八上小学校の四等三角点

三角点を探る旅 38

黒姫山古墳の付近を地図で調べていると、三角点があった。

ここは堺市立八上小学校(やかみしょうがっこう)の敷地内。

何か地域の行事、フェスティバルのような行事が行われていた。

門を入って右側のブロック塀のすみにあった。「国土交通省 国土地理院」という白い立て札もある。ただ年月のせいだろう、文字がうすくなっていた。

四等の文字が見える。 調べてみると、「八上小学校 四等三角点 標高42.44m 」であることがわかった。

「049」の文字も見える。他の面には「基準点」の「基」が見えた。違う面には「国土地理院」の「国」と思われる文字もよみとれた。
運動場のブロック塀のすぐ内側にあった三角点。もともと小学校の敷地にあったのだろうと思われるが、道路の拡張や学校の整備で、学校の運動場のすみになってしまったのかもしれない。「国土交通省」と書かれているので、2001年以降にこの付近が整地されたと予想される。標高42mというのは比較的高い敷地にある。黒姫山古墳があるということは、古い土地ということもいえるだろう。

でもお花がすぐそばに咲いているのは偶然だろうか。だれかがここに持ってきたのだろうか? お花が飾ってあるような三角点ははじめてだ。

黒姫山古墳周辺には他にも三角点がある。もう少し調べてみよう。

 

 

 

 

 

水準点めぐり 18

那覇空港 自衛隊の水準点

大阪に帰る日がやってきた。 那覇空港のそばに一等水準点のマークがある。

沖縄那覇自衛隊一等水準点そこは陸上自衛隊の入口付近だった。

沖縄那覇一等水準点自衛隊

那覇市陸上自衛隊1

那覇陸上自衛隊2

那覇陸上自衛隊3

上の三枚の写真は、陸上自衛隊那覇駐屯地のホームページからのもの。
カメラは持っていたが、さすがに直接写真を取ることはためらわれたので、私自身の撮った写真ではない。ホームページの写真をお借りした。(入り口に書いてある数字は、緊急患者空輸実績と不発弾処理実績と書いてある)

前日の夜に、ホテルのロビーでここの水準点のことを聞いた。
2万5000分の1の地図を見せながら、
「ここに水準点があるのですが、どうも自衛隊の中のようですが、見ることは可能ですかねえ」
「水準点?(ここでいつものような反応。少し説明をする。パソコンで調べている様子)うーん、自衛隊の中ですね。」
「やっばり。中に入ってみることができると思いますか」
「(きっぱりと)無理ですね。」
「写真を撮らせてもらうだけなんですが」
「ここは本土とちがいます(これもきっぱりとした口調で)」
「ありがとう」と、答えるしかなかった。

さて翌日、タクシーで空港へ行く。その手前に自衛隊があるのでそこで一旦止めてもらう。自衛隊の前に「パイナップルハウス」という有名なお店がある。開店前なので、開くのを待っている人もいた。
私はタクシーに待ってもらって、自衛隊の入口に行く。

「すいません」と声をかけると、入り口にある詰め所(上の写真で屋根にサーチライトが付いている小さな建物)から迷彩服を来た人が小走りで出てくる。
女性自衛官だった。
「(25000分の1の地図を見せながら)国土地理院の地図に、水準点の印があるのですが、見せてもらえますか」
「そこのタクシーでこられたのですか?」
「はい。地図をみるとこの中のようなので」といって地図を渡す。
「(地図を見ながら)産業支援センターかもしれませんね。」
「そうですか。でも地図では自衛隊の中のようなので、できたら見せてもらいたいのですが」
「(地図を見なおして)うーん、ちょっと待って下さい」
と地図を持って近くの建物に走っていく。どうも相談に行ったようだ。
私の立っている入り口から、建物のガラス越しに何人かの自衛官と話をしている様子が見える。

少ししてその建物から、今度は男性の自衛官が地図を持って出てきた。
「残念ですが、今この基地で、特別な訓練をしているので、中にはいることはできません」と淡々とした口調で説明がある。わたしは、
「たぶんあのへんだと思うのですが」と入り口から少し先の芝生付近を指差す。
「(そっちのほうをみながら)そうかもしれませんね。でも今日は特別な訓練が行われているので」と同じ返事。その時に荷物を運ぶ車が来たので、自衛官の関心はそちらに。
「ここは本土とちがいます」と言ったホテルのロビーの係員の言葉を思い出す。
私はあきらめることにした。

ということで、地図にはあるが見ることのできなかった水準点だった。

大阪に帰ってから国土地理院のホームページを見ると、最近のデータには写真ものっていることがわかった。
この自衛隊の水準点の写真もあった。

那覇駐屯地水準点

コンクリートの蓋の下に、一等水準点があるのだろう。
自分の目では確認できなかったが、確かにここにあるのだ。

 

 

水準点めぐり12

県庁そばに一等水準点

名古屋一等水準点1

三角点は次の機会にすることにして、水準点探しに向かった。 二万五千分の一の地図によると、県庁のそばの建物にめざす一等水準点がある。 地下鉄に乗らなくても、こここらは歩いていけそう。

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この交差点には信号がない。日曜日だから車や人が少ないのだろうか。官庁街だから平日はもっと人や車が多いのかもしれないなあ、と思いながら来たところは「名古屋合同庁舎第2号館」と案内のあるビル。あれ?、あそこに見えるのは・・・。

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ありました。一等水準点です。

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一等水準点(第176−0号)
標高     13.6492 m
緯度 北緯  35度10分42秒
経度 東経 136度54分13秒

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左の写真には、少し見えにくいが、横書きで一等、縦に水準点の水、の字がみえる。 右の写真には、国土地理院の、国地、の文字が見える。

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上の写真、右には「基本」という文字、左には「176−0」と言う文字が彫られているのがわかる。 

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一等水準点だけに、周りの石もしっかりと固定されている。

なんだか似た雰囲気が大阪市の水準点にもあったなあ、とおもいながらこの建物を見ると、 IMG_2705

「国土地理院中部地方測量部」がこのビルにあることがわかった。

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次回に名古屋に来る時は、服装など準備をしてくることにしよう。名古屋駅の高島屋で弁当を買って近鉄アーバンライナーに乗る。弁当を食べ始めると日が沈んでいく。あわててiPhoneを取り出してシャッターを押す。動いているのでうまく撮れていないが、濃尾平野の夕日の雰囲気は記録に残しておけるだろう。

 

 

三角点を探る旅 その 15

姫路・香呂の三角点

mg_7810「日本玩具博物館」にきたついで、といっては語弊があるが、なかなか姫路方面に来ることがないので、三角点・水準点を探すことを考えた。 少し本格的にと、国土地理院の地図、姫路北部と姫路南部の二万五千分の一の地図を手に入れる。 調べてみると、「日本玩具博物館」周辺の山にいくつも三角点があることがわかった。 しかし初めての道はわかりにくいし、山の上の三角点は地元の人でも知らないことが多い。 姫路市内も歩きたいので、駅に近いところは、と思って探してみるとあった。 「日本玩具博物館」とは反対側、香呂駅から10分ほど歩いた所にある学校に三角点のマークがあった。

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香呂駅の東側、川のそばにあるのが「日本玩具博物館」、地図には博物館・美術館のマークがかかれている。駅から反対側、西に歩くと学校がある。地図に緑のマーカーのつけてあるところ、そこが姫路市立香呂小学校。 学校が休みだったので、地域の少年たちだと思う団体が野球の練習をしていた。 国土地理院の地図は良く出来ているので、三角点のマークがあれば、必ずある(はず)。しかし大まかな場所や方向はわかっても、そこからが難しい。 校庭の端なのか、運動場の端なのか、門のそばなのか、行って探さないとわからないことが多い。 休みの日だったので、門が開いているかどうかも心配だった。野球をしているから大丈夫、と思っても門に鍵がかかっていることもある。 姫路ではどうだろう。
門が開いていたので入る。 運動場の端に沿って歩くが見つからない。もう一度地図を見なおして、この付近のはず、なんと写真のように運動場との境にある植え込みというか花壇の中だった。

mg_7811学校にある三角点はわりと人の目にふれる所にあるのが多いようだ。学校なので丁寧にあつかわれているようだ。
多分社会科の学習の時に使われるのだろう、綺麗に保存されている。
ここにあるのは、三等三角点。

 

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学校にある三角点だからだろうか、三角点に彫られている文字もよく読める。ちなみに「国地院」とは国土地理院のこと。
「三角点」と彫られている方が、原則として南側。私はiPhoneのアプリで確かめた。
三角点がある学校って、いいなあと思う。
子どもたちもこの三角点から学ぶことは多いだろう。
写真を撮っていると、野球チームのお世話をしている年配の人が会釈をしてそばを通る。写真を撮り終えて、門のそばに戻って行くと、学校から出てきた先生らしい人も会釈をしてそばを通って行った。人を大事にする文化がここにはあるようだ。