沖縄の6月 その10

沖縄の現在・未来

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この本は、平和祈念資料館の売店で買ったもの。

沖縄の全体的な歴史を知りたかった。以前に沖縄に来たときに、高校生用の教科書のような本を買ったが、空港のトイレに置き忘れたようで残念の思いをした。

今回は写真が多くて、手軽に読めそうなものを探したところ、平和祈念資料館でこのような本を見つけたので、早速購入した。こういう本は現地でしか手にはいらないことが多いので、さっさと買っておいて損をしたことはない。

この本の裏表紙に、貨幣の写真があった。

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鳩目銭の写真だ。
「薩摩を通じて輸入した直径1センチ足らずの鳩の目に似た1文銭で、50文で銅銭1銭。広く流通、文字がスリ切れて読めないので無門銭ともビタ銭とも呼ばれた。宋銭明銭とともに、ひもで一連にし、結び目を紙で封印、朱印を押して、検算せず通用した封印銭の中でも一番の粗悪品だった。」
と書かれている。沖縄に粗悪品を押し付けていたのか?

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那覇市にプラネタリウムがあるというので、たずねた。
「モノレール」の「牧志駅」前に写真のような「ほしぞら公民館・図書館」という建物があった。ここにプラネタリウム、図書館がある。

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このプラネタリウムは先代のもの。ドームのそば、入口付近に展示してある。 

img_2193 現在のものはドームの中にあり、投影は午後1時からだったので、見ることはできなかった。午前中の投影があれば、プラネタリウムを楽しめたのだったが、残念。

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ドーム入り口の案内に、「三線と唄の夕べ」とあるのが沖縄らしい。星空の下に三線の音色。沖縄民謡。おもしろいなあ。

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図書館前のロビーには「ハブに注意」のパネル。これも沖縄らしい。
駅前にプラネタリウムと図書館、沖縄の今の姿だ。

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これはモノレールの駅「那覇空港駅」にあったモニュメント。

日本最西端の駅モニュメント
このモニュメントの形は、過去・現在・未来を表している。
ブロンズの大根は、かつてこの地が鏡水大根(カガンジデークニ)で有名な大根畑であったことを記録し、モノレールの車体は現在を、そして全体を形作る飛行機の翼は、沖縄の玄関である空港の象徴と共に、明るい未来に向けて羽ばたこうという希望を表現している。・・・・・・。

と説明書きがあった。

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那覇空港から一路大阪へ。 空の上で日が沈んでいく時間になる。

沖縄の現在と現実を考える旅であった。
大阪の場で何を考え、何を考えていくのか。
私たちへの宿題となった。

 

 

 

 

沖縄の6月 その1

沖縄県立博物館・美術館

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IMG_1716 6月23日「慰霊の日」に沖縄にいたい、そんな気持ちで団体旅行で那覇に出発。

ここは神戸空港。はじめてこの飛行場から飛行機に乗る。
三ノ宮からのポートライナーが混んでいること、混んでいること。こんなに混んでいると、この空港からはもう乗りたくないなあ、と思うほど。

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2時間ほどの飛行時間。那覇空港が見えてきた。

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那覇はいいお天気。これが6月の沖縄の空。
ピーチのピンクの飛行機が飛び立っていくのが見える。

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空港ロビーは、沢山の観光客らしい姿があふれている。「 慰霊の日」をめざして来ている人も多いのだろう。

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ここは「沖縄県立博物館・美術館」。迫力のある建物だ。
この博物館・美術館に来るのは初めてだ。以前那覇市に来た時は、この建物はなかった。
ホームページの解説によると、

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博物館ってどんなところ?

博物館の歴史は、1946年4月24日に発足した東恩納博物館にさかのぼります。
以来60年あまりにわたって、沖縄県に関わる資料の収集、展示をはじめ、沖縄の特徴ある自然、歴史、文化の調査、研究、普及を行ってまいりました。
このたび長らく拠点とした首里を離れ、2007年11月1日、新都心おもろまちにリニューアルオープンしました。
「海と島に生きる-豊かさ、美しさ、平和を求めて-」をメインテーマとした常設展を核として、広く内外に沖縄の独自性、優位性を発信していくとともに、新たに情報センターやふれあい体験室を設置し、気軽に楽しく学習できる、県民に親しまれる博物館づくりをめざしています。

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復帰の記念事業を兼ねて新博物館・美術館の建設が行われたようだ。

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こちら側が美術館。

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こちらが博物館の入り口。天井のライトから柔らかい光。

IMG_4814  IMG_4817歴史の勉強で習った「進貢船」や琉球の時代の服装などが展示してあり、「ああ、こんなふうだったんだなあ」と当時のことを想像しながら館内を歩く。

プロローグ ニライカナイの彼方から
1,海で結ばれた人々
2.貝塚のムラから琉球王国へ
3.王国の繁栄
4.薩摩の琉球支配と王国
5.王国の衰亡
6.沖縄の近代
7.戦後の沖縄
エピローグ 沖縄の今、そして未来へ

という展示内容で、沖縄の歴史を一望できるようになっている。

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おもしろかったのは「ふれあい体験室」。サンシンの体験や、芭蕉布などの展示もあり、沖縄の生活を手に触れて想像できるようなルームだった。

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貨幣の展示があった。
解説には、「琉球通宝 19世紀後半 銅銭の琉球通宝には、楕円形と円形の二種類があります。これらは、1862年以降、財政再建をもくろむ薩摩藩によって鋳造されました。貨幣には「琉球」という文字が入っていますが、薩摩藩やその周辺のみで使用され、琉球には流通しませんでした。」とある。
薩摩藩の財政建て直しのために利用したようで、幕府の許可が出ると「天保通宝」の贋金づくりに力を入れたといわれている。

沖縄で実際に使用されていたのが、この「鳩目銭(はとめせん)」。

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IMG_4838 - バージョン 2 「鳩目銭(はとめせ)」の解説として次のように書かれている。

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琉球王国時代に用いられた琉球の貨幣です。近世琉球期における貨幣計算の基本となりました。1699年以降は、重さを一定にして封印し、50枚で1文、500文で1銭、1000枚で2銭にあてられたといわれています。

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左の写真の、シールの中に入っている、一円玉より小さな指輪のようなものが「鳩目銭」。
金属の円盤の中を四角にくり抜いてある。
これを50枚、100枚と紐で通して使ったようだ。

私は「鳩目銭」と言う貨幣は初めて目にしたので、展示の解説だけではわからなかった。1階にある情報センター(図書もたくさん展示されていた)でこの事を聞くと、係員の若い女の人が頷きながら図書の本棚まで案内して、一冊の本を取り出してきた。
「鳩目銭」の写真ののっている本だった。
よく勉強しているなあ、と関心した。

IMG_4796中庭には、沖縄の伝統的な民家が再現されていた。

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1時間ではとても回り切れない。

3階にあるカフェでしばし休憩。シークァーサーのジュースと田芋のチーズケーキ。

沖縄に来た時には、訪れるといい博物館・美術館だと思う。今回は時間の関係で美術館を見学することはできなかった。ここが団体行動の辛いところ。