懐かしの給食レシピ47

とうがんの中華スープ

大阪市で働く私の知り合いの栄養士さんから教えてもらった給食レシピ。 そのレシピを元にして懐かしの給食メニューをいただいてみようと挑戦。 レシピ通りの食材が手に入らなかったら、私独自のアレンジで創意工夫。

最近スーパーに出回っている季節ものの「とうがん」。今回は「とうがんの中華スープ」。そのレシピは、

IMG_20150823_0001 - バージョン 2

材料をそろえる。 だいたいこんな感じ。

IMG_7467

レシピには、とうがん200gと書いてある。
これは皮がついた時のもの? 
そんなことはないだろうと思い、皮と種をとったものの重さが200gと考えて切ることにした。
皮を向き、わたをとって、短冊切りにする。

 

IMG_7471

玉ねぎ半部を細切り、ニンジンも半分を細切り。
左の写真は、玉ねぎ1個分、ニンジンは半分だが、細切りを忘れて、いちょう切りになっている。
これも工夫の1つとして、勘弁してもらおう。

鍋に800mlのお湯を煮あげ、豚肉、ニンジン、玉ねぎ、とうがんの順に煮ていく。

IMG_7474

IMG_7484 IMG_7486

IMG_7491

火が通れば、とうふを加えて煮る。

IMG_7492 IMG_7495

塩・コショウ、薄口醤油、中華スープの素で味付けをし、最後にニラを入れる。

IMG_7497 IMG_7498 IMG_7520

IMG_7526

IMG_7531

前回のタコスライスと一緒にいただきました。 夏のおわり、タコスライスのスパイシーな美味しさと、とうがんの素朴なスープは健康に良さそう。
給食はほんとによく考えてあると思う。

*レシピを提供してもらっている栄養士さんから、「とうがんは身も皮も種も含めた重さですよ」と連絡が入った。なるほど了解です。

 

 

懐かしの給食レシピ 46

タコスライス(学校給食献立コンクール最優秀作品)

大阪市で働く私の知り合いの栄養士さんから教えてもらった給食レシピ。 そのレシピを元にして懐かしの給食メニューをいただいてみようと挑戦。 レシピ通りの食材が手に入らなかったら、私独自のアレンジで創意工夫。

今回は、学校給食献立コンクール最優秀作品。大阪市東成区の小学校6年生が考えた「タコスライス」。タコをスライスしたものじゃありません。メキシコ料理の「タコス」をもとに沖縄が発祥の地、といわれている料理。
そのレシピがこれ。

IMG_20150823_0001

「タコスライス」と「タコライス」、どっちがどっち?
ネットのウィキペディアを見ると、次のように書いてあった。

1984年に沖縄県金武町で誕生。同県内では1990年代から学校給食に採用されるなど非常に一般的な料理となっている。 皿に盛った米飯の上にタコミート(挽き肉に玉ねぎや調味料・スパイス等を加えて調理したもの)、千切りのチーズ、レタス、トマトなどを順に載せ、トマトベースの赤いサルサをかけて食べるスタイルが一般的であるが、オリジナルのタコライスは米飯とタコミートのみであり、発祥の店では今でもチーズや野菜などのトッピングは別料金となる。チキンライス&タコミートの組み合わせもある。食べ方の感覚としてはそぼろご飯やドライカレーに近い。 

レシピにも「タコライス」と「タコスライス」の両方が書いてある。とにかくタコとご飯の混ぜ物ではない。

レシピに従って、
サラダ油を熱し、ニンニクを香りよく炒め、ミンチ肉を炒める。

IMG_7503 IMG_7502

玉ねぎ、トマトの順に入れて炒める。

IMG_7506 IMG_7507

火が多れば、塩・コショウ、カレー粉、ケチャップ、ウスターソースで味を付ける。

IMG_7510 IMG_7511 IMG_7514

塩はひとつまみをパラっといれた感じ。コショウは赤コショウ(ビンクペパー)があったので、それを利用した。
これはイタリアに行った時に買ってきたもの。軽くつぶしてフライパンに入れた。
きつくはないが、独特の辛味が口に広がる。でも食欲はそそる味。
グリンピースを炒め、最後に粉チーズを加えて炒める。

IMG_7517

IMG_7518

ご飯の上にレタスの千切りをならべ、その上に先ほど作ったタコスを置く。

IMG_7523

先ほどのウィキペディアをもう少し読んでみると、

・・・・・ タコスは英語は“taco”(「タコス」は複数形“tacos”から)であり、タコライス (taco-rice) は「タコスの具を乗せた飯」という意味である。

とあった。なるほど、タコスとはタコの複数形だったのか。

さて、レシピにあったようにレタスをならべ、具のタコスにミニトマトを湯煎して皮をむいたものを切って並べてみた。

IMG_7527

上の写真では、彩りを考えて、パプリカを切って入れてある。

これは美味しい。給食献立コンクールで最優秀をとったレシピだけのことはある。 栄養万点、スパイシーな味が魅力的。ピンクペッパーの味も予想以上にこのタコスライスを引き立てた。 みるみるうちに完食。ごちそうさま。

 

 

やなせたかしのアンパン

IMG_7425

これは巨大なアンパン。 NHKの夏の再放送で見た「グレーテルのかまど」のレシピで作ったアンパン。

http://www.nhk.or.jp/kamado/

やなせたかしさんは、アンパンマンの原作者。だからといって、あんぱんでアンパンマンを作るのではない。アンパンマンのイメージがするおいしいあんぱんをつくろうというもの。 レシピは先に書いたNHKのホームページにあるが、それにそって作った私の制作したあんぱんを紹介する。これはイースト菌をつかったパン。
用意するもの
強力粉・・・250g        砂糖・・・・25g
塩・・・・・4.5g        玉子・・・・50g
コンデンスミルク・・・12g   イースト・・・3.5g
牛乳・・・50g         水・・・80g
バター・・・38g        オレンジピール・・・25g
クルミ・・・50g
あんは、北花田のプラウの阪急にある御座候のあんを買った。オレンジピール、クルミも阪急にあったのでそこで購入。
IMG_7353
実際に使用したのが左の写真。
バターの代わりにケーキ用のマーガリン。
牛乳がなかったので、スキムミルクを溶いて牛乳の代用にした。
レシピではつぶあんは400gになっていたが、買った御座候のあんは360gだった。レシピより少ないがこれで実行。

ボウルに強力粉、砂糖、塩を加えてよく混ぜる。牛乳(私の場合はスキムミルクを溶いて代用)、水を合わせて35度に温め、イーストを加えて溶かし、玉子、コンデンスミルクを加えてよく混ぜる。

IMG_7355IMG_7357

ここで気がついた。しまった、卵を入れるのを忘れていた!今回のアンパンはレシピにある卵がはいっていないアンパンになってしまった。
上の写真左のボウルに右のイースト菌などの入った小さいボウルの中身を入れて混ぜる。よく混ぜていくとだんだんと粉っぽさがなくなってくる。レシピでは3分とかいてあるが、ここは見た目で判断。私はもっと混ぜていた。
台に取り出して、台にこすり合わせるようにしてこねる。レシピでは3分。
私の場合はそれほどべたつくこともなく、こねることができた。

IMG_7362 IMG_7364

ラップをかけて10分ほど休ませる。バターを加えて、大にこすり合わせるようにしてこねる。レシピでは3分。

私の場合は、マーガリンが生地全体に広がって、溶けこむまでに時間がかかった。ぬるぬるした状態から、しっとりした生地になるまでこね続けた。

IMG_7368 IMG_7371

オレンジピールを生地に混ぜる。レシピにはカードで切り混ぜるとあるが、カートがないので、ご飯のしゃもじで代用。

IMG_7373 IMG_7376

台にこすりつけながら全体に混ざるように、こね混ぜる。
台にこびりつかくならず、全体に混ざったら丸くまとめ、ボールに入れてラップをし、10分ほど休ませる。

IMG_7377 IMG_7380

次に、温かいところでさらに休ませる、とレシピにあった。時間が書かれていないので、私はオーブンの発酵機能を使って30分ほど発酵させた。
この後、冷蔵庫に入れて冷蔵発酵をさせる。一晩かけて発酵させる。
作業は次の日に。

冷蔵発酵させている間に、あんを作っておく。 御座候のあんに、くるみを荒く切って混ぜておく。

IMG_7384 IMG_7385

下の写真左が、一晩冷蔵庫で発酵させた生地。 生地をボウルの大きさより一回り大きくなるように伸ばす。

IMG_7392 IMG_7395

生地をボウルの内側にはりつけ、あんをその中にいれる。空気を抜くようにしっかりと押さえつけておく。

IMG_7398 IMG_7401

生地のはしを引っ張りながら中心に寄せて、全体を包むようにする。

IMG_7404 IMG_7406

取り出して、形を整える。
ハサミで、周りを斜めにカットする。太陽から光線が出ているイメージで。

IMG_7408 IMG_7409

40度のオープンに入れて一次発酵させる(レシピでは)。 私の場合はオープンの発酵機能を使って、60分の時間をとった。

IMG_7412 IMG_7415

IMG_7420

溶き卵を表面にぬって、仕上がりの見栄えが良くなるようにする。
オープンを用意する。
190度で25分焼けるように予熱をして準備する。
25分も目安と考える。
私の場合は20分弱で、いい色合いになった。

なかなかいい具合いに焼きあがった。
写真でも分かるように、本当に大きい。いつも使う、網の上にいっぱいになる大きさになった。

IMG_7422 IMG_7423

IMG_7428

四分の一を普通のケーキ皿においてみる。
マグカップのコーヒーが可愛く見える。
卵が入れ忘れたけれど、味は抜群。あんに混ぜたクルミが余分な甘さを吸収したみたいに食べ心地が良い。
生地のオレンジピールがまたアクセントになって、しつこさがない。
さすがNHKのレシピ!と思ってしまう。
さて、なぜやなせたかしさんはアンパンマンを創作したのだろう。

 

なんのために生きる アンパンマンの原点アンパンマン1

(上の絵はNHK「グレーテルのかまど」より)

やなせたかしさんとアンパンマンについては、次のホームページに丁寧に説明されている。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3423_all.html