「上善如水」
といった言葉を思い出す。
現地ガイドさんの説明でも、「老子様の教えは、物事は自然に任せて、手を加えないほうがうまくいく」というような話があった。
なるほど。
孔子と老子が話し合っているところ。左の巻物を持っているのが孔子、右側の右手の人差指を突き出しているのが老子。
道教では老子を始祖とし、儒教では孔子を始祖とする。どちらも同時代の人物だったらしい。
老子は本当に実在したのかという話もあるらしいが、真偽の程は私には全くわからない。孔子が老子に教えを請うたという伝説はのこっているが、それが本当かどうかはまったくのクェスチョン。でもあったらいいなあという思いが伝説として現代まで続いている。それを具体化したのがこの像のようだ。
詳しい背景は私にはわからないので、興味のある人は以下のブログをご覧になると良いと思う。
http://www46.atpages.jp/mzprometheus/philosophia/5435
この地は樹齢2000年を越える大木があり、そういった古木でも有名なところらしい。銀杏や山茶花などの木がたくさんあったとおもうが、漢字で説明が書いてあるのでたぶん………。
さて乗り合いバスに乗って、滝のある場所に向かう。
海岸はなんとなくもやっている。春ならば春霞、でもそれだけではないだろうという顔をみんなしていた。