モンゴルでの乗馬体験 15

さらば モンゴル

IMG_20130910_0001
この写真はモンゴルのチンギスハーン空港で買った「モンゴルの歴史」という本の表紙。
牛20頭で引かれた巨大ゲル。この絵の後方にも同じものが二つ見える。移動宮殿と言われているらしい。
本の説明には、「王や領主はゲルごと移動していました。このような移動をするときには、多くの役牛が必要です。この移動を見た人が、動く街のように見えたという記録を残しています。」と書かれている。

この絵は前回紹介したモンゴル紙幣、1000トゥグルグの裏にかかれた絵とよく似ている。ちなみに裏の文字はキリル文字。

ゲルごと移動していたのだなあ。それにしても巨大なゲルだ。
IMG_2730_2

ウランバートル・大阪 2785km

スクリーンショット 2013-09-11 9.06.02現代の移動は飛行機。
写真はこの旅でのったMIATモンゴル航空のB737-800。ボーイング社のジェット機(全長39.5m 巡航速度829km 約200人乗り)で、関空とウランバートルを約4時間で飛ぶ。大阪とウランバートルの直線距離は2785km、時差1時間。
IMG_3057
IMG_3055
飛行機は雲の上を飛ぶ、まさしく雲海。
雲海に上がるまでに見えたウランバートル市内にある火力発電所。今日も煙がもくもくとのぼっている。大気汚染は、、、と思ってしまう。

IMG_3062IMG_3061

最後の機内食。早朝の出発だったのでこれは朝食。
ブランケットはモンゴル特産のカシミア製。もちろん降りるときには返すもの。
飛行機の影
上の写真はモンゴル到着の時のもの。空港が近づいてきたとき、飛行機の影が地面に写っていた。はやぶさのイトカワ到着の時の写真みたいなのでおもわず写した。こうしてみると、ウランバートルに一極集中するのもわかるような気がする。砂漠と草原の国だ。

さらば モンゴル。 緑の草原、白い雲、紺碧の青空、希望に満ちた子どもたちの笑顔、夢のある国。

さあ、日常の生活にもどる時間だ。

 

 

 

モンゴル での乗馬体験 14

モンゴルの文字

IMG_2729IMG_2730_2

これはモンゴルの紙幣、1000トゥグルグ。日本円にして70円ぐらい。表にはチンギスハーン、裏は移動宮殿がかかれている。表にある縦書の文字がモンゴル文字。ネットからの資料を拡大してみると、

スクリーンショット 2013-09-10 14.56.40真ん中にある縦書の文字だが、記号のように見えて、私には全くわからない。モンゴル文字の歴史は13世紀頃ウィグル文字から作られたと言われている。左から書く縦書の文字。
モンゴル人民共和国の時代ではキリル文字が使われ、民主化のあとモンゴル文字の大切さが見直され、学校でも学ぶようになったそうだ。しかし空港や街を歩いてみれば、目につくのはほとんどがキリル文字。
126
ウランバートル市内の公園にあったたてふだ。左の毛書体のような文字がモンゴル文字。右がキリル文字。
このたてふだにはなんて書いてある?
127実は日本でもよくみるたてふだだった。
モンゴル文字とキリル文字で書いてあるたてふだのすぐそばにあったたてふだがこれ。

世界人類が平和でありますように
May Peace Prevail On Earth
と書かれているのだ。

モンゴルの文字について調べてみると、1921年に社会主義国になったあと、1942年にモンゴル文字が廃止され、キリル文字が使われるようになった。キリル文字はロシア文字でおなじみだが、モンゴルの言葉はこのキリル文字だけではすべての発音が表記できないので二つの母音をあらわす文字が付け加えられている。
*モンゴル文字とはどんなものか興味がわいて、もしI-Phoneをもっているなら、App Storeで「モンゴル」と検索すると、モンゴル文字のエディタやカレンダーなど無料のアプリがでてくる。さすが!とアプッル社の今はなきジョブズに感謝してしまう。

根の深い木(韓国歴史ドラマ)

根の深い木 「モンゴルにはもともとモンゴル文字という文字があった。しかし旧ソ連との関係でモンゴル文字を廃止し、旧ソ連が使っていたキリル文字を使うことになった。キリル文字だけではモンゴルの言葉をすべて表現できないので二文字追加した。」ということを知ったとき、以前に見た韓国ドラマの「根の深い木」を思い出した。これはハングルを創ったセジョン大王の話。ハングルを完成させるまでの苦労がよくわかった。全24話なので多くの人が見るといいのにと思い、紹介してきたが実際に見た人が少ないのが残念。
「漢字で表しきれない朝鮮の風土から生み出された音声を表すために、ハングルという表音文字が作られた」という考え方や過程がよく表されているドラマだと私は思った。

モンゴルは自分たちの文字、モンゴル文字を捨て(させられ)キリル文字を使うことで自分たちの音声を表すように努めた。そして約50年、民主化のあと自分たちのもとからの文字を復活させようと学校でも教えるようになり、公用語としてモンゴル文字の復活を試みているが、50年の時間はその実現を妨げているのが現実らしい。またモンゴル文字の弱点は横書きできない、ということもあるらしい。

民族が持つ言葉、文字、言語とは? モンゴル文字を通じてそんなことを考える機会になった。

 

 

 

モンゴルでの乗馬体験 13

モンゴルでの食事

IMG_2661IMG_2677
IMG_2678
この三枚の写真はフラワーホテルでの食事。一枚目は初日の中華料理。あとの二枚は次の日の朝食。このホテルは日系のホテルなので日本人向きに調理してくれている。朝も野菜があり、全く日本のホテルと違和感がない。違うのはコーヒーはインスタントコーヒーが用意されていたぐらい。

 

IMG_2777IMG_2778
IMG_2775
ゲルでの一日目の夕食。昨年に比べて野菜が多くなっている。デザートには甘いお菓子。このお菓子はウランバートル市内のスーパーで買うよりも美味しいらしい。
ツアー参加者はおみやげとして、このゲルで働く人達やモギーくん、ボギーちゃんに日本から持ってきたお菓子を渡す。日本のお菓子は好評。お水はもちろん有料。モンゴルのビールも美味しい。(水が2ドル、ビールが4ドルぐらいで、ほとんどドルで支払った)

IMG_4091IMG_4093IMG_4092
ゲル二日目のメニユー。味付けが昨年に比べて日本人むきになっている。お皿の盛り付けもゲルのキャンプとは思えないぐらいにおしゃれ。ここは新しいゲルなので調理スタッフも充実しているみたい。「野菜が多くなっている」と何回も書いたのは、モンゴルの人はめったに生野菜を食べない。なま物を口にしない。基本は肉食、羊料理らしい。モンゴルでは「生の肉を食べると狼になる。生野菜を食べると牛になる」と言われていると、ガイドブックに書いてあった。

モンゴルといえば馬乳酒

IMG_2879このモンゴル旅行では本当のモンゴル料理を体験することはなかったと思う。日本人向きに調理し、味付けたものだったと思う。
唯一「馬乳酒」が地元の人が普段作っているものを飲むことが出来た体験だった。
右の写真は馬主さんが持ってきてくれた馬乳酒。
乗馬ライセンス2級のこのツアーの添乗員さんがみんなに入れてくれた。
ウィキペディアによると「馬乳酒(ばにゅうしゅ)とは、馬乳を原料として主にモンゴルなどウマ飼育が盛んな地域で作られ、主に同地域で飲まれているエタノールを含んだ乳製品の1種である。また、馬乳に含まれる乳糖が酵母によって発酵することでエタノールを生じているため、醸造酒の1種と考えることもできる。なお、このエタノールを生成する発酵と同時に乳酸菌による乳糖の乳酸発酵も進行するため、強い酸味を有する。」ということで、本当に馬の乳から作ったお酒なのだ。モンゴルのガイドさんはアイラグと言っていた。ヨーグルトのようにごくごく飲んでいて、お肌にいいからと笑っていた。残った馬乳酒はこのゲルで働く若い女の子たちが喜んで飲み干してしまったと、翌日添乗員さんが言っていた。
馬乳酒の歴史は古く、マルコポーロの記録にも載っているそうだ。しかし日本人は下痢をおこしやすく、日本に持って帰って(発酵し続けているので、トランクで爆発しても影響ないように布やビニールで包んで)一口飲んだらすぐにトイレに走ったという経験談も聞いた。
IMG_2882 ゲル最後の夕食は馬主さんが馬乳酒を持ってきてくれたおかげか、乾杯、乾杯の夕餉となった。
モンゴルの人たちは見ている限りよく食べ、よく飲む。
人と人との交流はまず食事から?
美味しいものを食べ、おいしい空気を吸い、馬に乗って駆け巡る乗馬体験ツアーは体にいい。
草原での雷鳴や稲光、ゲルをうつ雨音、二重に見える虹、濃紺の夜空に輝く大きな北斗七星とカシオペア、大阪で見るよりも中天高く光る北極星、ここでなくては体験できない大自然。そして小型だが馬力と持久力のある、可愛い顔をしたモンゴルの馬。
モンゴルの草原に癒やされる人は多い。