さよならインフィニウム L-OSAKA

科学館 プラネタリウムのリニューアルへ

私のお気に入りの一つ、科学館のプラネタリウムが来年春に新型にリニューアルする。 現在の投影機、その最後の投影会があった。
投影機の名前は「インフィニウムL−OSAKA」。「インフィニウム・エル・オーサカ」と読む。インフィニティ・プラネタリウム、無限大のプラネタリウムということらしい。宇宙船から見た星空も再現できるらしいが、私はその投影をみたことがない。

科学館は休館になっていて、プラネタリウムだけが可動していた。11月30日が最後の投影会となった。 科学館入口の前の広場は、青いLEDでなんとなく幻想的。 今回の入り口は地下だった。
この投影会はネットで知って申し込んでいた。定員300名は早くから完売だった。

ドームの中央に据え付けられたインフィニティL−OSAKA、その姿を多くの人がカメラやスマートフォンにおさめている。
この投影機は2004年より稼働している。14年間の投影で、小学校の見学で見た人も多いと思う。
私も何回も見た。以前の投影機も、その前の投影機も見た。私は自分が小学校の時に、四ツ橋にあった電気科学館のプラネタリウムとの出会いの感動がずっと続いている。

大阪市のプラネタリウムは1937年にさかのぼるそうだ。
その時のプラネタリウムがカール・ツァイス社のもの。左の写真のように独特なデザイン、フォルムがとても印象的。私もこの姿にすっかり見されてしまった一人。
1989年の10月に現在の場所に移動し、大阪市立科学館として開館している。 このときのプラネタリウムはインフィニティアルファ。現在のインフィニティ・エル・オオサカが動き出したのは、2004年の7月。
最後の投影会、解説はとてつもなく思い入れの入ったものだった。
スタッフの人、学芸員の人の熱い想いがヒシヒシとつたわってくる。みんな、館内の人も含めて、プラネタリウムが大好きなんだなあと思った。
南半球の星座、南十字星も見ることができた。これは今回の投影で楽しみにしていたもの。プラネタリウムで全世界の星空が見える、時を越えて見ることができる、というフレーズはよく聞くが、私はこの夜のように実際に体験することはなかった。
この日のような投影は、これからもやってほしいなあと思った。

上の写真はインターネットにあった南十字星。プラネタリウムの解説で、となりにあるケンタウルス座のことがふれられた。そうか、太陽系に最も近いと言われているケンタウルス座は南十字星のそばにあったのか。知らなかったなあ、大マゼラン星雲、小マゼラン星雲の投影もあった。南半球に行く機会があったら、ぜひとも見たい星や星座だ。
パンフレットに「大人向け」という説明があった。
小学生も来ていたし、星座について詳しくない人もいると思うから、事前に何を投影していくのか、順序をおって説明してほしかった。これからどんな投影があるのかと先に知っていたほうが、もっと楽しめたと思う。

パンフレットに「・・・最後の瞬間には、この投影機導入から今まで一度もしていない、でも最後だからできる、アレをしてみようと計画しています。」とあった。「アレ」とは? それが写真の「非常停止ボタン』。
さあ、このボタンを押したらどんなことになるのだろう。期待と不安が、、、、
ボタンを押した途端に、、、、ああ! 何もおきない!!
私は全館の電気が消えるとか、館内が真っ暗になるとか、と思っていたが。
でもそうなったら大変だなあ、とあとから思った。
このボタンを押して止まったのは、インフィニウム・エル・オオサカの冷却音がとまったとあとからの説明があった。ずっと冷却していたことがわかったが、非常停止と冷却とどういう関係があるのか????? 新しいプラネタリウムが公開された時に聞いてみようか。

上の写真が2019年3月30日土曜日より、リニューアルオープンするプラネタリウム投影機。 名前はインフィニウムΣ−OSAKA シグマ・オオサカ。よりホンモノに近い投影を目指すそうだ。

外に出ると、師走も近いのに空気は冷たくない。 川面に映るビルの窓の明かりは、プラネタリウムみる星とはまた違ったまたたきをし、光がゆらいでいた。