新幹線で地球1/8周の旅 その1

昨年の新聞広告に、フルムーンパスを使って新幹線による日本縦断旅行の案内があったので、予約した。

上の見出しと、左の写真は阪急交通公社のホームページにあった旅の説明からとったもの。

新幹線に乗って、日本縦断というのが興味をひいた。
新幹線といえば、東京ー新大阪の「のぞみ」「ひかり」「こだま」を思い出すという、ちょっと昔のイメージなので、全国を走る新幹線を自分の目で見たいし、写真に収めることができたら、と旅に出た。

1日目は、大阪から一気に函館まで走る。

まず最初に新大阪から東京までの「ひかり460号」。「ひかり」の車体もすっかりスタイルを一新し、かつて東京オリンピックのときに走った「ひかり」は全く現代的な車体に変貌している。

東海道新幹線の楽しみの一つに、「富士山を見る」ということがあるが、残念、いいお天気なのに山頂に雲がかかり、全貌を拝むことはできなかった。

新大阪ー東京間は556.4km。
このデータは、ツアー参加者のなかのお一人が、みんなのためにと全行程の走行距離を一覧表にして配っていただいたものから借用している。
以下これからの走行距離のデータはその一覧表から引用している。

さて東京についた後は、東北新幹線「はやぶさ」に乗り換えることになる。

12時20分発の「はやぶさ」は「こまち」と連結して走ることになっている。初めて新幹線連結を見るので、これは写真に撮ろう。

緑の車体が「はやぶさ」、赤い車体が「こまち」。

二つの新幹線の連結は上のようになっている。普段は右の写真のようにスマート。

東京ー新函館北斗の距離は862.5km。東京発12時20分、新函館北斗着16時34分。4時間14分だから、単純に計算して平均時速203km。停車駅は、上野、大宮、仙台、盛岡、八戸、真青森、新函館北斗。

「はやぶさ」は時速320kmで走っている区間もあるそうだ。

盛岡駅で「こまち」を切り離し、新青森駅を通過して青函トンネルをくぐる。
在来線との共用区間は時速140kmに制限されているそうだ。
そんなこんなで、4時間と少しかかるというわけだ。

この旅の楽しみは、駅弁が2つ楽しめるということ。1日目は、「花あわせ弁当」と「炊き込みご飯弁当」。半分ずつ食べて、二つの味を楽しむという趣向。

下の写真は、青函トンネルに入る直前。

53kmの青函トンネルをおよそ25分かけて通過する。
北海道は雪の冬。雰囲気がガラリと変わる。

新函館北斗駅から在来線に乗り換えて、函館に向かう。

函館駅の構内には、「0キロポスト」函館本線起点、の印があり、「当駅は、函館本線 函館〜小樽〜札幌〜旭川 総延長458.4kmの起点です」と書かれていた。

構内の壁には、明治維新のことを思い出させるようなレリーフがあった。

在来線「はこだてライナー」に乗り換えて、今日の終着駅「函館」に向かう。

函館駅からタクシーに分乗し、今日の宿舎「湯の川温泉 湯元 啄木亭」に向かう。 途中、石川啄木の像があった。記念館もあるそうだが、今回の旅には見学する時間はなかった。

石川啄木は、故郷の岩手県渋民を「石をもて追わるるごと」に旅立ち、青森から青函連絡船で函館に入ったと言われている。
啄木が21歳の年、明治40年5月5日から9月13日の132日間を過ごした函館は、彼にとって特別な存在だったと言われている。

「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたわむる」は、この地でつくられたという説があるそうだ。石川啄木一族の墓も北海道函館市にある。
石川啄木の名前に由来する「啄木亭」で夕食。

ホテルは大学生らしい団体から私たちのようなフルムーンの年頃の人、そしてあとから外国人をのせたバスが何台もやって来た。

大きなホテルなので混雑や混乱することはなかったが、北海道がアジアの旅行客の日本観光スポットになっていることを実感する1日目だった。

今日の列車が走破した距離は、新幹線1418.9Km,在来線17.9Kmで、合計1436.8Kmであった。