みをつくし料理帖の献立から
「みをつくし料理帖」の各巻末に紹介されている献立の数々。 作ってみたい、と思いながら、なかなかその機会がない。
鳴門の渦潮を見に行った時に、淡路島で「干しダコ」を買った。 これであの「心許の蛸飯」がつくれるのではないか、やってみよう。
これが淡路島で買った「干しいいだこ」。
ここに蛸飯のレシピものっている。これも参考にして、無水鍋を使って作ってみた。
買った「干しいいだこ」に書いてあるレシピは3合分。 「干したこ20g程をキッチン鋏で2cm角位にカットし、お酒50cc、お醤油50ccを混ぜたものに30分から1時間ぐらい漬けます。あとは普通の水加減にしたお米に汁ごと入れてスイッチオン」と書いてある。
私は2カップのお米の量でいいので、上のレシピを2 /3にして材料を用意した。
カットした干しイイダコを酒と醤油の中に漬けて1時間ほど待つ。
無水鍋に米、1割増しの水、つけ汁に浸けた干しダコを汁ごと入れて約30分おく。ショウガ、味醂を入れる。
フタをしてIHコンロのスイッチオン。
カタカタというまで強火。蒸気が出はじめたら蛍火で15分。
そのあとフタをしたまま10分蒸らす。
いや~、蛸飯がこんなに美味しいとは。 高田郁さんのおっしゃるとおり、干しダコで作る蛸飯は本当に美味しい。 「天の梯」を読んだ後、スーパーで干しダコをさがしたがよう見つけなかった。 今回、淡路島で「干しいいだこ」を手に入れて、「蛸飯」を作ることができた。後ろに写っているのは、給食レシピで作ったおかず「豚肉と野菜の甘味噌炒め」と「れんこんの中華焼き」。
高田郁さんの言う「生蛸を干して干しダコを作る」ことができたら、これもおもしろいだろうな。 その機会を待ちながらスーパーやデパートの生鮮食品売り場をウロウロしているのが最近の日課。