アナレンマとマザービーフ

11月23日のアナレンマ

以前に紹介した「みはら歴史博物館」にあるアナレンマの様子を見に行った。

7月に来た時は左の写真のように、丸い光の輪がモニュメントのずっと下の方に会った。
11月3日の丸い光の輪は、私の予想通りずっと上に上がっていた。

7月の太陽の高度はずっと高いところにあり、丸い輪を通る光の影は下にある。11月の太陽の高度は夏に比べて低くなる。そのため丸い輪を通る光の影は夏とは逆にモニュメントの上の方になる。
上にできる光の輪は、夏に比べるとずっとわかりやすい。
太陽の南中する高度は季節によってこんなにも違うものか、とよくわかる。

時間を追って観測してみよう。上の写真は11時31分のもの。

上の写真は11時46分。

上の写真は11時51分。

上の写真は12時0分。

上の写真は12時4分。

上の写真は12時13分。

上の写真は12時33分。

雲が動くので、太陽光線が差し込む時にシャッターを押す。
写真でみると、12時13分ぐらいのときが太陽高度が一番高いようだ。12時のときよりも高い。
均時差の表を見ると、

11月23日は14分から16分の間にある。
これだけでは私はまだまだ不安なので、12月の下旬に来てみようと思う。
太陽が8の字を描いて大空を動いている現象をもう少し観察してみたい。

 

大阪府立農芸高等学校のマザービーフ

みはら歴史博物館のホールで、農芸高校の生徒たちが自分たちの活動をまとめたものを発表する講演会が取り組まれていた。
また飼育した牛を使ったハンバーグがランチボックスとして販売されていた。
味は本物だった。家で作ったハンバーグのような食感でおいしかった。

近くに農芸高等学校があることは知っていたが、高校生が牛を育て搾乳し、「大阪産(おおさかもん)」のビーフを創り出しているとは知らなかった。
文化祭では幼稚園・小学生も体験を楽しんでいると、受付の高校生が話してくれた。 11月の上旬に文化祭があったそうだ。
よし、来年は行ってみよう。
いろんな成果のあった勤労感謝の日だった。

 

 

アナレンマ2

ここはM-Cみはら歴史博物館の裏側にある「みはらふるさと公園」。
写真は「アナレンマ」を利用した「正午日時計」。
柱の足元の影に注意。三本の柱にくくりつけられた紐に支えられた円形の金属板の影が見える。近寄ってみよう。

5円玉のように真ん中が空いた影が、地面に写っている。

5円玉のような影が動いて、目盛りのある柱に移動してくる。しかし目盛りの面が地面に垂直なため、その影は広がり、うすくなり、円形の丸い穴は全くといっていいほどわからない。

上の写真は違う日にとった写真だが、こんな感じ。
なんとなく楕円の黒い影があるのがわかると思う。この黒い影が、空中に設置されている真ん中に穴の空いた円形のプレートの影。

柱に斜めに投影されるため、その影が見えにくくなっているのだろう。
ではその付近に角度をつけて紙をおいてみよう。

写真のように、円形の影と真ん中に穴の空いた様子がよくわかる。
斜めに投影されているために、このようにはっきりと見えないのだ。

時間とともに真ん中に穴の空いた影が動いていることがわかる。
これで正午になった時がわかるという仕組みなのだ。

柱に刻まれた目盛りを見ると、12月21日頃が一番高い位置にある。
太陽高度は低いが、真ん中に穴の空いた金属のプレートと、この柱との距離が近づくため、はっきりとした円形の影と真ん中に穴の空いた様子がわかるかもしれない。

今年いっぱい、時間をかけて観察する必要があるようだ。

 

 

 

 

アナレンマ

このモニュメントは何?

丘の上にある不思議なモニュメント、もう少し接近してみよう。

三本の柱の真中付近に何かがある。

もう少し拡大してみよう。

ここは堺市立みはら歴史博物館
(M-Cみはら)にある公園。
三原ふる里公園と呼ばれているところ。

ホームページを見ると、
「カタチ造りの達人がグランドコンセプト。中世の鋳物技術者集団河内鋳物師、24領の鉄製甲冑が出土した黒姫山古墳をメインテーマとした展示と、文化・芸術に触れ交流できるホールとの複合施設です。愛称のM-Cみはらは、Museum(博物館)とCommunity(交流)をイメージしています。」
とある。

このモニュメントは、その「みはら歴史博物館」の裏側にある「三原ふる里公園」にある。

モニュメントには写真のように、三本のワイアで固定されているものがある。私には全く何かわからなかった。そばに説明があったので読んでみよう。

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モニュメントのレリーフは、鋳物師発祥の地の由来から「炎」を表現し、そこからモニュメントが生まれたことを物語っています。
また、刻の丘の位置づけから正午を示す機能も備え、中空に張られたノーモン(き針=ドーナツ型円盤)の影と、柱に刻まれた8の字の字型のアナレンマ(均時差=見かけの太陽と標準時の差をグラフ化したもの)で正午を読み取ります。
時計の12時は一つしかありませんが:この正午日時計は、季節で高さが変化し、太陽と地球の軌道関係で左右にずれ、8の字を形成します。晴れた日には、機械仕掛けでは味わえない、季節感や宇宙観を与えてくれる夢の時計で、感じることを心に刻んでください。

 アナレンマ(正午用)の味方
①月日を探す(目盛りの間隔は約10日)
②その月日の線上にノーモンの穴の光が差し込んだら正午です。
③また、数値でその日の均時差が解ります。(2分表示)
  東経 135度33分45秒
  北緯 34度32分42秒

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 なるほど上の写真のように線と文字が刻まれている。
この文字と線が刻まれている一番低いところを見ると、

6月21日が一番低いところの印になっている。これは夏至近くという意味だろうか。 逆に一番上の部分を見ると12月末になっている。冬至ということかもしれない。
アナレンマ・・・・!この言葉に記憶があった。そうだ、明石の天文台で見たのだ。

上の写真が明石の天文台で見た「正午計」。

この正午計を拡大したのが「みはら歴史博物館」でみたアナレンマを利用した「正午計」なのだ。
今日は12時をとっくにすぎている。天気の良い日の12時頃に来れば、アナレンマの現象を見ることができるかもしれない。
一つ楽しみが増えた。