ポルトガル4日目 オビドス
上の資料はオビドスの町の入り口にある観光案内所でもらったパンフレットの一部。「地球の歩き方」には次のような説明がある。
「城壁に囲まれたオビドスの人口は800人ほど。『谷間の真珠』と呼ばれる絵のように可愛らしい街で、夏には色とりどりの花々が軒先を彩る。その歴史は、ローマ時代に海からの敵の侵入を防ぐため、砦が築かれたことにさかのぼる。イスラム教徒によって征服された後、1148年にアフォンソ・エンリケスによってムーア人の支配が終わると、町の再建が行われた。1282年にオビドスを訪れすっかり魅了されてしまった王妃イザベルにディニス王が町を贈り、以後1834年までオビドスは代々の王妃の直轄地となった」
結婚祝いにオビドスの町を贈った、という説明を聞いてびっくり。町を贈るということはそこに住んでいる人々もすべてということだから。でも日本の貴族の荘園もそうだったのだろうなあ。
これは水道橋。ローマ時代に作られたものかと質問すると、16世紀に作られたものだそうだ。長さ約3km。土地の高低差を知る技術とサイフォンの原理を知っていないとできないすご技。 そういえば明石海峡大橋には神戸市側から淡路島への水道管が配管されている。これも水道橋の一部といえるかもしれない。
パンフレットの地図にある「町の門(ポルタ・デ・ヴィラ)」に入る。城壁の壁と、対称的なアズレージョの壁が美しい。
上の二枚の写真は城壁の内側の街から外を見たところ。
城壁のそばまで寄ってみる。この城壁の頂上の部分を歩いて一巡りできるそうだが、私たちはやめた。なぜかというと昨年この城壁の上を歩いた日本人観光客が城壁から落ちて亡くなったという話を聞いたからだ。お天気の悪い日で、傘をさしていてぶつかったはずみで落ちたそうだ。
これはオビドス名物の銘酒「ジンジーニャ」。
サクランボの一種から作られるリキュール。チョコレートで作られた写真のようなカップに入れて売られている。1ユーロだったので買ってみた。強めのリキュールが甘いチョコレートで楽しめた。
青、黄色とカラフルな町。ここで買ったおみやげが、ポルトガルといえば「ボルダロの陶器」といわれるキャベツのお皿。
キャベツのデザインで有名。キャベツ以外のものももちろんあった。緑のカエルの置物?箸置きみたいのも可愛かった。ここではキャベツそっくりなものを買った。
猫も犬もいて、のんびりとしている。
猫の座っている柱は、ペロニーニョと呼ばれている罪人の柱。罪人がみせしめのため、かごに入れられてこの柱に吊るされたという。これが観光名所になるわけだから美しい街に似合わない歴史の遺物だと思った。
城壁の上から見える風力発電のプロペラ。ポルトガルは石炭や石油などの化石燃料を持たない国。再生可能エネルギーの開発に力を注いでいる。2010年のデーターだが総電力量の18%を風力発電でまかなっているらしい。
観光地らしい風景。土曜日曜日には子ども連れの観光客が沢山詰めかけるそうだ。
後ろのある建物は、ポサーダ・ド・カステロというホテル。15世紀の城を改造している。私たちの宿泊した貴族の館のようなものらしい。
教会や博物館、美術館などがあったが、時間がなく、見ることができなかった。
観光客の団体も少なく、ゆっくりと見て回ることができたのがうれしかった。
バスに乗って、リスボンに向かう。途中で見えたIKEA(イケア)。
日本車も走っている。上の写真はトヨタ。
ホテルに到着。ドン・ペドロ・パレスという大きくて近代的なホテル。部屋にあるテレビのスイッチを押すと
Welcome XXXXXX (私の名前)
Enjoy you’r stay !
Press OK key to continue.
の文字が。なんというサービスでしょう!
今日の夕食は自由。 ツアーで集まって、ホテルの前にある大きなスーパーに行く。 ガイドさんの案内で店内を回って、あとは各自でお店を探す。私たちはホテルの部屋で食べる食料を物色。 みつけたのがタラの干物。こんなに大きいんだ、 日本のスーパーでは切り身のタラしかみたことがなかったので、驚くことしきり。
野菜もたくさん売られている。 お惣菜物を買ってホテルで夕食。 日本から持ってきたCUPNOODLEの活躍する時。 明日は、リスボンの市内観光。お天気が心配。