環状線くん

テレビで大阪環状線の旅を放送している。シーズン3が終わったが、面白かったのが「大阪城公園駅」の環状線くんだった。

上の写真はホームページより引用したもの。 そのストーリーはホームページによると

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大阪城公園駅の駅員・松戸(松尾諭)が朝一番に駅のシャッターを開けると、ひとりの少年が膝を抱えて座っていた。その少年は環状線の旧車両の絵を描いた段ボール箱を頭にかぶっている。驚いた松戸は家出ではないかと推測し、保護しようと試み話しかけるが、少年(環状線くん)ははぐらかすばかりで、自分が何者でなぜこんな早朝に駅の入り口にいるのかを話そうとしない。果たしてこの少年はいったい何者なのか? 物語は予想もつかない展開に…。

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このあとの展開は書かないでおこう。いずれ再放送があると思うのでそれをたのしみにしよう。

桜も満開に近いので、そんな大阪城公園駅に足を伸ばした。
環状線くんがいるかもしれない・・・・。

 

大阪城ホールの横を流れる大川の土手の桜ーソメイヨシノーは満開だった。 クルーズも沢山の人が列を作っていた。

川沿いのホテルでランチをいただくことにした。 桜見物だけでなく、大阪城ホールでジャニーズ関連のコンサートがあるらしく若い人たちがいっぱいだった。

少しリッチな気分になってのランチもたまにはいい。

18階からのアングルで見る大阪城ホール周辺、めったに見ることのない風景だ。
二三日前の寒さがウソのような暖かさ。
桜が咲くと春がやってきた実感がする。

そして今日のようなリッチな気分になると、

 人生には三つのものがあればいい
  希望と
  勇気と
  サム マネー

チャールズ・チャップリンの言葉を思い出す。

いい記念日になった。

 

 

 

 

偏光板で遊ぼう③

前回は左にある本「偏光板であそぼう」をもとにして、「偏光とは?」ということを少し理論的に勉強した(つもり)。

今回はこの本を参考にして工作にチャレンジ。

偏光板にセロテーブをはってみる。
縦・横・斜め、四方八方どんな角度でもいいから貼りまくる。
横断的にはらなくてもいい、適当な長さで、短く切って貼ってもいい。むしろそのほうが面白みがあっていいと思う。

さてこれがどうなるのかというと・・・。

左上の写真が偏光板にセロテープをバチバチにはったもの。無色透明のまま。
それにもう一枚の何も貼っていない偏光板を重ねると、右上の写真のように色が出てくる。偏光板を動かしたり、セロテープを更に貼るとまた変化が出る。

セロテープが引っ張られて伸び縮みしたところが、偏光板のように光の通り方に変化を与えるため、人間の目には色が変わったように見えることからこういう現象になるそうだ。OPPテープでないとだめ、という本もあったが、家にあるセロテープで写真のような見事な結果が出た。

紙コップ2つ用意をし、一つには偏光板にセロテープをはったもの、もう一つは偏光板だけのものを作る。

2つのコップを重ねると、上の写真のように(写真はまだ二つ目のコップに偏光板を貼ってはいない段階だが)鮮やかな色が浮かび上がってくる。
コップに貼って動かすと、万華鏡の出来上がりだ。

この原理を活かした巨大なものが大阪市科学館にある。

向こうの風景が見える普通の窓ガラスが、あるものを通してみると、

色鮮やかなモザイクのような模様が見える。

これは「偏光ステンドグラス」と名付けられているもの。
そこには次のような解説板があった。

小型の偏光板が置いてあり、それを動かして角度を変えていくと色が変わっていくことがわかる。
偏光板の実験の大型版だ。

小さな手持ちできる偏光板を持ってここ、科学館に来ればおもしろいだろうなと思う。科学館1階のショップに私が持っているような大きさの偏光板が売っていた。
なるほど、次回は科学館で偏光板の実験をしてみようかな。

 

 

 

 

偏光板で遊ぼう②

偏光板について読みやすい本を探してみると、左の「偏光板であそぼう」(仮説社 板倉聖宣、田中良明著)が一番良さそうだった。

この本は仮説実験授業の形式を使いながら、読者に偏光板についての知識と理解を深めていくことができる本だ。
 (仮説実験授業については、「仮設社」がホームページを開いており、その説明がある)

さて、偏光板を2枚重ねて1枚をまわしていくと表面が真っ黒になってくることはよく知られている。では3枚ではどうなるのだろう。

このような問題を考える。 選択肢は
予想
ア、真っ黒く見える。
イ、少しは光が見えるようになる。

予想をもって考えていくことがポイント。さてみなさんの予想は?

斜めに重ねると、少し黒くなる。この上にもう1枚偏光板をのせると、

斜めにおいた偏光板の色は2枚のときと変わらず、3枚目においた四角形の、斜めの偏光板以外は真っ黒になった。

これはどう説明すればいいのだろうか?

本文では次のように説明されている。
「まず図のように偏光板Iに入った光を考えると、垂直方向の偏光(OY)だけが通過します。
 その光が、それと45度の角度の偏光板Ⅲに入ると、こんどは偏光の一部(OYのうちのOP分だけ)の偏光が通過します。
 そしてその偏光が偏光板Ⅱに入ることになります。
 ところが、その偏光は偏光板Ⅱと45度しか傾いていないのですから、この偏光の一部も偏光板Ⅱを通過できることになります。
 つまり、最初の偏光板Ⅰを出た偏光は、すぐに偏光板Ⅱに入ると出て来られなくなるはずなのに、二枚目の斜めになった偏光板Ⅲがあるため、その偏光の一部が向きを変えて出てくるので、3枚目の偏光板Ⅱも通過できるようになった、というわけです。」

偏光ってどんなこと?

なんとなく使っている偏光板。その偏光板の偏光とはどういうことなのだろう。

本の解説を私流にまとめてみる。
光のような電磁波は、「進行方向に直角に振動する波」(直角波)と説明されている。 太陽からの光の振動方向はいろいろな方向に振動する。上下、斜め、ぐるぐる回りながらやってくる電磁波もある。図のようにあらゆる方向に振動しながらやってくる。「進行方向に直角」だけでなく、ある特定の方向だけ振動している電磁波もある。このように「偏った方向だけに振動する波」のことを「偏波(へんぱ)」といい、光の場合は「偏った方向だけに振動する光」ということ、「偏光」という。

なるほど、ぐるぐる回りながらやってくる光もあり、あらゆる方向に振動している光から、ある特定の方向に振動する光を抜き出すのが、偏光板というようだ。

二枚の偏光板を重ねた時に、黒くなる現象を次のように説明している。

「図のように<垂直に振動する光>と<水平に振動する光>が混じった光が二枚の直行した偏光板を通るとします。もしも一枚目の偏光板が(図のように)<水平振動の光だけを吸収する向き>に置いてあると、そこを通過できるのは<垂直振動の光>だけです。つぎにその光が、縦向きに置いた偏光板に入るようにすると、その光の全部が通過できなくなってしまいます。
 このように、二枚の偏光板を直角に置くと、一枚目の偏光板を通り抜けた光は、二枚目の偏光板を通過できなくなるわけです。そこでどんな光もほとんど通さなくなるので、真っ黒に見えるようになるのです。」

そうか、光は吸収されることによって見えなくなってしまうのだな。
すべての光が吸収されてしまうと、人間には真っ黒に見えるわけなのか。
説得力のある説明だと思う。

おや? ちょっとこの説明は?、と思う人もいると思う。
これまでの説明の多くは次のようなものだった。

この絵を見ていると、格子の向きに沿って光の波がすり抜けていくようにみえる。
光の振動方向と直角の格子は、光を通さない。それがこれまでの説明だった。

ところがこの「偏光板であそぼう」ではそういった説明ではない。
「格子と同じ向きの光の成分を吸収し、それと直角の成分だけを通す」と説明している。これまでと逆の説明になっている。
実験的にはこの説明が正しいそうだ。ただこの実験結果が出る前に、上の囲みのような説明が流布していたため、それが現在も広く行き渡ってしまっていることになった。それは「電流はマイナス電荷の電子がプラスに向かって動いているのだが、説明としてはプラスからマイナスに電流は流れる」と教科書にものっているのと同じだ、とこの本で解説されている。

なるほど、この「偏光板で遊ぼう」は偏光についての最新の知識を紹介しているわけだ。

さて、今回は理論編のようになってしまった。次回はまた工作をしてみようと思う。

 

 

 

 

 

街角の写真展

ここは阿倍野区昭和町付近にある喫茶店「華」。
付近に桃山学院大学の高校、阿倍野中学校がある。

ここで毎年写真展が開かれている。このブログでも紹介している「お気楽風見鶏さん」の写真展だ。
喫茶店の奥の壁面が写真などの作品が展示できるようになっている。

ちょっとした棚もあり、小物の作品展示もできるようになっている。

風見鶏さんの作品が8点ほど展示されている。 お茶を飲みながらゆっくりと写真や作品と対話ができるところだ。
風見鶏さんのブログで紹介されている写真を中心に、厳選されたもののようだ。
季節に合わせて春、桜のイメージで構成されている。

私達が行ったときはお客さんも少ないときだった。
マスターがコーヒーを入れ、奥様らしい人がお客さんと作品を見せあっているようだ。

何か教育談義が耳に入ってくる。
「教科書で教える、教科書を教えるの違いがそこにある・・・」などなど。
昨年だったか、風見鶏さんの写真展を見に来たときは、地域の社会教育の指導員さんや町会青年部らしい人たちが熱心にイベントの段取りを話し合っていた。
学校のそばだけに、教育関係者や子どもたちの活動に関係する人たちが集まってくるようだ。

マスターが注文したコーヒーとたまごサンドを持ってきた。
暖かくて美味しいサンドイッチだった。
街角の喫茶店に、画廊のような作品展示だできるスペースがあるのは珍しいのだろうか。喧騒から少し離れてゆったりとできる空間と時間だった。

それにしても風見鶏さんの写真はますますプロ化しているなあ。
興味のある人は私のブログのブックマークにある風見鶏さんのブログを是非ともご覧になっていただきたい。写しているカメラマンの姿が想像できるような素敵な写真がいっぱい紹介されている。

 

 

髙田郁さんトーク&サイン会

髙田郁さんの「トーク&サイン会」が、北花田のイオンモールであった。

現在連載中の「あきない世傅 金と銀 第5巻 転流編」の刊行記念のイベントだ。

私はこのイベントを紀伊國屋書店のメールマガジンで知った。発売日が2月18日(奥付より)、その日のメールマガジンにこのイベントの案内が載せられていた。本をお買い上げされた人には整理券がもらえるとのこと。電話でまだ余裕が有ることを確かめて一安心。

髙田郁さんのサイン会は以前にも参加したことがあるが、ご本人の希望で写真・ビデオ撮影・録音は禁止されている。
ご本人は「キャメロン・ディアスに似ている」と言ってほしいそうだ。
会場には100人以上のファンの人が集まっていた。

お話は30分ほどの「ここだけの話」とサイン会。

サインは一人ひとりに話しかけながら、高田さんとファンの人が会話を楽しみながら、握手で終わるという、ファンにとっては最高のサイン会だったと思う。

30分といっても、内容が盛りだくさんのお話だった。
高田さんのお話によると、トークショーの前日は時計を置き、壁に向かって、話す練習をされるそうだ。「28分、ちょっとたりない」と考えたりするそうだが、今回のポイントは「これではみんな笑ってくれない!」とウケ狙いだっとそうで、さすが関西出身の髙田さん。狙いは確かで、会場はおおいにもりあがった。

初めて知ることが多くあって、直接にお話が聞けてよかった。
たとえば、この「あきない世傅」の主人公である幸は、おばさんの名前からとられているそうだ。「みおつくし料理帖」もそうだが、登場人物の名前の多くが、自分の身の回りの人の名前からつくられているそうだ。
幸のモデルになったおばさんは、若くして病気で亡くなったそうだ、「この作品の中でがんばって活躍して、長生きしてほしい」という願いがあるそうだ。でも「どうして私ばっかりがこんなに苦労するの!」と天国のおばさんが怒ってそうで、、、というお話も楽しかった。

この「あきない世傅」のシリーズは半年ごとに年2回出版されている。第5巻のあとがきにあるように、高田さんは「みおつくし料理帖」の特別号を執筆中。この「あきない世傅」の第6巻は1年ほどまたなくてはならないようだ。
「あきない世傅」の続きも読みたいが、「みおつくし料理帖」の特別号となると興味が湧いてくる。
いったいどの場面が描かれるのだろう。のえちゃんの大阪での生活だろうか?とついつい先走って考えてしまう。

ところで「あきない世傅」の主人公、幸のモデルはいるのだろうか?

これも「ここだけの話」によると、モデルは実在するそうだ。
兄弟3人の妻となり、最後は女主人として活躍した商人がいたのだ。しかもその店は大阪のだれもが知っている店・・・興味は尽きない。

高田さんは取材、調査が大好きで、様々な博物館に出向いて小説の材料となる資料を発掘されているようだ。私が興味を持ったのは「馬の博物館」。横浜にあるそうだ。
高田さんは20分の見学、と決めていったのに4時間もかけて見学したほどの惚れ込みよう。
私も是非とも行ってみたい、と思った。人類と馬の歴史というのは、昔から興味があった。そんな博物館が横浜にあることは全く知らなかったので、高田さんのトークショーに感謝。さっそくこの夏に見学に行く予定を立てた。

30分のトークはまたたくまに時間が来た。
サイン会では、高田さんは一人ひとりに話をして、作者と読者の距離を埋めようとするかのようだった。
妻は「前におあいしましたね」と言われてびっくりした、と言っていた。
私は「映画化するなら、幸はこの俳優さんというイメージはあるのですか?」と聞いた。高田さんは「私はあまり映画やテレビを見ないので、今の俳優さんはよくわからない・・・」と仰る。
私は「寅さんの大阪編での若いときの松阪慶子さんがいいと思う」と言うと、「ああ、あれはいいわね。弟をさがして、行ったら亡くなっていたというのよね?(よく知っているなあ、と私はびっくり!)私に寅さんを語らせたらうるさいわよ」と笑いながらおっしゃった。
情報収集力、すばらしい記憶力、なるほど作家の条件はここにあるのかと思った。

上の写真は当日にもらった絵葉書。
幸は大変な苦労をしていて、これからどうなるのだろう?とおもっていたが、
「笑って勝ちに行く」と書かれている。なるほど、この精神だな。

絵葉書をブログにのせていいかとおつきの人に聞く。個人的に利用するのなら大丈夫でしょう、という返事をもらったので、ここで紹介することにした。

「笑って勝ちに行く」幸を見たいので、「高田郁さん、健康でいてくださいね!」。