Snow Moon 雪月

2021年2月27日、満月。
東の空に登ってきた満月が見えた。この日の月の出は17時45分。
撮影は18時を少し過ぎていた。

拡大してみると、月のうさぎがよく分かる。少し雲がかかってきたので、下の方にぼんやりと雲が写ってしまった。

ネットでネイティブ・アメリカンの月の呼称が紹介されていた。
1月は Wolf Moon 狼月
2月は Snow Moon 雪月
3月は Worm Moon 芋虫月
4月は Pink Moon 桃色月
5月は Flower Moon 花月
6月は Strawberry Moon 苺月
7月は Buck Moon 男鹿月
8月は Sturgeon Moon チョウザメ月
9月は Harvest Moon 収穫月
10月は Hunter’s Moon 狩猟月
11月は Beaver Moon ビーバー月
12月は Cold Moon 寒月

なんとなく楽しいネーミングだ。ネイティブ・アメリカンもアジア系だからかな。

満月を見る度に、南半球ではどのように見えるのだろう、ということが話題になる。
満月に変わりはないけれど、月の模様、そう、ウサギの耳はどう見えるのだろうと。

以前に私のブログで、ニュージーランドに行ったときの月の写真を紹介したことがある。(2018年1月4日 南半球の夜空)
南半球、たとえばニュージーランドやオーストラリアではこのように見える。
ウサギの耳は下にあるのだ。

日本と比べると、左右・上下が反対になっている。
同じ月なのにどうしてそう見えるのか? そう、どうしてそう見えるのか、というところが大事なのだ。それは、地球が丸いから。
以前に書いた絵をもう一度載せておこう。

同じものをみているのだが、
地球上に立っている人間の見方がそれぞれ違っているからなのだ。
それを体験する簡単な方法が、反りくり返って見るという方法だ。

冬の星座の「オリオン座」。
ベテルギウスが左上で赤く光っている。
対象の位置にあるリゲルは右下にある。

ニュージーランドで撮したオリオン座。
ペテルギウスは右下、リゲルは左上に見える。
月と同じように、左右・上下が逆さまになっている。

南半球の人はどんなふうに星座を見ているのだろう?と思ったときは、上の絵のように反りくり返って見てみればいいわけだ。
そういうが、反りくり返ってみるのが辛くなってきたこの頃だ。

 

 

 

宇宙食?を食べよう

大阪市の科学館へ行った。 そのとき、お土産として写真の「宇宙食」を買った。
「宇宙食」といっても、本当に宇宙ステーションで食べているものではない。JAXAなどに協力してもらって、それらしいものが作られているわけだが、おもしろい。

お湯を注いで封をし、15分おいておくだけで出来上がる。

シャケのあじもほどよくついており、なかなかおいしかった。
宇宙ステーションではお湯をどうしているのだろうか、ということが食卓で話題になった。
お湯にするのは電気を使っているのだろ。
容器に入ったお湯はうまくお米と撹拌してくれるのだろうか?やはり振り続けないとお湯とお米は混ざらないかな?とか色々と考えて面白かった。

チョコレートケーキはちょっと期待はずれだった。
乾燥して、圧縮しているだけのように感じた。
固くてナイフで切ろうとすると、スパッと切れるのではなく、ボロボロ・・・と欠けてしまった。ウエハースの固いお菓子みたいだった。味は確かにチョコレート味はした。

アメリカの火星探査機が火星に到着した。
2月19日午前6時ごろだったそうだ。心配されていたパーサビアランスの着陸も無事に成功した。
このパーサビアランスは重さ約1トンというからすごい。これを吊り下げて落下しながらケーブルを放して火星表面に着陸させたというのだから、誘導はするがほとんどは自律航法システムの素晴らしさだろう。地球と火星は電波でも11分かかる距離。司令を出して返事が返ってくるのに22分以上はかかる。NASAの職員にとってはその時間は無限のように感じたと思う。

中国の打ち上げた火星探査機「天問1号」も火星の周回軌道にはいった。2月10日のことだ。
上の写真はインターネットのニュースからの引用。
中国の「天問1号」は火星表面への着陸機を内蔵している。5月には着陸を試みる予定だそうだ。
いま火星には、アラブ首長国連邦、中国、アメリカからの3機の探査機が火星の調査を開始している。

超小型衛星「ひろがり」

日本の大学生の作った人工衛星をのせたロケットの打ち上げ成功のニュースが入ってきた。2月21日のことだ。

左がその超小型衛星「ひろがり」。
写真はインターネットのSnkeiBiz から引用した。

大きさは縦横10センチ、高さ20センチというもの。
ロケットには国際宇宙ステーションへの補給船「シグナス」が積み込まれており、そこにこの超小型衛星「ひろがり」が載せられている。国際宇宙ステーションに到着したら、野口飛行士がこの人工衛星を回収することになっているそうだ。春頃に、日本の実験棟「きぼう」からこの「ひろがり」を宇宙空間に放出し、「ミウラ折り」でたたまれた暑さ2ミリの板を広げる実証実験や、地球との高効率の無線通信などのミッションを計画しているそうだ。
この衛星を作ったのが、大阪府立大学と室蘭工業大学の学生というからすごい。
こういった地道な実験が、火星探査などの大きなミッションにつながっていくものだと思う。
地球は新型コロナウイルスで暗い雰囲気だが、目は宇宙に向けて、明るい未来を見つめたいものだ。

 

 

 

 

 

 

火星探査機HOPE

アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機HOPEが2月10日午前1時すぎ(日本時間)に火星を回る軌道に入ることに成功した。
左は2月10日水曜日の朝日新聞の夕刊。
この火星探査機を打ち上げたのは日本のH2Aロケット。
昨年の7月20日だった。

火星探査機の重さは約1350キログラム。
太陽電池パネルを広げると
約300センチ✕約790センチメートルと
報道されている。
はやぶさ2の大きさは、
本体は100センチ✕160センチ✕125センチメートル。
太陽電池パネルを広げた状態では、600センチ✕423センチ重さは約600キログラムと報道されている。
はやぶさ2と比べると、かなり大型の衛星だということがわかる。はやぶさ2は軽自動車、HOPEはSUVやミニバンぐらいと考えていいのかもしれない。
日本のH2Aロケットは火星に衛星を打ち上げるだけの性能を持っていることが、証明されたわけだ。

上の写真はH2Aによる火星探査機HOPEの打ち上げ風景。美しい姿だ。

火星探査機HOPEの大きさがわかる。
上の写真な2枚ともインターネットからの引用。
探査機はアラブ首長国連邦とアメリカの技術者との共同開発と言われている。製作はアメリカとアラブ首長国連で行われたようだ。

私が驚いたのは、この計画の責任者が30代の女性科学者だということだ。
先端技術担当大臣のサラ・アル・アミリさんだ。

日本経済新聞の「アラブ初の火星探査機 科学大国の復権をめざす」を読むと、「HOPE科学部門のメンバーは、80バーセントが女性である」と書かれている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO6199010028072020000000/

インドの映画「ミッション・マンガル」と同じように女性が活躍している。

サラ・アル・アミリさんの写真は以下のホームページより

https://japan-forward.com/japan-mars-uae-2/

写真は日本経済新聞のホームページから。

何年か前、ドバイに旅行に行ったことがある。そのときに「石油がなくなったあとの国をどうするか、そのために教育に力を注いでいる」という話を聞いた。
アラブ首長国連邦はドバイのそばにある国だ。
石油がなくなった時、国を支えるのは教育、ということが共通認識になっているのだろう。
それにくらべて、日本は・・・・・ため息が出るばかり。

火星探査機HOPEは、今後は火星の1年に相当する687日間に渡って火星を周回しながら、火星の大気の温度や水蒸気、ちりなどのデータを集め、火星の天候の実態を調べるという。いわば火星の気象衛星だ。

中国が打ち上げた火星探査機「天間1号」もそろそろ火星周回軌道にはいるはずだ。
天間1号は周回機、着陸機、探査機と3つからなっているらしい。周回機から着陸機が分離し、軟着陸する。軟着陸した着陸機の中に火星の地表を調べる探査機が収納されているそうだ。
アメリカの打ち上げた火星探査機パーサヴィアランス (Perseverance) も同時期に火星に到着する予定だ。
パーサヴィアランス には、火星ヘリコプターが搭載されているというから、この探査機も楽しみだ。

さて、しばらくは火星から目が離せないなあ。