パズルをつくる 5

スライディングパズル

これはスライディングパズル、あるいはスライドパズルと言われているもの。
上の資料は、「秋山仁先生の作る!解く! IQパズル大百科」(学習研究社)から引用した。

これが製品となって売られているのが、

将棋の駒であったり、「箱入り娘」と題したパズルである。

発泡スチロールの板を使って、上の図のように部品を作り、パズルの形にしたのが左。
使ったのが薄い発泡スチロールの板だったので、2枚ないし3枚重ねて持ちやすい大きさにした。
この発泡スチロールの板は100均で買うことができた。
張り合わせるの使ったのりは、事務用のスティックタイプののりで十分張り合わせることができた。

これは結構難しいパズルだった。

インターネットで調べてみると、ウィキペディアにその歴史が紹介されていた。

英語では「Klotski」(ポーランド語で木のブロックを意味する「klocki」より)と呼ばれる。ルイス・W・ハーディ(Lewis W. Hardy)は「Pennant Puzzle」の名で1909年に商標を登録し、1907年にはすでに特許も出願している。イギリスでは同様のパズルが1932年に特許出願されており、フランスにも「赤ロバ(L’Âne rouge)」と呼ばれる同様のパズルがある。 日本で流行し始めたのは昭和10年(1935年)代のことである。 中国では「華容道」と呼ばれ、1940年代後半以降に広く知られるようになった。各ブロックの名前が『三国志』に由来するパズルとなっており、「娘」にあたるブロックは曹操となっている。

なかなか歴史のあるゲームであることがわかる。
その解法が本に紹介されていたので、以下に載せておく。

これでAが外に取り出せた。
本の回答の図のままの写真ではない。
また一つ一つの動きを写真に撮っているのではない。数手動いているが、変化がわかるように写真に撮ったつもりだ。

AからKまでのピースの置き方によって、難易度がかわりそうだ。
この本はシリーズになっていて、平面や立体のパズルが紹介されている。
また紙や発泡スチロールなどの身近なもので再現できるのも面白い本だ。

 

 

 

 

パズルを作る 3

今回のパズルは「キュープ」。

左の写真の「パズルをつくる」の本には作ってみたいものがたくさんのっている。しかし、精巧な道具がないとなかなかつくれないなあ、と思い眺めるだけのことが多かった。
角材を切って、木製の鍵と鍵穴をつくるような感じで、自分の持っている日曜大工用のノコギリややすりでは、こんな精密な寸法を切ったり、けずったりできなあ、でも作ってみたいなあ、そんな本だった。

このキューブというパズルは、蛇のように立方体をつなぎあわせたものを、うまく組み合わせていくと、左のような立方体になる、というもの。
なんとも面白そうなパズル。

立方体だけなら、これまでのように100均で、買ってくることができる。
しかし今回はドリルで穴を開けなくてはいけない。まっすぐに穴を開けることはできそうだが、斜め45度で穴を貫通させるには、卓上ドリルのようなもの、中学校の技術家庭科の実習で使ったような道具が入りそうだ。そこで、
家具職人をめざして準備をしている友人に頼んでみることにした。

なんと素晴らしい。 本と同じものをつくってくれた。真ん中を貫いた立方体が11個。斜め45度に穴を開けたものが16個。計27個の立方体が出来上がった。
本の説明にあるように、ゴム紐でつなぐ。ヘアピンでゴムをはさんで、本の図のように27個の立方体をつないでいくわけだ。

こんな時に、パズルの本「立法バズると思考ゲーム パズルコレクション」を発見した。

その10号にこの「キューブ」が付録としてついていたのだ。

上の写真の11号の本には、このパズルの組み立て方がのっていた。
このパズルの本は隔週に発行されているもので、さまざまなパズルの紹介と、付録が一つついていて面白そうな本だった。
ここでは「スネーク・キューブ」として紹介されていて、左の写真のような実物模型がひとつ付録としてついている。

さっそくこの「スネークキューブ」を買ってきて、「パズルをつくる」の「キューブ』と同じものなのか、違うものなのかを調べてみた。

全く同じものだとわかった。
「パズルをつくる」(1984年10月29日第1刷)の本では、著者の芦ケ原さんは「これは、10年くらい前、フランクフルトの駅近くのおもちゃやで買った。名前もメーカーもわからないパズル。ただのポリ袋にはいってだけのもの」と紹介されている。

わたしが友人に作ってもらった角材でできた「キューブ」は、木の色だけのものだが、着色するとたのしいパズルになりそうだ。

さてこのキューブの組み立て方は、3次元のものなので絵で表すのがむずかしそう。
「立体パズルと思考ゲーム パズルコレクション」第11号には、3ベージにわたる組み立て方が絵で紹介されている。この解法は現在発売中なので、ここでの紹介は遠慮することにして、30年前の本「パズルをつくる」の解法を紹介することにする。

3次元のものだから、解法の絵も、3次元的に書いてあるのがおもしろい。この図で結構早く組み立てることができた。
精密なパズルを自作するにはある程度の技術力がいるなあ、と実感。

さて次はもう少し簡単にできそうなものにしょうか。