カメラ・オブスクラ 3

ダンボールで作るカメラ・オブスクラ

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これまでキットを使ってカメラ・オブスクラを作ってきたが、もう少し大きなものを作りたくなった。 一人で楽しむだけではなく、何人かで楽しめるようなものを作りたいと思い、材料を探しているとA4のコピー用紙の箱があった。 コストコでプリンター用のA4の用紙を買ったものだ。
500枚の包みが5冊入っている箱。

32✕22✕20ぐらいの大きさ。広い面にフタがあるので、フタになっている方にレンズをつけて、そのフタを動かして焦点を合わせる。反対側にトレッシングペーパーをはりつけるようにすれば、広い画面になる。と考えて製作実行。

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レンズは前回と同じものなので、焦点距離は約10cm。箱の中央に画面が来るように考えて、箱の底の部分を4cmの長さでカッターで切込みを入れ、切り離す。

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上の左が切り抜いた底の部分。右の写真のようにひっくり返して、周囲3cmの幅で長方形を形作る。

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上の写真のようにカッターで切り抜き(左)、トレッシングペーバーをはる。これがスクリーンになる。

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表側、フタの中心に虫眼鏡のレンズより一回り小さい穴を開ける(写真左)。
虫眼鏡のレンズがずれないように、ガムテープやセロテープで固定する。

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後ろから、トレッシングペーバーをはったスクリーンをはめこむ。
このままだと同じ大きさなので、スクリーンの長い方の辺を少し短めに曲がるようにカッターで軽く切込みを入れておき、レンズのある箱に押し込んでいく。
3分の1ぐらいのところで固定すればほぼOK(接着剤でとめる必要はない、しっかりと止まるはず)。奥にスクリーがある分だけ影ができて、直接太陽の光がスクリーンにあたることがなくなり、画面が見やすくなる
さて、写った映像は、

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上下が反対になった像がうつっている。これなら、カメラ・オブスクラとはどんなものか、という説明に使えるし、仲間同士で楽しめる。 思いのほか、手軽に作ることができた。

かかった費用は、
虫眼鏡代100円だけだった。

レンズの大きさを変えたり、光の入る穴の大きさを変えたりしてスクリーン映る画像の変化を調べるなどの実験できそうだ。

 

 

 

 

 

カメラ・オブスクラ 2

オリンパスのカメラ・オブスキュラ

IMG_0295 http://www.olympus.co.jp/jp/event/wakuwaku/lesson/06.cfm

上記のホームページに、カメラのオリンパスがカメラ・オブスキュラのペーパークラフトを紹介していたので、さっそくダウンロード。

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ダウンロードしたものは、A4サイズなので指定通りに、近所のセブン-イレブンに行ってA3カラーに拡大。一枚80円だった。 大事なのは、持っている虫眼鏡(100均で買った)の焦点距離を知ること。 ホームページの説明を見てみよう。 ピンホールカメラ1

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持っていた虫眼鏡は約10cmだった。左がもともとの大きさ。右が10cmに切ったもの。

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円筒を作る。ただもともとの設計図ではどちらの円筒も同じ直径なので入らなことがわかった。切り残った紙で内側に入る筒がスムーズに動くように直径を小さくして作りなおした。

そうそう、A3の紙だけではうすいので、カレンダーの紙に貼り付けて丈夫にして工作をした。

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本体のケースも作り、こんな感じに仕上る。ここから、トレッシングペーパーとレンズを付ける。

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白い紙の筒に、トレッシングペーパー。黄色い紙の筒にレンズ。私は近くにあった黄色のビニールテープで仮止めをしてみた。

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正面側にレンズの付いた筒、裏側にとレッシングペーパーを貼った筒を入れ、二つの筒を組み合わせてスムーズに動くか確認する。

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最終的に出来上がったものが上の写真。黄色のビニールテープがちよっとはずかしい。 さて、このカメラ・オブスキュラの映り具合は?

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トレッシングペーパーに映る映像の周りが明るいため、はっきりとは見えない。前回のように、周りをフードのようなもので囲むなどの工夫が必要だ。ただ、形が今風のカメラの形なので見栄えはいいかも。ストラップを付けるところも工夫されている。

 

 

虫眼鏡代、100円。コピー代160円。後は家にあるものでできた。計260円のカメラ・オブスキュラでした。

 

 

 

カメラ・オブスクラ 1

フェルメールのカメラ箱

とてもすぐれものの工作キットの紹介。「フェルメールのカメラ箱」というもの。

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箱の裏の説明にはこんなことが書かれている。

フェルメールのカメラ箱
●カメラ・オブスキュラの簡易組み立てキットです。
●カメラ・オブスキュラを手軽に体験することができます。
●のり・はさみなど組み立てに道具は必要ありません。

カメラ・オブスキュラとは?
●カメラ・オブスキュラとは、現在のカメラの原型となった道具です。箱の前面にあるレンズを通して光が入り、反対側のガラスなどに映像が映し出されるというしかけになっています。映しだされた映像を紙に描き写すことで,正しい構図の絵を描くことができます。(ただし、挿絵のような形式は、画像が左右反転して映しだされますj。本商品も映像が左右反転します。)16世紀以降、オランダのフェルメールをはじめとする多くの画家がカメラ・オブスキュラを用いて絵を描いたと言われています。

さっそく作ってみよう。下の写真がキットの中身。手順に従って作る。

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三つの箱を組み立て、カメラの形にはめこんでいく。

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これができあがり。光が入らない工夫もしてある。 さて、どんなふうに見えるのだろう。 IMG_0206

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これはなかなかのスグレモノではありませんか。 この組み立てキットの大きさは、10✕21.5✕2(単位はcm) カメラ自体の高さは14cmくらい。 たいへんハンディなもの。

これから少し、カメラ・オブスクラのことを調べてみよう。

この「フェルメールのカメラ箱」の詳しいことは、以下のホームページで。

http://www.kokuyo-shop.jp/shop/ProductDetail.aspx?sku=4901480275864#.U7VSf6jKKIs