ベランダで藍を育てる 2018 ①

2018年5月5日、今年もベランダのプランターに藍の種をまいた。 上の写真はそれから約1週間後。目が一面に出てきている。
今年の藍の種はこれまでのものとは違う。
ある作品展で藍染の展示があった。その時、藍の種が箱に入って展示?されていた。
欲しい人はどうぞ、という紹介文があったので、ありがたくいただいてきた。
その種だ。少し品種が違うのかもしれない。そんな期待もあり植えてみた。

左上の写真は6月はじめに植え替えをしたところ。株の間をこれまでよりも広い間隔で植えるようにした。 右上の写真は8月はじめ。すっかり葉が大きくなってきている。そろそろ1回めの刈り込みの時期だ。

8月1日に第1回目の刈り込みをした。
バッサリとカットして太陽光で乾燥させる。

藍を育てて、自分で藍染めをする作業ができるのは、この本のおかげ。
「そだててあそぼう18
アイの絵本」農文協の本。

使う薬品はハイドロサルファイトナトリウムと炭酸ナトリウム。
炭酸ナトリウムは重曹を使った。
乾燥葉100グラムに対して
炭酸ナトリウム・・・15グラムを3回分(計45グラム)
ハイドロサルファイトナトリウム・・・15グラムを3回分(計45グラム)

実際の量はとれた乾燥葉によって比例計算して、薬品の量が決まる。

乾燥葉100グラムに対して2リットルの水を注ぎ、およそ10分から15分煮る。
煮汁を布(私は使い古したタオルを3枚ほど重ねて使用)でこして、煮汁はすてる。
本には「下水にすてる」と書かれているが、私は植木のまわりにまいた。

こした葉に、もう一度水1.5リットル(乾燥葉100グラムあたり)で煮て、
そこへ炭酸ナトリウム15グラム、ハイドロサルファイト15グラムを入れて、10分から15分煮る。
においがとても強いので、換気に注意するようにと本には書かれている。
薬品が飛び散らないように注意して作業をすすめた。

液の表面がこい青色になったら煮汁をこし、バケツにうつす。
バケツにうつした液は、表面はこい青色だが、中は黄色だ。
こした葉に水、炭酸ナトリウム、ハイドロサルファイトをいれて煮たあとにその煮汁をこす、という作業をさらに2回くりかえし、藍の葉から染料を引き出す。

染めるTシャツを準備する。 綿100%のものを買ってきた。同じ綿100バーセントと表示されているが、生産国とメーカーによって色が違うのがおもしろい。
染める前に水洗いをしておく。
これで準備完了。

 

 

 

 

 

 

じゃがいもの実

5月のはじめにジャガイモの花が咲いていたということを、ブログに書いた。
そのじゃがいもは5月の終わり頃に収穫されていた。 そのときに、ジャガイモの花が実になっていることを教えてもらった。それが上の写真。

だいたい100円玉ぐらいの大きさだ。

上の写真はベランダで栽培しているミニトマト。よく似ている。
じゃがいもにトマトの実がなった、と言われることがあるらしいが、なるほどよく似ているなあ。

半分に切ってみる。これが種になるのだろうと思う。
畑のオーナーさんの話によると、実から種を取ることはないそうだ。
メインは地下にできたじゃがいもだから、じゃがいもができたらこの畑は終了。次は田植えの準備が待っているからだ。じゃがいも畑は水田に変化していくのだ。

図書館で調べてみると、じゃがいもの実について書いてある本がいくつか見つかった。

この本では、じゃがいもを種から育てていった体験談が乗っている。
著者は東京の人で、手に入れたじゃがいもの種を東京で育てることを計画する。
100粒の種から94粒が発芽するが、あとの成長はうまくいかない。著者は北海道の農業試験場に行って取材をされている、

結果は温度のようだった。じゃがいもの原産地はアンデスの高地。低い気温と昼と夜の寒暖差、それがじゃがいもにとっての成長しやすい条件のようだ。
大阪では、実ができても、種から育てることはとても無理のようだ。

北海道では、野生種のじゃがいもが育てられ、人工授粉によっていろんな品種が作られているようだ。

野生種のじゃがいもの花は上の写真のようにいろんな色がある。

じゃがいもの実も,普段見ているじゃがいもと違ってバラエティ。

野生種、原種があるからこそ、これからも新しい品種ができるわけだ。
じゃがいもの花を見たことから、「実がなったら見てみたい、その種からどんなじゃがいもができるのだろう・・・」と、いろんな興味がわいていったことが、この本で解決できた。

 

上の写真はじゃがいも畑だったところ。
今は水田になって、田植えがすみ、白鷺がエサをさがしにきている。

 大阪の気候では、じゃがいの種から実ができないこと。現実的にはじゃがいも畑は次の利用のために耕作されるので、種ができるまでにじゃがいもは処理されてしまっている。もし種ができるまで待って種を収穫したとしても、大阪の気候では種からじゃがいもになるまで育てられないこともわかった。これも収穫の一つだ。

 

 

 

ジャガイモの花

ジャガイモに花が咲いた(5月3日見つける)

駐車場のそばの畑にジャガイモが植えられている。
花が咲いているではないか。

 

これぐらいの広さの畑なのだが、上の写真に赤い丸で囲んだところのジャガイモに花がついているの

花にも種類があるようだ。

畑のオーナーさんの話にきいてみると、オーナーさんの経験ではジャガイモに花が咲くが、全部のジャガイモiではないこと、また実がなることもあるが、めったにないということだ。
じゃがいもの花と実? おもしろそうなのでもう少しきいてみると、ジャガイモの実は青い小さなトマトのようだと言っていた。
少し調べてみようと思った。

以前に「赤毛のアン」を訪ねるカナダツアーに行った時、ブログにじゃがいもについて調べたことを書いたが、もう少し本を探してみると、左の「ジャガイモの花と実」というその名もズバリの本があった。

表紙には「ジャガイモの実」と「種」の写真もあり、私の関心に応えてくれるピッタリの本だった。
この本の表紙にあるジャガイモ畑は北海道の美瑛だそうだ。一度いってみたいものだ。

ジャガイモの原産地は南アメリカ大陸で、2000年以上前からジャガイモを畑に植え、栽培し、食料にしていたと考えられている。
コロンブスのアメリカ大陸「発見」を機会に全世界に広まっていったわけだが、歴史的な経過については以前のブログ(カナダ赤毛のアンツアー33)に書いた。

ジャガイモの実は左の図のような形をしているらしい。
この「ジャガイモの花と実」の本の表紙にはそこカラー写真がのせられている。
ネットで調べてみると、「ジャガイモの実」で検索すると結構いろんなジャガイモの実の写真が発見できる。

疑問になってくるのは、そのジャガイモの実には種があるのだろうか。

花が咲き、実ができるのなら、その実には種ができているだろうか。
種ができている実があるに違いないとおもう。種ができるのなら、その種からジャガイモが育つのだろうか?

といった疑問がわいてくるのは当然だと思う。

ところで、現在の私たちがジャガイモを育てるときは、種イモをつかう。種をまくのではない。そして私たちが食べている部分は根ではない。茎である。「地下茎(ちかけい)」という言葉を習ったのは、小学生だっただろうか。中学生だっただろうか。
とにかくジャガイモは茎、サツマイモは根っこを食べていると習った。

種イモから育ったジャガイモはクローンだから、性質は同じだと予想できる。性質が同じだと、病気や害虫によって大打撃を受けることがあることは歴史が証明している。アイルランドでは多数の人が死に、アメリカ大陸などへの移民となった。ケネディ家も、ロナルド・レーガンもアイルランドからの移民の子孫だと言われている。

さて、ジャガイモの実から取れた種は、品種改良に利用されているそうだ。

1930年頃に、南アメリカに野生のジャガイモを見つける探検隊がだされたそうた。ロシア、アメリカ、スウェーデン、ドイツ、イギリスなどが探検隊を出し、ロシアの探検隊は150種類もの野生のジャガイモを発見したと伝えられている。

上の図のように種から育ったジャガイモは、親のジャガイモと遺伝形質が違っているため、多様なジャガイモになっている。
野生のジャガイモは、現在の栽培種のジャガイモと違い、花にはたくさんの花粉があるので、さまざまな性質を持ったジャガイモがとれたそうだ。
多様なジャガイモから、病気に強いもの、害虫に強いもの、味の良いもの、多量にイモが取れるもの・・・というように改良がなされていくわけだ。

日本には1595年頃に伝わったといわれている。豊臣秀吉が死んだ頃の時代だ。 オランダ商戦が持ってきたので「ジャガタラいも」「ジャガイモ」と呼ばれるようになったという。 飢饉の時の食料として広まったといわれている。 本格的に日本中に広まって栽培されるようになったのは、明治になってからで、アメリカ人などが持ってきた新しいじゃがいもの品種によって、ということだ。

花が咲いたあと、実がなるかどうか、気にかけて見ていくことにしよう。