ここは二日目の四つ星ホテル、Hotel Alhambra Palace .
ここの朝食会場のレストランからのながめは抜群。グラナダの街が一望できる。
アルハンブラ宮殿の見学の後、ホテルにチェックインして、夕食はホテルのそばにあるカフェレストラン。
前菜の生ハムとチーズから始まって、野菜サラダ、カップに入った濃厚なスーブ、メインディッシュは分厚いステーキ、そしてデザートもしっかりと味のついたケーキ。パンもおかわりがでてきて、もうお腹がいっぱい。
参加者の話もはずみ、スペインの夜は暮れていった。
さて三日目は、コルドバとセビ−リヤ。
グラナダからゴルドバへはバスで約3時間。205kmのみちのり。
バスの両側は、一面のオリーブ畑。畑、というよりも視野に入るものはすべてオリーブの木と言う方がいいかもしれない。走っても走ってもオリーブが道路の両横に植えられている。それがはるか遠い山までがオリーブ、もうオリーブだらけ。
そもそもオリーブの原産はこの地中海だそうだ。
世界のオリーブオイルの約3割はスペイン産で、そしてここアンダルシア地方の生産はスペインの約8割というから、ものすごい。ガイドさんによると「日本の人口以上のオリーブの木が植えらている」と説明があった。
バスでスペインの土地や山を見ていると、日本のような山並みではない。高校の地学で習った山の風化や侵食による変化を思い出す。地球規模の古い歴史が積み重なった大地なのだろう。 バスから見る山は木の茂った山ではない。石灰質が多いからだろうか、山口県のカルスト台地を連想する。
オリーブは酸性土壌を嫌うそうだから、石灰分の多いこの土地では育ちやすいのかもしれない。
そんなことを思っているうちに、松本侑子さんの「カルメン」についてのバス内講義が始まった。