2013年11月7日午前10時14分(日本時間同日午後1時14分)若田さん達3人の宇宙飛行士をのせたソユーズロケットの打ち上げに成功した。若田さんは初の船長として宇宙へ4度目の飛行。ISS(国際宇宙ステーション)に半年滞在する。
ソユーズの機体には、ソチオリンピックの大会ロゴが描かれている。宇宙船には聖火のトーチを積み込んでいる。聖火トーチは国際宇宙ステーションでロシア人飛行士に渡され、9日には史上初の宇宙遊泳をし、11日に地上に戻り65000kmの聖火リレーを再開する予定になっている。
若田さんは、タンパク質の結晶を育てて医薬品開発の実験をしたり、アイソン彗星の撮影、ロボットアームによる小型衛星の放出、人型ロボットKIROBOとの会話実験などが予定されている。
ソユーズの打ち上げの実況が現在公開されている。
URLは以下のとおり。(いつまであるのだろう。早いうちに見ましょう)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20131107-00000033-nnn-int
11月5日午後2時38分(日本時間午後6時8分)、インド初の無人火星探査機「マンガルヤーン」をインドの国産ロケット「PSLV-C25」て打ち上げ、衛星は地球を回る軌道に乗ることに成功した。
「PSLV-C25」は長さ45m、ソユーズ打ち上げロケットが47mだからよく似た大きさ(日本H2A型は約50m,イプシロンは24.4m)。のせている探査機の重さが1350kg、日本の火星探査機「のぞみ」の重さは540kgだったから2倍以上の重さ。ちなみに「はやぶさ」は510kg、金星に向かっている「あかつき」は500kgだった。
左が火星探査機のチェックをしている写真。後ろに見える丸い形のものがアンテナだから、かなり大きい衛星だ。来年(2014年)の9月下旬に火星の周回軌道に到達する予定。
火星の大気、鉱物の探査、メタンガスの探査を計画している。メタンの痕跡が検出されると、原始生命体の存在につながると期待されている。
さて忘れてはいけない。日本の「あかつき」は、2015年11月の金星への再軌道突入へと準備を進めている。
「はやぶさ2」の開発も現在進行中。2014年打ち上げをめざしている。
国際宇宙ステーションも11日、13日の早朝には大阪から飛行しているところが見えそうだ。
空気の住んでいる秋には、星空を見上げてみよう。
(写真はすべてインターネットで公開されているものを利用した)
*話題になってきたアイソン彗星については、日をあらためて書きたい。