圧力鍋で無水カレー

以前に無水鍋で無水カレーを作った。(2020年1月)
今回は圧力鍋で無水カレーを作ってみようと思った。
無水カレーだから一切水を加えずにカレーを作る。そのためには水分を多く含んだ野菜をたくさん使うことが必要だ。前回の「無水鍋を使っての無水カレー」を参考に、次のような材料を用意した。
・たまねぎ 1
・トマト  2
・にんじん 1
・りんご  1
・バナナ  1
・セロリ  1
・しめじ  1パック

たまねぎ1個を薄切りに切り、圧力鍋の一番下に敷き詰める。
トマトは芯を取り除き、ザクザクと切る。(熱湯に浸して皮をとってもよい。今回は小さなトマトを使ったのでそのまま切っていれた)
にんじんを半分に切り、形の残るように大きめに切る(上の写真のように)

セロリも適当な大きさに切っていれる。(大きく切ると、圧力鍋でも形は残る)
じゃがいもを入れてもよいのだが、ポテトサラダを作るのでじゃがいもはカレーの具には使わなかった。
しめじもうえにのせる。
しめじは直射日光に当てておくと味が良くなるといわれたので、ベランダで干しておいた。

残しておいたにんじん半分をフードプロセッサーに入るように適当な大きさに切る。
バナナ、りんごは皮をむいて、これもフードプロセッサーにいれて回転するぐらいの大きさに切っていれる。
フードプロセッサーでジュースにする。
たまたま家にフードプロセッサーがあるのでそれを使ったが、ミキサーでもおろし金でもよい。とにかくジュース状にする。
無水カレーの「無水」は水を使わないことがが、野菜や果物の水分を使うことによってそれをおぎなっているのだ。

ローリエ、にんじん、バナナ、りんごのジュースを乗せる。 前回同様にすじ肉があったので、下処理をして食べやすい大きさに切ったものを一番上にのせる。

ふたをして中火でシューという音が出るまで加熱する。(ここは使っている圧力鍋によってその時間や使用方法は違うこともあるので、持っている圧力鍋に合わす)
シューという音が聞こえてきたら弱火にして15分。
15分たったら加熱をやめ、ピストンが下がるまでまつ。

加熱と自然冷却のあとの圧力鍋の様子。本当に水分が出るか心配だったが、
野菜や果物のジュースによって、写真のように水分がたっぷり出ている。

ルーを入れる。 前回はかなり甘く感じたので、今回は辛口カレーのルーを使ってみた。 はじめての辛口なので味見をしながらカレールーを入れていった。 私は辛口は苦手なので、ルーの半分でオーケーにした。 ここは自分や家族の好みに合わす必要がある。 最後にチャツネとヨーグルトを入れて味に深みが出るようにした。

ご飯はサフラン米にしようとサフランを入れてみたが、おもったほど黄色が出なかった。次回はもう少し研究してみよう。
味見のときの辛さは、ヨーグルトやチャツネによってほどよい辛さになっていた。
すじ肉も圧力鍋での下準備と加熱で、とろけるようなおいしさだった。
無水鍋の無水カレーもおいしかったが、圧力鍋の無水カレーも負けないくらいにおいしい。
今回は圧力鍋で無水カレーができるか?に
「できる!」という回答が出せでよかった。

 

圧力鍋でぶり大根

ラゴスティーナの圧力鍋

30年以上使ったラゴスティーナの圧力鍋を買い替えた。 基本的なスタイルは変わっていないので、これまで通りに使える。 ラゴスティーナのホームページにあるレシピから「ぶり大根」を作った。

昨年は無水鍋による「ぶり大根」を作ったが、今回は圧力鍋。
上記のレシピどおりに作ることにした。

ブリのアラが510グラムほど。大根、ゴボウを用意した。

ブリのアラに熱湯をかけて霜降りにする。 水でウロコ等を洗い流し、ペーパータオルで水気を拭き取る。

ラゴスティーナの圧力鍋に、ブリ、大根、ゴボウをいれる。くさみを取るためにしょうがを切っていれる。

前回の無水鍋のときは大根のアク抜きをしたが、今回の圧力鍋のレシピにはそのような指示がなかったのでそのまま入れた。
試食のとき、確かに大根は美味しかったが、アク抜きをしていたらどうなっていたかな?と思った。

 

レシピ通りに、水400cc、砂糖大さじ4,酒大さじ4,醤油大さじ3と1/3入れる。私はみりんも大さじ1入れることにした。

圧力鍋の蓋をし、火にかける。新しいラゴスティーナは、圧力を肉料理用と野菜料理用に設定を変えることができるので、今回は高圧力の肉料理用に設定した。
レシピには圧力をかけた状態で10分。そのあと自然放置になっている。

これまでの圧力鍋は圧力を抜くためにピストンを動かしたり、水につけて圧力鍋全体を冷やす方法などが紹介されていたが、新しくなったラゴスティーナは、基本は自然放置になっているレシピが多いように思う。

シューッと蒸気が出たら弱火にし、10分加熱。写真は圧力が抜けるまで自然放置したあとのぶり大根の様子。

お皿に入れてみるとこんな感じになっている。 もう少しテリを出したほうがいいと思い、みりんを大さじ1入れて弱火で煮込むことにした。

野菜の煮物とぶり大根、夕食は和食で健康的。ぶり大根は一晩置くと美味しくなると聞いているが、全部食べきってしまうので残念ながら次の日には食べられない。

無水鍋のぶり大根も美味しいし、圧力鍋で作ったぶり大根も美味しい。調理方法のレパートリーが増えるのはうれしいことだ。