天然酵母でパンづくり 20

ライ麦パン

 

田辺由布子さんの「素朴がおいしい天然酵母のパン」(主婦と生活社)のレシピに従って、今回は「ライ麦パン」を作ってみた。

レシピは「キャラウェイ入り」なのだが、その「キャラウェイ」なるものが手に入らなかったので、今回は純粋の「ライ麦パン」。

パウンド型一個分のレシピで、
フランスパン用粉・・・160g
ライ麦粉(細挽き)・・140g
生種・・・20g
水・・・190ml
粗塩・・・6g 

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小麦粉は難波高島屋の地下1階にある富澤商店で購入。

レシピ通りにフランスパン用粉とライ麦粉を用意し、コストコで買ったホームベーカリーを使ってこねる。今回は水の量を10mlほど少なめにした。

 

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上の左が発酵前の生地、右が室温(発泡スチロール製の箱のなかに入れて)で7時間発酵させた後の生地。

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丸めなおして、形を整え、固く絞ったフキンを掛けて20分休ませる。 IMG_3174 IMG_3177

しっかりと丸めなおして、生地を手前に巻くようにして型に入る大きさの棒状にする。 閉じ目を下にして90分の二次発酵。(私はオーブンの発酵機能を使った)。

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上の写真の左は、90分の二次発酵のあとの様子。 右の写真は、210度に熱したオーブンで30分焼いたあとの様子。焼き上がりの時間はレシピの時間の10分ほど前から様子を見て判断。 私は最後の5分は、アルミホイルで覆い、これ以上外側が焦げないようにした。 IMG_3221

これができあがり。
重い感じのする仕上がり。
でも食べてみると小麦粉だけのパンとはちがい、噛めば噛むほどに味が出てくるようなパン。
分厚く切って食べるパンではない。
軽くトーストしてジャムなどを付けて食べると、朝食の幅が広がった。

 

 

天然酵母でパンづくり 19

天然酵母でアップルパイ

 

ホシノ天然酵母でスイーツ作りに挑戦することにした。 レシピは増沢恵子さんの「天然酵母で作るお菓子」(文化出版局)。

この本にのっているスイーツは、私にとっては本格的すぎるもの。

そのなかで、「タルト生地」の説明があったの。 まずタルト生地を作って、今売り出しているりんごを使ったアップルパイを作ることにした。

タルトやパイの生地を発酵させるというのがおもしろそう。

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フードプロセッサーを使うというのも初めてのやり方。

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 用意したのは、直径18㎝のタルト台一皿分の材料。

薄力粉・・・200g
卵・・・1個
砂糖・・・10g
バター・・・100g
生種・・・10g
塩・・・0.5g

林檎・・・1個と1/2

 

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写真にはないが、準備として、 容器に卵を溶いて生種と混ぜあわせて冷やしておく。 ボールを冷蔵庫で冷やしておく。

フードプロセッサーに薄力粉、塩、砂糖、小さく切った冷たいバター(私はケーキ用のマーガリンを使用)を入れ、さらさらの状態になるまで回す。 断続運転(熱が伝わりにくいので)で回す。

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 フードプロセッサーから冷たくしたボウルに写し、卵と生種を混合したものを少しずつ加えながら、両手ですり合わせる。 米粒状になるのがめやす。ここが難しかった。卵と生種をいっぺんにいれると、大きな固まりになってしまう。少しずつがポイントのようだ。 

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まとまったらビニール袋に入れて、袋の上から空気を抜くように手で押さえながら長方形に整え、めん棒でおさえる。 厚さ3cmくらいに平たく伸ばし、ビニール袋できっちり包みなおす。 冷蔵庫に入れて、1〜3日低温発酵させる。

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上の写真は、冷蔵庫で3日発酵させたもの。

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タルト台より一回り大きいくらいに伸ばし、ラップで包んで冷蔵庫で1時間休ませる。

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タルト台に生地を入れて整形し、ラップで包み、冷蔵庫で1時間休ませる。 その間に、りんごなどの具材を準備する。

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りんごは1個を16等分するぐらいの大きさに切り、うすい食塩水につけてから取り出し、水気を取る。
ボールに卵1個、砂糖を50g、アーモンドプードルを10g、牛乳70mlいれて混ぜる。本当はここに白ワイン50mlほしかったがなかったのであきらめる。 泡をたてない。軽く混ぜる程度にし、冷蔵庫に入れておく。オーブンを180度に予熱する。

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パイ生地にりんごを並べ、その上から冷蔵庫で冷やしておいたフィリングをかける。

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180度で70分から80分。時間は焼き上がりの様子を見て判断。私は最後の10分はアルミホイルをかぶせて焼いた。

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冷蔵庫で3日も発酵させるという、とても時間のかかるアップルパイ。 でも冷蔵発酵させた生地はサクサクして、なんともいい感じ。
薄力粉、卵、砂糖だけだが、天然酵母で発酵させた小麦粉が味を深くしている。
コーヒーとアップルパイ、贅沢な時間だ。

 

 

日時計 その6

コマ形日時計2

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これはキッドネットのアイデアデーターベース、というブログにあったものを見て作ったもの。

http://kids.gakken.co.jp/jiyuu/idea_db/778.html

時刻盤がPDFファイルで提供されているのですぐにつくれる。

同じ形式だが、この文字盤の部分をCDケースを利用したものがあった。
リンク先を書いておくので見てほしい。

http://manabi.mpec.jp/kishou/217/217.html
CD盤をつかったコマ形日時計
 

次は牛乳パックを利用したもの。

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上の写真は明石天文台の紹介する牛乳パックを使ったコマ形日時計。

http://www.am12.jp/support/gakusyushiryou/hidokeidukuri.html

 

二つのコマ型日時計で注意しておきたいのが、時刻面が二つあるということ。
上のキッドネット時刻盤の表面には、「秋分から春分」という文字が見える。
下の明石天文台のものには、牛乳パック上部に四角く切り抜いた部分があり、そこから裏の内側に書かれた文字盤があるのが分かるだろう。

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実際に使ってみたのがこの写真。10月なので「秋分から春分」(裏側)に太陽の影が写るわけだ。表側の「春分から秋分」は文字盤自身が影の中にあり時刻盤には太陽の影が写らない。

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 牛乳パックを利用したものも同じことが、この写真でわかると思う。

太陽の高度が季節によって変わること。春分の日、秋分の日を境にしてコマ型日時計では太陽の影が写る場所が変わることが分かる。
それは、地球の回転軸が傾いていることに原因があることが分かるだろう。
コマ型日時計は、地球が傾きながら太陽の周りを回っていることを学習するのにいい教材になる。

参考として以前ブログで利用した図を添付しておく。
(図はクリックすると拡大する)

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