スペイン「カルメン」紀行22

ルーブル美術館2

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これは社会科の教科書に載っていたことを覚えている。
ウジェーヌ・ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」。
大きさが259cm X 325cm 1830年の制作。
3mを超える大きさなんて、想像していたよりもずっと大きい。

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これも有名な絵。「ナポレオン一世の戴冠式」。作者はジャック=ルイ・ダヴィッド 1805年〜1807年の制作。
629cm✕926cm 10m近い大作も大作。
テレビでこの絵の解説を見たことがあるが、こんなに大きいとは。
びっくりするばかり。

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これも大作。「メデューズ号の筏」、テオドール・ジェリコーの絵。
1818年〜1819年の作品で、大きさは 491cm✕716cm 。
実物大の絵画といわれている。

この「メデューズ号の筏」は、フランス海軍のフリゲート艦「メデューズ号」が難破し、147人の人々が漂流したが救出された人は15人しかいなかったという事件に基づいている。この絵も美術の教科書で見たような記憶がある。

このメデューズ号の難破の原因の一つとして、その当時に灯台がなかったからだと言われている。そのことは日本に帰ってきてから読んだ本でわかったが、その本には興味深いことがのっているので、後日紹介したい。

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とにかく巨大な画がつづく。
第2次世界大戦のとき、ナチスの略奪からのがれるために、ルーブル美術館の名画・名作が短時間のうちに梱包され移動し隠されたという。これまでに紹介したミロのヴィーナスもサモトラケのニケもモナリザもその中に入っていた。ではこんな大作はどうしたのだろう?

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もちろん大きな作品だけではなく、こんな小さな作品も展示されている。

ヤン・フェルメール(1632〜1675)の「レースを編む女」

このルーブル美術館にあるフェルメールの作品は2点のみ。
1つはこの「レースを編む女」もう一つは「天文学者」だが、私達が行った時にはどこかの美術館に貸し出されていたようで見つけられなかった。
私は日本でのフェルメール展に行ったことはあるが、こんなに間近で見ることができ、写真もとることができるなんて、さすがはルーブル美術館。

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話に聞いていた名画を模写している人。

小学校か中学校の図工や美術の時間に、フランスのルーブル美術館では名画の直ぐそばで模写することができる、という話を聞いたことを覚えている。

本当にあったんだ、先生の言ったとおりだ…と何か感慨深い。ガイドさんの話では、専門的な知識があり時間や日数の許可を得ていればこの写真のように模写することができるそうだ。やっぱり専門的という敷居があるのだ。
日本に帰ってきてから調べてみるとかなり敷居は高そう。ルーブルで模写をした人の苦労話がブログにあったので紹介しておく。

http://www.osamu-obi.com/blog/2011/07/post-112.html

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この他に写真のような金銀宝石のアクセサリー、立派な調度品、武具などあったがとても午前の限られた時間では回りきれない。
そろそろお昼の時間。レストランは予約してあるが、どんなところだろう。

 

 

 

スペイン「カルメン」紀行21

ルーブル美術館1

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ルーブル美術館へは地下鉄に乗って行った。 ちょうどこの旅の企画をしたケイライントラベルの添乗員さんが声をかけてくれて、案内してくれたからだ。この人はカナダの時にも大変お世話になった人。
パリの地下鉄はスリで有名と何回も注意される。
なんでも入口付近は危険ということで、できるだけ中にはいるようにと。でも満員電車なのでなかなかそういうわけにはいかないこともある。そんな時はしっかりとカバンをガード。

そんな地下鉄に制服を着た日本人の女子高校生らしい子がのっていた。私達と一緒にいた添乗員さんが声をかける。
「日本から?修学旅行?」
「はい」としっかりした返事。
そばには案内のフランス人らしい女性がついていて、英語で「次の駅よ」と言っていた(と思う)。女子高校生は通路を挟んで座っている男子高校生に(この時に男子高校生もいてるんだと気がついた、、、)「次よ」という表情で合図をしている。

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ルーブル美術館は見たかったところ。このツアーでは、フランスに来たことのある人たちはもうルーブルは見たから今回はモネの美術館、あるいはショッピングなどと幾つものグループに分かれての自由行動になっていた。

それにしても多くの入館者。全体の65%は外国人、つまり私達のような観光客という。私たちは予約してあったのでガイドさんの案内で、長く並んだ列の横をすいすいと通り抜けて美術館の中へ。人が多い、中が広い、大きい、沢山の美術品、とビックなことばかり。1回の入館ではとうてい網羅しきれないことが十分にわかる。ルーブル美術館についても何冊のも写真集や、ネットでも詳しく紹介されているのでここでは私が気に入ったところだけを記録しておく。
まずは「ミロのヴィーナス」。後ろからも見ることができるのがうれしい。

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次は「モナリザ」。こんなに近くで見れるなんて。「思ったより小さい」とか「思ったより大きい」とかいろんな意見がある。私は以前に徳島県鳴門市にある大塚国際美術館でモナリザのレプリカを見ていたが、ルーブルの本物は大きく見えた。
左の写真は、このモナリザを展示してある壁面の裏側。展示室の真ん中に壁が作られ表に「モナリザ」が展示されていて、裏の壁面にも絵が飾られていた。ガイドさんが説明してくれたが、誰の作品か忘れてしまった…。

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IMG_5572うーん、圧倒的な迫力。「サモトラケのニケ」。紀元前220〜前185年の作品といわれている。像の 高さ3.28m、翼も入れて2.75m。ギリシャのサモトラケ島で1863年に発見された。ニケとは勝利を告げる女神だそうだ。白い大理石だがその彫刻の見事さ。

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これは「ハンムラビ法典」。
社会科で習ったもの。資料集には写真があったのかもしれないが、石でできているとはこの時まで知らなかった。
紀元前1760年頃のもので玄武岩でできている。バビロニアのスーサにて1902年に発見されたもの。
楔形文字で書かれている、というか彫られている。
法令集が刻まれているそうだ。

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この像は私が見たかったもののうちの一つ。
「アモルの接吻で蘇るプシュケ」
アントニオ・カノーヴァ(1757年〜1822年)作。
高さ1.55m、横1.68m、奥行き1.01m 大理石

この像を探すのには苦労した。お昼を食べた後の自由観覧の時に探すが場所がわからない。パンフレットと任天堂のオーディオガイドを使うけれど、ルーブル美術館の全体概要を知っていないので迷って迷って。3人ぐらいの係員の人に声をかけて聞くがなかなか要領が得ない。パンフの写真を見せて尋ねると指で方向を示してくれるが、でもわからない。足を棒のようにして歩きまわり、やっと見つけた。

この「アモルの接吻で蘇るプシュケ」について詳しく解説したホームページがある。

http://musee.louvre.fr/oal/psycheJP/psycheJP_acc_ja_JP.html

一部引用をさせてもらうと。

「翼をつけた青年が、気を失った乙女が横たわっている岩の上に今降り立ったところです。これはラテン語でクピドとも呼ばれる愛の神アモルです。翼や、矢筒をもっているのことから識別できます。乙女の名はプシュケ、アモルの母である美の女神、ヴィーナスは、プシュケに冥界から瓶を持ち帰り、そしてその瓶を決して開けないようにと厳しく戒めます。

しかし、好奇心旺盛なプシュケは、瓶を開けてしまい、瓶から立ち昇る耐え難い臭気を吸って仮死状態に陥ってしまいます。気絶したまま横たわるプシュケを見たアモルは、プシュケの元に駆けつけ、矢の先でそっと触れて、まだ生きているのを確かめ ます。カノーヴァが捉えたのはまさに、この瞬間で、アモルは愛するプシュケを優しく抱き上げ、彼女の顔に自分の顔を近づけます。プシュケは身をゆっくりと後にそらし、けだるい動作で、恋人の首に手を回します。

カノーヴァは、古代ローマの作家、アプレイウスの『変容』に書かれた伝説をもとにこの像を作りました。そこには、神々が話し合いの結果、アモルとプシュケの結婚に合意し、プシュケに「魂の女神」という地位と永遠の命を与えたと書かれています」

IMG_9230これが石でできているのか、と思わずに入られないような出来栄え。
人間の肌のように見えるし、触るとその柔らかさが実感できるような質感。
200年前の芸術作品。
こんな素晴らしい作品が、こんな目の前で見ることができ、写真を撮ることができるなんて、ルーブル美術館は本当にすばらしいところだ。

次回は絵画について書いてみたい。
絵も目が開きっぱなしになるほどの魅力的なものがいっぱいだった。