ニュージーランドで外乗9

香港経由で日本へ

行きと同じ航路で日本に戻る。ニュージーランドの緑の山々、青い海ともお別れ。

機内食は2回あった。 帰りの飛行機で見た映画は、

◯メッセージ・・・これは見たかった映画。地球に来た大型宇宙船のエイリアンたちは何を伝えようとしているのか。地球人と宇宙人のコミニュケーションはどのようにして進められるのだろうか。言語学者の役割は?、その方法は?興味深く見た。でも最後に解決方法がわかるのだが、それってどうなの? という映画だった。

◯ゴーンガール・・・映画評論で紹介があったので見てみようと思っていた映画。これは大変な映画。見たらいいよ、と進められない映画。俳優さんが上手なので引き込まれたが、怖い映画だった。

◯ファンタスティックビーストと魔法使いの旅・・・ハリーポッターの続編?。新しい世界観の魔法の物語。特撮はさすがに素晴らしかったが、この後どのように展開するのだろう。人間界と魔法界の接点はどこにあるのだろう?と考えてしまう。続編が計画されているらしいが様子を拝見という映画だった。

◯エイリアンコブナント・・・エイリアン物。第1作の衝撃は映画館で味わった。今回はその前日談。エイリアン発生の謎に迫るわけだが、あまりにも安易、ヘルメットなしに未知の惑星に降り立つの? 冷凍睡眠の千人以上の人間をほっておいて進路を変えるパイロットに植民地計画をまかせられない、とツッコミどころ満載だった。この映画も人に進められない映画の一つ。リプリーのエイリアンがなつかしかった。

 

香港で乗り継ぎ。ここで残っていたお土産物を物色する。
香港発午前1時50分の飛行機に乗る。
午後11時をすぎるとさすがのお店も閉まっていく。閉まる前にコーヒーショップで最後のお買い物。

椅子の前にあるディスプレイで地図を見るのもおもしろい。
ロサンゼルスから東京、香港は夜。
シドニー23時35分で、香港が20時35分。時差3時間がよくわかる。
ホノルルの午前2時35分というのは前日の午前2時35分。間に日付境界線があるので一日戻っている。

少し動かすと昼夜境界線がわかる。インドのデリーは夕方の午後6時すぎ。
カイロは午後2時すぎでお昼真っ只中。ディスプレイで世界の時間を考えるのは楽しい。便利な機械だ。

関西国際空港に近づいてきた。

無事日本に到着。Wellcome! 歓迎! 

初夏の国から初冬の国への帰還。寒いだろうなあと思っていたが、それほど寒くはなかった。ありがたい。空港ロビーで朝の珈琲を飲んで、無事に帰ってこれてよかったとホット一息。落馬された方たちも病院で手当をされ、一緒に帰っとこれてよかった。JTBの添乗員さんは本当に大変だったと思う。ご苦労さまでした。

さあ、次はどこに行こうか。

 

 

 

 

スペイン「カルメン」紀行24

パリ、そして日本へ

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ここはパリの「オペラ座」。
ACDEMIE NATIONALE DE MUSIQE
の文字が見える。

オペラ座の周りは賑やか。
夕方になると正面の階段付近に沢山の人が集まってくる。
待ち合わせの場所に最適なんだろう。
階段には多くの若者が座っている。

私達がパリにいた間、オペラ座では、夕方になるとだれかがパフォーマンスなのだろうか、歌を歌っていたり楽器の演奏をしていて、その歌声や楽器の音色がオペラ座の周りにただよっていた。

オペラ座の周りにはお店がいっぱいあり、日本でいうスーパーマーケットやデパートがいくつも出店していた。

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パリの街のゴミの収集。 スペインと同じように大きなゴミ用のコンテナが歩道にある。パッカー車を見ると、興味津々。

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デパートに入る。 エスカレーターは人が右側に立っている。
大阪と同じだ。

添乗員さんに聞くと、ヨーロッパでは右側に立つほうが多いと思う、という返事だった。

ヨーロッパでは大阪方式が主流なのだと思うと、自然に笑みが出る。

デパートでは食料品売場を見つけることはできなかった。このことはパリのデパートだけなのか、それがヨーロッパでは一般的なのか、それを質問することを忘れていた。

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私達が止まっていたホテル近くのスーパーマーケットには、お寿司が売っていた。お値段は?
11.49€
と書いてある。

1ユーロが130円とすると、1494円。

やっぱり高いなあ。

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日も沈んで、夕闇があたりを覆うようになってきた。

ホテルとオペラ座のあいだにあったスターバックスに入ろうと思ったら、
日本と同じで、満員。スターバックスもパリでは人気なんだ。中で座って飲むことをあきらめて、買ったコーヒーを飲みながら、ぶらぶらと歩いてホテルに帰ることにした。

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さあ、エールフランスで日本へ戻ろう。 旅というのは、終わりに近づくとこれまでの旅程がうそのように短く思えるものだ。
20時にホテルを出発し、10月26日月曜日23時25分のエールフランス274便で羽田に向かう。飛行時間は12時間の予定。
日本には10月27日火曜日19時25分到着予定。

10月25日まではヨーロッパはサマータイムだった。26日からは通常に戻り日本との時差はマイナス8時間。23時25分発ということは日本時間で27日午前7時25分。飛行時間が12時間だから、日本到着の時間は27日午後7時25分となるわけだ。

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シートについているディスプレイに昼夜境界線を映しだしてみた。
日本は午後4時ぐらいか。
あと3時間半ほどで日本に着く。
左の写真のように、日本は夜に向かっていっている。

帰りの飛行機で見た映画。
日本の映画では、
・エイプリル・フール・・・これも戸田恵梨香の映画。映画のラストで少年は宇宙に帰っていったのだろうか?どこまでがエイプリル・フールか、最後にニヤリ。
・王妃の館・・・水谷豊が相棒と同じ右京と言う名前で出演。ホテルのダブルブッキングで経営危機を逃れようとする話。挿話されているルイ15世の生い立ちが現実と虚構を融合させていく、、、ルイ14世もお城もちよっとものたりないなあ、、。
海外の映画は(日本語の吹き替え映画)
・100年目の恋・・・ある事件で不死になった女性の話。SFとしてはおもしろいが突っ込みどころ満載。女優さんの美しさに最後まで見てしまった。
・キングスマン・・・世界を悪の手から守るスパイもの。あまりのバトルの激しさと私にはグロテスクに思える描写にちよっと引き気味。

映画を見て、食事をとっているうちに、眠ることもあまりなく、12時間がたってしまった。

ほぼ予定通りに日本に帰ってきた。気流も良かったようだ。
トランク二つは羽田から宅配便で自宅に送ることにした。大阪まで二日間の猶予が必要ですといわれたが、こうすれば新幹線への移動や列車の中でゆっくりすることができる。京浜急行に乗って、品川駅へ。品川駅から新幹線に乗る。この時間ならのぞみ自由席で座って大阪に帰ることができた。新幹線の中の日本製のビールはやっぱりおいしかった。
新大阪に11時過ぎに到着。さあ地下鉄に乗ろう。最終にならなくてよかった。

このツアーを企画した松本侑子さん、ケイライントラベルのスタッフの皆さん、お疲れさまでした。天気に恵まれ、良い旅になりました。
ツアーでご一緒した皆さん、楽しい旅の思い出をありがとうございました。
怪我も病気もなくてホントによかった。

 

 

 

スペイン「カルメン」紀行1

松本侑子さんと行くスペイン「カルメン」紀行と秋のパリ

スペイン1

「赤毛のアン」の翻訳で有名な松本侑子さんとの文学ツアー。
前回は「赤毛のアン」に縁のある「カナダプリンスエドワード島」に行ったが、今年はなんとスペイン。
スベインは行ってみたかったところ。
世界を制覇したと言われる国々には是非行ってみたいと前から思っていた。
こんな機会はめったにないことだと思い、案内を貰うなりすぐに応募した。

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午前11時成田発のフランス行きのエールフランスに乗るために成田へ。
この飛行機に乗るためには、伊丹7時50分発の飛行機に乗らなくてはならない。
ゆとりを持って伊丹に着いたはずなのに、人の多いことにびっくり。目的地がパリということなので、国際線乗り継ぎ用の受付カウンターに並ばなくてはならないことが分かる。チケットは羽田⇒成田なのに・・・と思ったがEチケットを見せるとそう言われた。

荷物はスペインのマラガまでの手続きをするようにと、前日に添乗員さんから電話があり、全日空のカウンターで言うが、、、何か手間取っている。
「フランスからスペインのマラガまでの乗継便に手荷物が運ばれるか調べてみたが、運べるかどうかここではわからない」という。そこで「荷物をパリまで運んでそこで引き取って再度手荷物の手続きをするか、成田まで運んで、成田で引き取ってからエールフランスでマラガまでの手続きをするかの二つの方法があるけれど、どちらにしますか?」とたずねられた。
そんなこと聞かれても・・・・
成田で添乗員さんと相談しょうと思い、成田まで運んでもらうことにする。
離陸時間が迫ってくる。手荷物検査場では、「8時までに出発する人は急いで手続きを」と放送している。
手荷物検査場に慌てて並ぶと、妻の前に人が入ってくる。
「抜かされてるよ」というと
ファーストクラスかビジネスクラスの人が優先されて入ってきたという。
へーっ、こんなことってあるんだ。同じ飛行機なのに・・・。
出発も15分おくれて伊丹を離陸。

成田につき荷物をバゲージクレームで受け取り、急いで待ち合わせ場所に。
北ウィングと思って行ったらそこは南。あわてて北ウィングへ。
この旅は一体どうなるのだろう・・・・。

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成田発11時。 飛行時間12時間35分。
フランス・パリと日本との時差はマイナス8時間。 しかしこの時期はヨーロッパでは夏時間。だからマイナス7時間の時差。
11時+12時間35分−7時間=16時35分
したがってパリ到着は同じ日の午後4時35分ということがわかる。
左の写真は座席前のモニター。飛行機の位置がよくわかる。日本はもう夜。
昼と夜を区切る昼夜境界線がかなり傾いているは、冬至が後二ヶ月に迫ってきているからだろう。
飛行機の中では半日以上経過しているが、朝出発して到着したパリは同じ日の夕方。

12時間の飛行機の中での楽しみは映画。
エアフランスの飛行機では、日本語の映画(日本映画と日本語の吹き替え映画)を選ぶことができた。行きのフライトで見た映画は、
「アントマン」漫画が原作だが、続編も多分出てくるだろうと確信するエンディング。
「ホビット」の映画を二つ。見たかった映画なので食事をしながらも見た。
「予告犯」日本の映画。戸田恵梨香がテレビの「リスクの神様」を思い起こすような映画。ネット社会の暗闇がテーマなのかなあ。

スペインのマラガ行きの飛行機の待ち時間が約4時間。
パリの飛行場でお茶をのんだり、免税店をぶらぶらして離陸時間を待つ。

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空港のロビーで初のお買い物。カプチーノ、紙コップで値段の割には・・・・。

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パリ発20時45分。 スペインのマラガ着23時20分。 荷物を受け取り、入国審査をしてホテルへ。 ホテルチェックインは深夜になった。
空にはオリオン座が。緯度が日本とそれほど変わらないので星座の高度も見慣れた感じ。スベインでも星座は一緒だ。当たり前なのにちょっと感激。
さて明日よりスベイン旅行の本番だ。

 

 

 

日の出の時刻と地球の公転     ー 昼夜境界線1

3月6日 啓蟄(けいちつ

二十四節気の一。太陽の黄経が345度になったときをいい,現行の太陽暦で3月6日頃。二月節気。また,このころ冬ごもりをしていた虫が穴から出てくることをいう。 ー大辞林より

あと15度動けば、春分になるわけです。その日が春分の日。

昼夜境界線

IMG_20140303_0001_2
地図帳「統計・資料で見る日本地図の本 1  日本全土」(岩崎書店)を見ていると、上のような図があった。
説明には、「東西にも広い日本列島」と題して、「・・・東の北海道根室市が10時のときは、西の沖縄県与那国村も10時です。そのために、ふだん日本の東西は南北の開きほど意識されません。しかし実際には、日本は東西にも広い国土なのです。日本各地の日の出と日の入りの時間をくらべると、そのことが見えてきます」と説明がある。

上の図は、同じ時刻に初日の出が見える場所を線でつないだ図である。
この地図帳の図で言えば、6時50分の初日の出の線が時間が経つごとに左に動き(地図で言えば西、つまり九州の方角へ)、7時、7時10分、7時20分と初日の出の場所が移っていっている。この線の右側(東側)が朝ー昼で、左側(西側)が夜なのである。夜と昼を分ける線、これを昼夜境界線とよぶ。この昼夜境界線が横切ると、夜から朝になる、つまり日の出の時間になった、と思っていい。

これと同じ図は、1月6日のブログ「一番早い初日の出」で見ている。

犬吠埼2

さて、1月1日の初日の出の昼夜境界線がわかったので、春分・秋分の日、夏至の日の昼夜境界線がどうなっているか調べてみよう。
あと2週間でやってくる春分の日の(秋分の日も同じと考えて良い)昼夜境界線は・・・

IMG_20140304_0001データをもう一度書いてみる。
地名、東経、日の出の時刻の順
青森、140.73度、5:40
仙台、140.87度、5:39
秋田、140.12度、5:42
千葉、140.12度、5:43
神戸、135.18度、6:01
和歌山、135.17度、6:02
福岡、130.4度、6:21
鹿児島、130.55度、6:21
見事なぐらいに、経線と日の出の時刻が一致している。
日の出の時刻は国立天文台のものを使用している。発表されている日の出の時刻は、その土地の場所のデータをもとに若干の修正が加わっているので、多少のズレが出てくる。そのことをふまえてみると春分・秋分の日の日の出の時刻は、同じ経度上にある土地は同じ時刻であるといえるのがわかるだろう。

さて、次は夏至の日の日の出の時刻を調べてみよう。

IMG_20140304_0002

1月1日の日の出の図と逆の傾きをもつ直線が描かれた。
春分・秋分の日には秋田市と千葉市は同じ時間に日の出を見たが、夏至の時には、秋田市が日の出を迎えている時(4時12分)には千葉市はまだ夜が明けていない(4時24分日の出)。
福岡市と鹿児島市を見ると、春分・秋分の日には同じ時刻に日の出を見たのに、夏至の日には福岡市が日の出の時には鹿児島市はまだ太陽が登っていない(5時13分日の出)ことがわかるだろう。

初日の出について調べた時、国立天文台のホームページに「初日の出が日本で一番早い場所はどこ?」という質問に次のような回答があった。

「・・・・略・・・北海道の納沙布(のさっぷ)岬のほうが犬吠埼よりももっと東にありますので、初日の出も早くなるように思えます。しかし、おおよそ南東の方向に行くほど、初日の出の時刻は早くなりますので、より南にある犬吠埼のほうが、北の納沙布岬より日の出時刻は早くなるのです。

しかし、1年中いつでも、南東ほど日の出時刻が早くなるわけではありません。夏至の前後には、日の出はおおよそ北東の方向に行くほど早くなりますし、春分・秋分の頃には、東に行くほど日の出は早くなります。そのために、日の出をいちばん早く見られる場所の順番も、季節によって違ってくるというわけです。」

最初にこの回答文を読んだ時にわからなかった「南東の方角に行くほど、初日の出の時刻は早くなります」というのは、地図帳で見た図のこと。つまり納沙布岬のほうが東にあるけれど、昼夜境界線を見ると、納沙布岬の南にある千葉県犬吠埼のほうが、早く夜が明けるということだ。後半の「夏至の前後には、日の出はおおよそ北東の方向に行くほど早くなります。」は、夏至の図の昼夜境界線を作ってみてでわかった。宮崎市でみると、宮崎市の北東にある広島市や松山市のほうが早く昼夜境界線が通りすぎている、日の出をむかえている、日が昇っている、ということなのだ。「そして春分・秋分の頃には、東に行くほど日の出ははやくなります」は、春分・秋分の日の昼夜境界線が経線に重なるので、単純に東に行くほど日が昇って来るのが早い、東から夜が明けてくるということ。

IMG_20140306_0001

地上から見える太陽の動きを冬至、春分・秋分の日、夏至の違いについて見ておこう。
左の図は以前に、太陽の南中高度について考えた時に使った図。
この図からも冬至は南東から日が昇り、夏至は北東から日が昇っていることがわかる。
ここまで考えて私はやっと納得できた。

この現象の原因が、地軸が傾きながら公転していること、なのだがもう少しイメージをふくらませて考えてみよう。
この写真が役に立つ。

IMG_6204IMG_6199

IMG_6202これはこの1月に、ドバイから大阪に帰ってくる時の写真。もうすぐ大阪国際空港に到着する。大阪はまもなく夕暮れ時を迎える。客席シートには映画をはじめ音楽などさまざまな情報を知らせてくれるディスプレイが設置されている。そこに、日本列島が夜の影に覆われてきている様子、飛行機から見れば夜の日本に突っ込んで行く様子が映し出されている。その昼と夜の境目が「昼夜境界線」なのだ。説明は次回に。
(ディスプレイの写真は、日没の昼夜境界線をあらわしている。傾きは日の出の昼夜境界線の逆になっていることに注意)

 

 

 

日の出の時刻と地球の公転ー昼夜境界線1

3月6日 啓蟄(けいちつ)

二十四節気の一。太陽の黄経が345度になったときをいい,現行の太陽暦で3月6日頃。二月節気。また,このころ冬ごもりをしていた虫が穴から出てくることをいう。 ー大辞林より

あと15度動けば、春分になるわけです。その日が春分の日。

昼夜境界線

IMG_20140303_0001_2
地図帳「統計・資料で見る日本地図の本 1  日本全土」(岩崎書店)を見ていると、上のような図があった。
説明には、「東西にも広い日本列島」と題して、「・・・東の北海道根室市が10時のときは、西の沖縄県与那国村も10時です。そのために、ふだん日本の東西は南北の開きほど意識されません。しかし実際には、日本は東西にも広い国土なのです。日本各地の日の出と日の入りの時間をくらべると、そのことが見えてきます」と説明がある。

上の図は、同じ時刻に初日の出が見える場所を線でつないだ図である。
この地図帳の図で言えば、6時50分の初日の出の線が時間が経つごとに左に動き(地図で言えば西、つまり九州の方角へ)、7時、7時10分、7時20分と初日の出の場所が移っていっている。この線の右側(東側)が朝ー昼で、左側(西側)が夜なのである。夜と昼を分ける線、これを昼夜境界線とよぶ。この昼夜境界線が横切ると、夜から朝になる、つまり日の出の時間になった、と思っていい。

これと同じ図は、1月6日のブログ「一番早い初日の出」で見ている。

犬吠埼2

さて、1月1日の初日の出の昼夜境界線がわかったので、春分・秋分の日、夏至の日の昼夜境界線がどうなっているか調べてみよう。
あと2週間でやってくる春分の日の(秋分の日も同じと考えて良い)昼夜境界線は・・・

IMG_20140304_0001データをもう一度書いてみる。
地名、東経、日の出の時刻の順
青森、140.73度、5:40
仙台、140.87度、5:39
秋田、140.12度、5:42
千葉、140.12度、5:43
神戸、135.18度、6:01
和歌山、135.17度、6:02
福岡、130.4度、6:21
鹿児島、130.55度、6:21
見事なぐらいに、経線と日の出の時刻が一致している。
日の出の時刻は国立天文台のものを使用している。発表されている日の出の時刻は、その土地の場所のデータをもとに若干の修正が加わっているので、多少のズレが出てくる。そのことをふまえてみると春分・秋分の日の日の出の時刻は、同じ経度上にある土地は同じ時刻であるといえるのがわかるだろう。

さて、次は夏至の日の日の出の時刻を調べてみよう。

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1月1日の日の出の図と逆の傾きをもつ直線が描かれた。
春分・秋分の日には秋田市と千葉市は同じ時間に日の出を見たが、夏至の時には、秋田市が日の出を迎えている時(4時12分)には千葉市はまだ夜が明けていない(4時24分日の出)。
福岡市と鹿児島市を見ると、春分・秋分の日には同じ時刻に日の出を見たのに、夏至の日には福岡市が日の出の時には鹿児島市はまだ太陽が登っていない(5時13分日の出)ことがわかるだろう。

初日の出について調べた時、
国立天文台のホームページに「初日の出が日本で一番早い場所はどこ?」という質問に次のような回答があった。

「・・・・略・・・北海道の納沙布(のさっぷ)岬のほうが犬吠埼よりももっと東にありますので、初日の出も早くなるように思えます。しかし、おおよそ南東の方向に行くほど、初日の出の時刻は早くなりますので、より南にある犬吠埼のほうが、北の納沙布岬より日の出時刻は早くなるのです。

しかし、1年中いつでも、南東ほど日の出時刻が早くなるわけではありません。夏至の前後には、日の出はおおよそ北東の方向に行くほど早くなりますし、春分・秋分の頃には、東に行くほど日の出は早くなります。そのために、日の出をいちばん早く見られる場所の順番も、季節によって違ってくるというわけです。」

最初にこの回答文を読んだ時にわからなかった「南東の方角に行くほど、初日の出の時刻は早くなります」というのは、地図帳で見た図のこと。つまり納沙布岬のほうが東にあるけれど、昼夜境界線を見ると、納沙布岬の南にある千葉県犬吠埼のほうが、早く夜が明けるということだ。後半の「夏至の前後には、日の出はおおよそ北東の方向に行くほど早くなります。」は、夏至の図の昼夜境界線を作ってみてでわかった。宮崎市でみると、宮崎市の北東にある広島市や松山市のほうが早く昼夜境界線が通りすぎている、日の出をむかえている、日が昇っている、ということなのだ。「そして春分・秋分の頃には、東に行くほど日の出ははやくなります」は、春分・秋分の日の昼夜境界線が経線に重なるので、単純に東に行くほど日が昇って来るのが早い、東から夜が明けてくるということ。

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地上から見える太陽の動きを冬至、春分・秋分の日、夏至の違いについて見ておこう。
左の図は以前に、太陽の南中高度について考えた時に使った図。
この図からも冬至は南東から日が昇り、夏至は北東から日が昇っていることがわかる。
ここまで考えて私はやっと納得できた。

この現象の原因が、地軸が傾きながら公転していること、なのだがもう少しイメージをふくらませて考えてみよう。
この写真が役に立つ。

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これはこの1月に、ドバイから大阪に帰ってくる時の写真。もうすぐ大阪国際空港に到着する。大阪はまもなく夕暮れ時を迎える。客席シートには映画をはじめ音楽などさまざまな情報を知らせてくれるディスプレイが設置されている。そこに、日本列島が夜の影に覆われてきている様子、飛行機から見れば夜の日本に突っ込んで行く様子が映し出されている。その昼と夜の境目が「昼夜境界線」なのだ。説明は次回に。
(ディスプレイの写真は、日没の昼夜境界線をあらわしている。傾きは日の出の昼夜境界線の逆になっていることに注意)