京都府庁にある水準点
さて、二万五千分の一の地図を見ると、京都御所の隣にある京都府庁・京都府警に水準点のマークがある。 ここへ行ってみよう。
なんとも立派な建物。
さすが京都府庁。京都府庁と府警本部は御所のそばにあり、大阪府庁と大阪府慶本部は大阪城のそばにある。なんとなく「なるほどね」と思ってしまう。
大阪城や大阪府庁のそばにも三角点や水準点があった。一度設置したら長い時間保存できるところ、というのでそういった場所が選ばれるのだろう。
京都府庁の玄関に向かって左側の角に水準点があった。
ここもなんと立派な水準点。
「一等水準点」、「国土地理院」の文字が読み取れる。
一等水準点の横にある、これもみごとな金属製のプレート。「京都府基準水準点」とかかれている。私はこの時は、説明のプレートと思ったが実は違っていた。ブログを書くために調べていると、下のようなブログを発見した。その部分の写真と記事を引用する。
「京都府庁の正面西端にあります。「一等水準点」とたて書きで彫られた標石以外に意外なものを見つけました。「一等水準点二四二 国土地理院 (京都府基準 水準点)」と刻字されたマンホールの蓋をとると中に石の宝石箱のようなものが入っています。さらに石の蓋がありこれを恐る恐る開けるとピンポン球のような ものが2個見つかりました。
この水準点は一等水準点なのですが、京都府基準水準点にもなっており国土地理院では「基準水準点」と呼ばれるものと構造がおなじです。ピンポン球状の標識は地中標といわれるもので標石に異常があった場合、再現するに設置されています。」
http://uenishi.on.coocan.jp/20lib-suijyun/q231kyotosuijyun.html
へーっ、と感心しながら、京都府庁にひと声かけなくてはいけないのかなあ、こんな大きくて重そうなプレートみたいな蓋をあけるのは大変だったし、目立つなあ、といらぬ心配をしてしまった。
京都駅に向かうために地下鉄烏丸線に乗る。烏丸駅そばにマクドナルドがあったのでちょっと休憩。
さすが京都、外国からのお客さんが注文中だった。メニューを指さして何か言っている。 対応するウェイトレスさんは少し年配の方。でも応対は見事。表情も買えずに英語で説明。さすが国際都市京都だなあ。私だったら笑顔でごまかしながら、何か笑いを取ろうとしてしまうだろうな、と思いながら自分の注文を考えた。