落語笑励会 in 繁昌亭

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天満天神繁昌亭での若手による「落語奨励会」。
演目は、
兵庫船・・・林家染吉
米揚げ笊・・・笑福亭仁嬌
猫の茶碗・・・笑福亭扇平
天神山・・・桂 文喬
中入り
紙入れ・・・桂 三歩
くっしゃみ講釈・・・笑福亭扇平

「兵庫船」では、“いろはの、いの字と掛けて”“上げまひょ”“これをもらいますと、船頭さんの手と解く”“心は”“櫓の上にあると”、という「なぞかけ」、「米揚げ笊」では縁起のいい言葉を出し続ける面白さ、「猫の茶碗」では、「高麗の梅鉢茶碗は高価な茶碗」、「天神山」では「恋しくば尋ねきてみよ南なる天神山の森の中まで」という信太の狐のパロディと勉強になる話。
私は、小学生の頃からラジオの落語を聞いて身につけた知識は多い。
中入り後の「紙入れ」は、いわゆる艶笑落語。でも全然嫌味はなかった。桂三歩さんのサービス精神丸出しの演技のおかげかも。
トリの扇平さんの「くっしゃみ講釈」も勉強になる講釈。いやー、セリフを紙に書いてもあれだけよどみなく講釈できないなあ。

五人の噺家さんの六つの話を聞いて得した気分。
本当に得したのは、一番最初にアップしてある写真。この日のプログラム。

右と左と内容は同じだが少し違う。右は赤が笑の1字だけ。これが大多数の人が持っていたプログラム。私の持っていたのは左の赤が四文字のプログラム。200枚に4枚だけという当たりクジ。

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なんと、
8月16日の「けったい落語」のペアのご招待券があたった!

今日は妻の誕生日だっただけに、ビックなサプライズとなった。

へーっ、こんなこともあるんですね。

さすが、天満天神繁昌亭。

「宝くじにあたるのが、遠のいたたあ・・・」とぼやきながら、でも笑顔いっぱいでこの「ご招待券」をうけとりました。
ありがとうございます。

 

ごまやんカフェ がない・・・

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久しぶりに「ごまやんカフェ」によってみようと、今回は時間にゆとりを持って繁昌亭に来てみたが、なんと「ごまやんカフェ」がない。紀州の梅の専門店に変わっている。

中に入ってお店の人に聞いてみると、この春から和田萬の本店に戻ったという説明。 ペンションリーの看板もないので、2階からのペンションのことも聞いたが、「やっていないようです」という曖昧な返事。エレベーター前に机が置いてあるから、ペンションの営業もしていないようだ。 インターネットではいくつかのブログでこのカフェを紹介しているが、ある1月のブログの記事で1月末で閉店という内容のものがあった。

http://ameblo.jp/yumi-yummy0621/entry-11753935477.html

しらなかったなあ。
ウェブにはまだ「ペンションリー」のホームページがある。どこかでお店を再開されるのだろうか。あの元気なご主人はどうされているのかなあ。
ちよっとセンチメンタルな気分になった。

 

 

桂米左独演会

IMG_8921今年で30年の節目を迎えた桂米左(かつらよねざ)さんの独演会に行った。
お客さんの多くは年配の人が多く、ご贔屓の人から舞台に声の掛かることもあったし、独演会だから三つも噺が楽しめた。
一つ目の「悋気の独楽(りんきのこま)」の時、米左さんがこの独演会に先立って、師匠の桂米朝さんに「本能寺」を聞いてもらった時のことが紹介された。米朝さんが「これ以上ないという渋い顔で」自分の噺に稽古をつけてもらったそうだ。私は「なんで?」と思ったが、会場の多くの人から笑い声があった。
家に帰ってからネットで調べてみると、この「本能寺」は師匠の米朝さんが復活された演目だということだった。なるほど、これで納得できた。
IMG_20140423_0001桂与太郎さんの「寿限無」、桂しん吉さんの鉄道ネタの新作、そして桂米左さんの「悋気の独楽」「住吉駕籠(すみよしかご)」「本能寺」と2時間半があっという間にたったと思うぐらいに楽しめた。

IMG_8925独演会ともなると、大変な準備だったろうな、と思う。30年の芸、というのはこうして3人の落語を聞くとよくわかる。特に、米左さんの体全身を使った芸は見ていてもおもしろいし、それ以上に稽古を重ねてきたことが滲みででいる。
古い噺になると、その歴史的背景を知らないとわからないことが多くなるので、その説明も長くなるだろうな、と思う。私が子どもの頃を思い出すと、そんな噺から知識を得たことも多かった。おめかけさんは東京で、大阪ではおてかけさんの違いや、悋気という言葉も最近聞かなくなった。雲助(くもすけ)駕籠から「クモの足は八本、昆虫ではないんだ」ということを再確認したり、いろんなことが頭に浮かんできた独演会だった。
最後の「本能寺」は初めて聞いた。
桂米朝さんが復活された演目ということと、歌舞伎の所作がメインに取り入れられているので見て楽しむお噺だと思った。それにしても、米左さんの所作と歌舞伎のセリフが決まっていた。よく本物の歌舞伎を研究されているのだろう。歌舞伎のことを知らないと演じることの難しい噺だから、若い人で演じる人がいないのだろうし、米左さんが30年の節目に選んだ理由がなんとなくわかる。
「本能寺」で「青田」の説明が最初にあり、最後のサゲ(おち)で使われたのだが、少し私にはわかりにくかった。桂米朝さんの本能寺がユーチューブであったので見てわかったことがある。昔はただで芝居見物に来たお客さんを「青田」と言っていたそうだ。イナゴ→田圃→青田→タダ見の客、という連想が働くことを前提にされているのだな。それぐらいに芝居、歌舞伎というものが市井の人に根づいていたということなのだろう。
鉄道落語もおもしろいし、芝居落語、芝居噺もおもしろい分野だと思った。これから文左さんの演じる芝居噺を聞きたいと思った。

IMG_8922天満の天神さんのすぐねきにある繁昌亭(ねき、ってわかりますか? 大阪弁で傍-そば、という意味です)。しっかりと根づいたと思う。NHKでは高田郁(たかだかおる)さんの「銀二貫」がはじまった。「銀二貫」の舞台は大阪天満宮。大阪には大切にしなければならない文化がある。
外にでると肌寒かったので、夕食は繁昌亭のねきにある、蕎麦屋さんにはいる。今日の名物とすすめられたうなぎのセイロと温かいうどんを食べる。食べながらおしゃべりを楽しんでいると、お店の人が玄関付近の電気を消す。えっもうそんな時間?10時5分ぐらい前だった。お客さんがいるのに、断りもなしに電気を消して(もう一度つけなおしたが)、のれんをはずそうとしていた。
えーっ、あきまへんで! 天神さんがおこりまっせ。

 

 

 

 

繁昌亭&ごまやんカフェ

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 ここは天満宮の直ぐ側にある「繁昌亭」。

竣工してかれこれ7年になるがすっかりと大阪に馴染んだと思う。
9月22日(日)に知り合いのお誘いで桂文喬さんがトリを務める「落語笑励会」を聞きに行く。

最近は桂文喬さんの落語は難波神社での高座にも年に1回ぐらいは行っているので私にとってはお馴染み。
紹介してくれた知り合いは繁昌亭の天井にある提灯に名前がのっているぐらい落語や繁昌亭に力を入れている。
座席指定なし、自由席なので開演1時間前から列を作って並ぶ。

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開場の5時30分に近づくと列がどんどん伸びていく。天神さんの鳥居を越えている。やはり繁昌亭は人気があるのだなあ。
6時開演、前から5,6列目が見やすくて聞きやすい席。でも繁昌亭は200人ぐらいの席亭だから二階席でも十分に楽しめる。といいながらちゃっかり前から5列目に座る。

IMG_4665 演目は・・・・・・・
子ほめ・・・桂 三歩
涙をこらてえカラオケを−桂三枝作−・・・桂 文喬
がまの油・・・露の 吉次
持参金・・・・笑福亭扇平
中入り
七度狐・・・笑福亭仁嬌
寝床・・・・桂 文喬
・・・・・・・・・・
桂三枝作の「涙をこらえて・・・」は初めて聞いた。本当にマイクでカラオケを演じる。ここが伝統落語と新作落語の違いか。初めて聞く演目だと、話のオチはどうなるのだろう?と想像しながら聞くのも面白い。
落語というのは話芸のなかでも人生経験と経験年数が反映される芸だと思う。若い人の落語も元気があって、それぞれの個性や色が出ておもしろい。しかし同じ人の同じ話が年月を経ると深みが出るのも真実だと思う。
最近ビッグコミックオリジナルの「どうらく息子」がおもしろい。サクセスストーリーに分類される漫画だと思うが、人のなかで人は育つ、人生と芸は挫折との闘い、と教えられる。人の前で話す、ということは大変な芸だと思う。観客に、目の前の人に聞いてもらう実力は並大抵の修練では身につかない。その意味でも、だれもが落語を聞く価値は大いにあると私は思う。

ごまやんカフェで一服

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あれ、ここはカフェだったかな?
たしかごまやさんだったはず。
5時の待ち合わせだが4時に来たので1時間ある。じゃあここで休憩と中へ。
「カフェですか?」と声。「はい、そうです」
「ここで靴を脱いで2階へどうぞ」
「えっ?」。なんと畳敷きのエレベーター。

 

IMG_4670 ドアを開けるとワンルームマンションの広さのこじんまりとした店内。
この椅子とテーブルでは10人は無理かな。床は畳敷き。なんとも不思議な空間。
ランニング姿の元気なご主人らしい人が登場。
ご主人のお話によるともともとはペンションの一室。そこをカフェに改造し、営業を始めて2ヶ月というお話。
そういえば、正面の看板に「街角のペンションLee」とかいてある。

IMG_4671IMG_4685「日本一のごますり男」のエブロンがよく似合うご主人から楽しいお話を聞かせていただいた。このペンションを経営してから20年になること、繁昌亭をずっと見守ってこられたこと、芸術や自然に造詣が深そうなことがお話の端々からうかがえる。このペンションには40カ国以上の人たちがこれまで利用されているそうだ。
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「特製ごま茶と大阪ごま菓子のセット」と「黒胡麻ぜんざい 特製ごま茶付き」を注文する。メニューにあるミルクは大仙の白バラ牛乳というこだわり。
ご主人のお話と美味しい胡麻で瞬く間に1時間が過ぎ、「あれーもう5時だ。待ち合わせにおくれる」とお店をあとにする。しまった、おみやげに胡麻を買うのを忘れていた。次回の繁昌亭か天神さんにお参りの時には忘れずに買おう。
繁昌亭、天満宮さんに行くときは、時間にゆとりを持って「ごまやんカフェ」に立ち寄ろう。